ロマネスコ
ひたすらクルクルと四角い立体が続くサイケデリックな野菜ロマネスコ。
少しずつ国内でも認知され始めているように感じますが、それでもまだ知らないという方も多いようです。
今回は、そんなロマネスコについて調べてみました。
ロマネスコとは
ロマネスコとはアブラナ科アブラナ属の一年生植物でカリフラワーの一種です。
日本で呼ばれている「ロマネスコ」はBroccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ)からの由来。
日本には明治初期頃に伝わったそうですが、当時はあまり普及せず観賞用として扱っていたそう。
戦後1960年代、洋食が家庭に広まった頃に日本でも栽培されるようになっていったそうです。
日本での流通量は少ないですが、福岡県と宮城県を中心に栽培されておりヨーロッパでは人気が高いとのこと。
旬は11月下旬~2月上旬頃と言われていますが、年々気候が変わっているせいかサイトにより記載時期が異なっていました。
参考⇒ ロマネスコ、旬のやさいカリフラワー
ロマネスコとの出会い
私が住む自宅から車で15分程度のところに、地元野菜が並ぶ大きな直売店があります。
そこでは地元野菜をはじめ、全国各地で採れる少々特殊な野菜や果物なども一緒に並んでおり、ロマネスコはもちろん以前ここでご紹介した柑橘類の はるか もここで出会ったものでした。
ロマネスコは数年前に母が初めて買ってきたのですが、手に入れた日はそれはそれは得意気でした。
「今日はすごい野菜を買ってきたよ!」
見せられたものがあのクルクルの塊。
はっきり言ってサイケデリックな観葉植物にしか見えません......。
何なら、ちょっとシリコン感もあります。
「これは食べて大丈夫なのか?」と怪しんでおりましたが、茹でるとあのシリコンのような無機質さは消えており、まさにカリフラワーの質感そっくり。
カリフラワーと同じ食感で、ロマネスコ自体にはこれといって味は無いのですが
緑黄色野菜ならではの栄養が摂れるメリットがあるのと、料理の中にこちらが添えられていると面白いのではないかと思います。
ロマネスコの認知度について
ブロッコリーの作付面積に対しカリフラワーの作付面積はほんの10%だそうです。
そこから更にロマネスコの作付面積は......と考えると、国内ではまだあまり浸透していない(日本ではブロッコリーやカリフラワーの方がどうしても根強い)野菜なのだということを今回調べていく中で知りました。
私も数年前にようやく知ったばかりなのと、ちょっと変わった食材を使用したおしゃれなカフェへランチへ行ったりなんかしても、ロマネスコが出てきたことはありません。
旬が年々ズレているのか土地によって異なるのか不明ですが、今現在でも手に入る可能性は充分にあると思うので、気になった方はお取り寄せなどして食べてみてください。
例えば「ロマネスコ」とかいうタイトルの曲(しかも若干サイケデリック)が流行ったら急に認知され始め、野菜のロマネスコも売れ出すかもしれません......。
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