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魚介偏愛

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暑苦しい魚介への愛を語ります。
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鮭を一尾、丸ごと食べ尽くす!2023

鮭を一尾、丸ごと食べ尽くす!2023

今年もやって参りました、秋のお楽しみ恒例行事「鮭食べ尽くしの会」開催致しました。

この会は、普段切り身でしか食べることのない鮭を丸ごと一尾買って来て、捌いて食べ尽くしてしまおう!という趣旨の会です。

昨年の様子はこちら↓

捌くのは私が担当しますが、お腹を開いて筋子を取り出していくらを醤油漬け、塩漬けに。

今年も大変美味しく、盛り上がりました!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

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鱧を一尾、丸ごと食べ尽くす!

鱧を一尾、丸ごと食べ尽くす!

不定期開催のお魚食べ尽くし会、今回は久しぶりに気の置けない友人達との開催です。

夏は鱧を食べ尽くします!

夏が旬の魚は数あれど、個人でしかも関東ですとなかなか食べる機会が無い鱧。
しかしお魚に力を入れている大きいスーパーや百貨店の地下に入っているお魚屋さんなどでは最近割と手に入るようになって来ましたね。

事前に使う日が決まっていれば、お魚屋さんで注文しておくと確実です。
私は馴染みの仲卸さん

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イワシ手開きの会:イワシだけで何品作れるかチャレンジ

イワシ手開きの会:イワシだけで何品作れるかチャレンジ

魚食押し活動の一環として、不定期開催しているお魚食べ尽くしの会。

今回のテーマはイワシです。

過去の食べ尽くし会についてはコチラ↓

基本的に春夏秋冬、各季節の旬のお魚で普段なかなか身近で買えないお魚や、手軽に買えるけど捌いたことがない、などのハードルを下げたり、自分でさばくからこその食べ方をご提案したりしています。

今回は気軽に買えるけれど処理のハードルが高いイワシを捌いて色々なお料理にし

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ヒラスズキを一尾、まるごと食べ尽くす!

ヒラスズキを一尾、まるごと食べ尽くす!

恒例となって参りました、食べ尽くしシリーズ。

今回はヒラスズキです!

過去の食べ尽くしはコチラ↓から

例によって、いつも高級魚を惜しげもなく送ってくれる釣り好きの友人からのいただきものです。ありがたやー。

ヒラスズキとスズキの大きな違いは名前の通りの体格です。ヒラスズキは体高が広く平らな体型なのでヒラスズキと言うそうです。

では早速さばいていきましょう!

※今回は我が家での自家消費につ

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鯛を一尾、丸ごと食べ尽くす!

鯛を一尾、丸ごと食べ尽くす!

桜鯛の季節です。

四季折々に旬のお魚食べ尽くしの会をやっていますが、春は年度末だったり新年度だったりでなかなか予定が立てられず開催できていませんでした。

ぼちぼち子供達に手がかからなくなってきたので、念願叶って今年は開催出来ました。

春が旬のお魚は色々あるのですが、やはりまずは魚の王様、鯛で開催しました。
王様だけあって、苦手な人が少ないですし、何よりも美味しいのが正義です。

養殖も盛んな

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カワハギを一尾、さばいて食べ尽くす!

カワハギを一尾、さばいて食べ尽くす!

不定期開催しているお魚食べ尽くしの会、今回は冬の魚。(2022.11.26に開催しました)

色々悩んだ末に選んだのは、カワハギです。

他にも候補が鱈、あんこう、ぶりなど1人では買えない大物がいくつか上がったのですが、メンバーと相談して、カワハギに決まりました。

カワハギは旬が2回あり、身を食べたければ脂が乗る夏、肝を食べたければ肝が肥る冬が旬です。

身も美味しいとは言え、カワハギはもともと

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幻の高級魚を食べ尽くす!白甘鯛リターンズ

幻の高級魚を食べ尽くす!白甘鯛リターンズ

先日、一生に一度食べられるかどうかの高級魚だと思ってありがたく食べ尽くした白甘鯛。

(その時の様子はこちら↓)

なんと、まさかのお代わりが届きました!!!

いつも新鮮なお魚を送ってくれる釣り好きの友人からです。いつもありがとうございますありがとうございます!

しかも今回は、前回よりもカタの良いものです。50cmオーバー、およそ2kg。
一般には出回らないうえ、通常はある程度以上の料亭にしか

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鮭を一尾丸ごと食べ尽くす!:2022

鮭を一尾丸ごと食べ尽くす!:2022

すっかり秋の恒例行事となりました「鮭一尾丸ごと食べ尽くす会」(以後:鮭会)、今年も無事開催出来ました!ありがとうございます!

