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認知症の両親二人を介護しながら、自らも病と戦いながら、必死に生きる必生(ひっしょう)の…

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認知症の両親二人を介護しながら、自らも病と戦いながら、必死に生きる必生(ひっしょう)の日々。 即興ピアニスト、ジェロントロジスト

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バ―ソナルソング

以前にも、お話しましたが、音楽が記憶を甦らすことがある。 かなり、話題になったドキュメンタリーなので、見た方も多いと思いますが、まだの方は、是非、みてほしい。 介護の方の青春時代の歌をどんな状態であれ、聞かせてあげて欲しい。 たとえ、わからなくても、身体は反応することをこのドキュメンタリーは、証明している。 音楽は、脳の制御を外すのかなと、体操も音楽ありと音楽なしでは、かなり運動の可動域が、違う。 大好きな歌を歌ってあげながら、オムツを変えられたら、少しは、お互いに

    • 日々是休日

      先月の魔の猛暑襲来ですっかりへばってしまった。 なんとか朝方の唯一の睡眠タイムも母親のモ―ニングの声がけでおこされる。 おまけに、左足にピンみたいのが、刺さり、それが原因で雑菌がはいり、腫れてしまい、歩けない状態。 ほとんど睡眠がとれないから、治るものも治らない。 やっと少し、涼しくなってなんとかリカバリーしてきた。 やはり、人間は、栄養、運動、呼吸睡眠が欠かせないが、やはり、最近、ますます、睡眠がまずベースだと思いが強くなった。 自分のすべての臓器に、人に対しても

      • 猛暑襲来

        とにかく、命の危険を感じながら猛暑の日々をおくっている。 まったく何にも動けなくなり、集中もなく、力もない。 父親のおむつ交換も休み休み。いつも10分くらいでおわるが、なんやかんやで一時間。 熊谷は、過去全国一位の41、1℃の記録をもっている。 この時は、冷房も効かす、まわりの空気が暑すぎて、冷やせなくなり、冷蔵庫がダウン。 冷蔵庫のまわりに、三台の扇風機で囲み、一晩中冷やしてやっと復活した。 今回は、ギリギリ夜の温度が少し、昼より若干さがるので、冷蔵庫は、頑張っ

        • 危険がいっばい27

          日曜日の夕方に、近くのス―パ―の買い出しから、帰って来て、水道をひねっても水がでなかった。これから、夕飯の準備をしなくてはならないし、認知症の父親のおむつ交換が頭をよぎった。 たまたま、水道の支払い口座を変えるので、預金をすべてゼロにして、ゆうちょ銀行に移行の準備をしていた。 銀行側からはんこの話になり、移行は、ペンディングにしていた。 その間は、振り込みで対処していた。  止まったのは、支払いがとどこおったからか、とにかく、日曜日だが、振り込みすれば、解除してくれると思い

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          映画「エルヴィス」

          7月1日レジェンドエルヴィスプレスリーの映画[エルヴィス〕が公開される。。 普段、エルヴィスを知らなくても以外と曲は、流れているのです。 最近では、キリンビールのCM,ずっとロングランで採用されており、今は、吉永小百合さんが出てらっしゃるバックで流がれているのが"A Little Less Convasation "というカッコいいナンバー。 キリンさんは、相当気に入っているのかずっと採用している。 年中いろんなCMでながれているのが、"Love me tender"  サッ

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          檸檬

          最近、檸檬ブ―ムなのかやたら、飲料に使用されている。 ファンタプレミアムシリーズにも最近でた。 ポテトチップスとコラボして瀬戸内檸檬が採用されている。 しかし、飲料では、酸っぱすぎて、甘くしているものがほとんどだ。 そんな中、ポッカキレ―トレモン無糖スパ―クリンクがお気に入りだ。 変に甘くなくすっばいが好きな人にはたまらないと思う。 そして、ずっと復活を密かに待っているものがある。 それは、レモンパイ。 パイ生地にちよっと、すっばいレモンババロアがはさまっている。 あれほど

          檸檬

          介護力〓人間力

          最近、あらためて思うことがある。 介護をするには、相手の状態をどれだけ理解できるかの人間力にかかわるものだと。  認知症の母親を見てると、すぐに忘れてしまうことが、ある意味、瞬間瞬間を生きているというとらえ方をすると、それを忘れて、ずっと同じと思って反応しているのは、介護者の僕の方だ。 さっき話したばかりで聞いてなかったのかと、同じ事ばかり言わないでとついそれに我慢ができず、反応してしまう。 なにもこれは、介護でなく、普通のコミュニケーションでも陥ることだ。 すべて

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          ハエ取りグッズ

          最近、暑くなり、ハエが外から入って来て、電光石火のように勢い良く飛んでいる。 そこで、ハエトリを調べて見ると、昔のラ―メン屋台で良く見た床体操で使うぐるぐるしたリボンのような業務用のハエトリを見つけた。 そして、リボンタイプに加え、お香のよいに粘着の強いストローを立てて、誕生日のケ―キのように4本同時にたてられるものを購入した。 こちらは、テ―ブルの上に置き、食べ物にめがけてくるハエを捕まえようとするものだが、以外と掴まらない。 先のリボンタイプは、ピンでとめて吊るす

