マガジンのカバー画像

映画:感想

8
運営しているクリエイター

記事一覧

映画:感想『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』(※ネタバレあり)

映画:感想『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』(※ネタバレあり)

※この感想はネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方はお読みにならないでください。

小学生のころ、夕方の日テレの帯アニメ時間帯は欠かさず観ていた。
私のオタク気質はそこに端を発すると言って間違いない、自分のベースとなる部分にあるもので、その中でも故郷的アニメは、ルパン三世と、このシティーハンターである。

ちなみに、今は、十分すぎるくらい歳をとったので「もっこり」「一発」が、何を指すのかはっきり

もっとみる

映画:感想『十二人の死にたい子どもたち』(※ネタバレあり)

※観る前の映画のネタバレが苦手な方はお読みにならないでください。
※観た結果この映画がお好きな場合、本レビューで不快になる可能性があることを最初にご了承ください。

…と、現代人的な前置きした上で。

「映画を観たい」と思うのは何によることが多いだろうか。

TVのCM、他の映画の上映前のCM、キャストによる番宣、SNSによるPR…相当な映画ファンでない限り、映画専門誌等はそんなに買ったり観たりは

もっとみる
映画:感想『ボヘミアン・ラプソディ』

映画:感想『ボヘミアン・ラプソディ』

例えば、この映画が、誰かにとって、QUEENの「人」についてを初めて触れる映画だったら、フレディという人がこういう人なのか、こういうメンバーなのか…という理解に、素直に繋がってしまうかもしれない。

伝記的映画であるのの難しい側面が色濃く出たのがこの作品かもしれないなあ、と、これは、現時点でいくつか映画評を聞いたり見たりして「難しく」考えている点である。
いくつか「史実」と違う(らしい)ことがある

もっとみる
映画:感想『太陽の塔』

映画:感想『太陽の塔』

10年ほど前から、大阪万博の年に物心ついていて万博へ行けていたらどんなに良かっただろうかと、持っていてもしょうがない後悔に似た思いを私は持っていた。
現在30代の私は、生まれてすらいないのだから、それはそれはお門違いの後悔なのだが、どうしても、万博の一部だったころの太陽の塔…地下から胴体を上がって腕から屋根へ出る、その全てを見てみたかったと思う。そしてそれはもう叶わない憧れとなって、ふよふよと漂い

もっとみる
映画:感想『コーヒーが冷めないうちに』(※ネタバレあり)

映画:感想『コーヒーが冷めないうちに』(※ネタバレあり)

「何度でも 許されていいから」
この映画の主題歌はYUKIの♪トロイメライ。
公式パンフによれば、YUKIちゃんが原作も映画もご覧になって描かれた曲だそうです。この映画の主題、ぴったりだなぁと、早速、iTunesで購入して聞いております。

最近見た映画の予告編で必ず、この映画の予告が流れていて、第一印象は「あー、泣ける系なのね。」という印象を持っておりました。
そこまで気になっていたわけではない

もっとみる
【映画】感想:『検察側の罪人』

【映画】感想:『検察側の罪人』

珍しく、公開すぐに観た。
実のところは、本命映画の上映時間を逃して次は3時間後…待つか、違うのにするか、という選択の中で、次点で見たかった映画を選んだ、という次第ではあるのだが。

…こういう映画を見た時に、重要キーワードに「歴史的エピソード」が出てくることがあるが、この映画もそうだった。そういう映画を観た時いつも、観ている最中に「しまったー」と心の中で叫んでいる。

本編とは直接関係なくとも、そ

もっとみる
【映画】感想:『聲の形』

【映画】感想:『聲の形』

映画で苦手なジャンルがあるんですよ。

「ノンフィクション感動系」と「恋愛系」。避けて生きてます。

『聲の形』…実は、ざっくり印象とざっくり人の言葉だけで、めっちゃ避けるやつやーって食わず嫌いだったのですが、いろいろ規制のあるNHKさんでノーカット(NHKさん故にCM中断なし)でやるっつーことで、録画をしとりました。

前述の通り、苦手ジャンルの可能性も高いので、若干にアルコールをたしなんで、A

もっとみる
【映画】感想:『カメラを止めるな!』(※ネタバレあり)

【映画】感想:『カメラを止めるな!』(※ネタバレあり)

☆プレビューで出てしまう部分はユル記載、本文はネタバレあります☆
☆トップ画像はチネチッタに貼っているサイン入りポスターです☆

2回、観ました。
1度目は、まだ3館くらいでしかやってなかったときに、川崎チネチッタで。
2度目は、全国上映になったのちに、近所のイオンシネマにて。

私の”仲良しくん”から、観ないとヤバイ、と激押しされたので、最初は「そこまで言うなら…」くらいの軽い気持ちでした。

もっとみる