2年ぶり5回目の開催となりました9月開催は何と天候大荒れで前後を台風に挟まれた日程だったため、鮭の入荷が無いかもしれないとの状況で開催が危ぶまれたものの、師匠がお手配下さりなんとか開催することが出来ました。
ありがとうございますありがとうございます。豊洲に足を向けて眠れま

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幻の高級魚、白甘鯛を食べ尽くす!!

幻の高級魚、白甘鯛を食べ尽くす!!

持つべきものは釣り好きな友人。

なんと徳島に住む友人が釣った白甘鯛を送ってくれました。存在自体は知っていたものの、実物を見るのは初めてですし、もちろん捌くのも調理するのも初めてです。

うぉぉぉぉ、テンション上がるわー!!

もう大変な別嬪さんでございましょう?

「ホントに白いわー!」

などと撮影を楽しむのも束の間、せっかくの新鮮な白甘鯛ですから、とっととさばいて美味しく頂いちゃいましょう!

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私が1番好きなイカの食べ方:イカの湯引き

私が1番好きなイカの食べ方:イカの湯引き

イカ、お好きですか?

イカは種類の違いで一年中美味しく食べられる珍しい魚介の1つです。

イカソーメンやお造りなど、生で食べるもよし
イカ焼きやイカ飯など、煮ても焼いてもよし
天ぷらやフライなど、揚げてよし

どう食べても美味しいイカですが、私が1番好きで1番簡単なイカの食べ方をご紹介したいと思います。
イカがお好きなら、笑っちゃうほど美味しくて気に入って頂けるんじゃないかと思います。

では、

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まだ捨てないで!その頭と殻:なんちゃって海老のビスク風スープ

まだ捨てないで!その頭と殻:なんちゃって海老のビスク風スープ

甘海老や赤海老など、尾頭付で買った時の海老の頭と殻、どうしてますか?
捨てちゃいます?

1番簡単なのは、水から煮出しておみそ汁にすると海老汁になるんですが、毎回同じではね…
そんな時におすすめしたいのが、このなんちゃってビスク風スープ。

難しく手間がかかりそうなビスクスープっぽい海老のスープが、おみそ汁と同じくらい手軽に作れてしまうので、よろしければお試し下さい。

今回はお刺身用の甘海老の頭

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スーパーにアラがあったら迷わず買って!もう怖くない!:酒蒸しとあら汁の作り方

スーパーにアラがあったら迷わず買って!もう怖くない!:酒蒸しとあら汁の作り方

スーパーの鮮魚売り場の片隅に、鯛の頭(カブト)や中骨だけのパックが置いてあるのを見かけたことはありませんか?

魚の部位としては「正身」に対して「アラ」と言う呼び方をします。

お魚屋さんや料理屋さんでは商品にならなかったり、してもかかる手間の割にお値段が付けられないので捨てられてしまうことが多いのですが、目のまわりや胸びれまわりなどには食べられる身がまだたくさんついています。

調理の仕方を知ら

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私が1番好きな炊込みご飯:鯛めしの作り方

私が1番好きな炊込みご飯:鯛めしの作り方

私と娘が1番好きな炊込みご飯、それは…

鯛めしです。

お祝い事の定番メニューですし、鯛を尾頭付きで炊込むのは勇気が要りますし、何よりせっかく炊き上がったのに、チマチマと骨を外して混ぜるまで食べられないので、ハードルの高い料理の1つなのではないかと思います。

ところが、ですよ?

普段の食事には尾頭付きなんて必要ないので、切り身で作ったら「なんて簡単なの!」と驚いてしまいます。

真鯛の旬は春

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#冬はからめて:切り身で出回る冬の魚はタレをからめてふっくらジューシー

#冬はからめて:切り身で出回る冬の魚はタレをからめてふっくらジューシー

冬が旬のお魚って、大型の魚が多くて切り身で並んでいるものが多いですよね。
ブリをはじめ、タラ、サワラ、銀ダラ、メカジキなどがあります。

今回は、切り身のお魚を美味しく召し上がって頂く方法をご紹介します!

第一回 春はあげもの

第二回 夏はにる

第三回 秋はごまだれ

と言うわけで、からめます。

魚の切り身って、下拵えも何もなくすぐに焼いたり煮たりして食べられる手軽さが魅力ですよね。
でも

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