          ハエ取りグッズ

          発想の原点

          認知症の母親と話していると、あまりに突拍子もないことを言い、驚かされる。 最近、施設から帰ってくる自分の旦那がわからなくっている。当然。僕もわからず、旦那ということもある。 ただ、名前を言うと息子の存在がわかるのだから面白い。 ベッドに寝ている父親を指して、あなたの旦那様でしょと話すと、ぽかんとした顔で、"わたしは、男よ" 発言。 思うに、わたしは、男だから、この人は、旦那でないと言いたいらしい。 これには、流石に思わず笑ってしまった。 "ほんとに!xxxxxついてないんだ。

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          マイナンバーカ―ド

          認知症の両親のマイナンバーのカ―ドの申請をずっと先伸ばししてきた。 その理由は、本人が市役所に行くことと写真をとらなくてはいけないので躊躇していた。 コロナも重なり、アプリで申請できるようになり、やっとこぎつけた。 しかし、受け取りは、本人確認をしなければいけず、代理にするといろんな面倒な手続きが増えるので、まず母親を市役所へつれていった。 二年くらい外に久しぶりに出て、なんとか玄関の門まで歩いてタクシーに乗った。 本人の確認の為、氏名、生年月日そして本籍。それも若

          マイナンバーカ―ド

          思い込みの落とし穴

          認知症の母親は、いよいよ息子の名前を忘れはじめた。名前を言うとああと気づくのでまだましかも知れない。 ごはん食べ終わると、忘れてしまうというより、一口食べると、その食べていること自体を忘れ、目の前に見えるものに手を出す。  しかし、最近、同じことの繰り返して聞くスパンが早くなったので、まったく自分の行動がわからない感じだ。 いろんな会話をしているので、ある程度その瞬間は、理解していると思っていたが、実際は、僕も思い込みで聞いていたのである。 認知症の母親は、良く自分が言っ

          思い込みの落とし穴

          食品ロス

          我が家も食品ロスが出る。 その原因は、作ろうと思って、賞味期限が短い安売りの食品を買ったが、いろいろ忙しく作る時間かなく、賞味期限を越えてしまう悪循環によりロスになる。 また、思ったより塩辛く、かたいのは、認知症の両親には、かめなくて食べられないことが多々あった。なかなか見た目では、わからないので買ってしまう。 もうひとつは、買い出しは、一週間に一回でどうしてもたくさん買ってしまい、一週間を越えてしまう。肉類の持ちは、短いし、冷凍して解凍する時間は、あまりないので、本当

          食品ロス

          多種多様

          ス―パ―の大手が開いた新店舗。対象を庶民的なものから高級層まで、幅広くし、いろんな商品を扱うという。 トマトだけでも、一個から箱入りまで約50種類のトマトを売っている。 ミニトマトの4x4の箱入りがなんと3000円もある。 多種多様でよいが、在庫の売れ残りを心配してしまう。 SDGsの時代になり、それでもこんな形態をとっていることは、やはり、根本的システムを考えを変えない限り難しいと気づかされる。 ほどよいあんはいという言葉もあまり聞かなくなった。 そういう意味で

          多種多様

          瞬間勝負

          最近の若い人は、曲のイントロを飛ばして聞かないし、聞いても倍速モ―ドを使用するという。 音楽を作ってきた人間としては、なんとも寂しくなる話だ。 年々、イントロは、短くなり、YOASOBIの出現により、全くなしで歌がはじまる革命が起こった。 さすがに、倍速は、今だ受けいられないが、イントロ飛ばしは、必ずしも全部でなく、お気に入りは、普通にちゃんと聞くということを知り少し安堵した。 要は、自分の聞きたい部分をこの瞬間に聞きたいのだ。 つまり、惹き付けられる作品でなく、心に響いて

          瞬間勝負

          空豆

          空豆の名前の由来は、あの大きな房が空に向かって伸びるからだそうだ。 その採りごろは、伸びた空豆が頭をたらしはじめたところが一番。 オクラも綺麗な花を咲かせ、同様に天に向かって実がなる。 ひと花さかせて、天を仰ぐ、自然界は、いろいろ見せてくれる。 まずは、下向きでなく、青空を見上ていこう。 まず、基本の姿勢は、ここからと空豆の写真を見て思った今日この頃です

          空豆

          危険がいっぱい26

          綾小路きみまろさんの漫談の中に、ブラックジョ―クで、"人は、おむつではじまり、おむつで終わる。おしめ―だ"がある。 認知症の両親を見ると、明らかにだんだんと子供に戻っていくようか気がする。 認知症の母親は、瞬時に忘れていくから、ご飯を食べながら、他のものにすぐに気をとられる。 先日、目の前の醤油やソ―スをチュウチュウと吸っていた。急いでとめた。 認知症の父親の方は、施設に行く日の朝、ひげそり器を手渡した。 以前なら、自分である程度できていた。 ひげそりは、携帯でき

          危険がいっぱい26