風戸涼

フリーのフォトグラファーとして仕事をする傍ら、推理小説を書いてます。 https://…

風戸涼

フリーのフォトグラファーとして仕事をする傍ら、推理小説を書いてます。 https://www.amazon.co.jp/~/e/B0C38LDWHB

マガジン

  • ペンの雑記帳 Olympus-Pen

    ハーフサイズのフィルムカメラ オリンパス ペンFとDで撮影した写真を掲載しています。

最近の記事

益子点描 富士フイルムX-T5で撮る陶芸の街

    • 目黒川の桜

      • Carl Zeiss Planar 50mm F2 ZM

        実はこのレンズ、もう手元にありません。 去年の秋に買って、ライカM2につけて撮影をはじめたのですが、今年になってもフィルム1本を撮りきれず(←フィルムカメラあるあるですね)、ついこないだようやく撮り終えました。 そのタイミングで断捨離の対象に。 気に入っていたにもかかわらず短期間で手放したのは、ニコンZ8購入の足しにするためです(メイン機種をソニーからニコンに乗り換えることにしました。もうZ8は手元に届いてます)。 富士フイルムの機種は残しますが、X-H2Sは売って、趣味性の

        • 今更だけど、Nikon Df ② フォクトレンダー55mm Nokton F1.2

          買いなおしたDfに合わせて、レンズも新調しました。 今回ご紹介するコシナ・フォクトレンダー Nokton 55mm F1.2 SLⅡsです。 1960年台に発売されたニッコールSオート55mmF1.2のオマージュということで、今どき珍しい、非球面レンズを一枚も使っていない大口径レンズなのです。 デザインも素敵(Dfとのマッチングも素晴らしい)だけど、写りも期待どおり。決してカリカリの描写ではないけれど絞り解放が使えるし、コシナのレンズらしい、(金属ローレット加工の)ピント

        益子点描 富士フイルムX-T5で撮る陶芸の街

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        • ペンの雑記帳 Olympus-Pen
          3本

        記事

          今更だけど、Nikon Df ①

          (”画像”としてアップしていましたが、”記事”として編集しなおしました。既読の方は、スルーしてください) Zfを買う積りが、なぜかDfに……。買ってはろくに使わずに手放して、今回3度目の出逢いです。今度こそ死蔵なるか? などと言われても、なにせ11年前(2013年)に発売されたカメラです。「Nikon Dfって何? どんなカメラ?」と思われる方も多いことでしょう。ということで、まずは、Dfというカメラの紹介から。 ① Nikon Df って?一言でいえば、センサーがフル

          今更だけど、Nikon Df ①

          6×6で撮る『活火山の麓で Ⅰ』

          年に2~3度、那須岳の麓にある山のいで湯を訪ねます。 もちろん、目的は湯に浸かるだけではありません。活火山の麓の美しい風景や浴客などをスナップしたり、たまには山に登ったり。 最近持参するカメラは、ほとんどデジですが、以前は二眼レフのローライフレックスやハッセルブラッドで撮っていました。 6×6のフィルムカメラで撮った写真をNoteにまとめておこうと思い立ち、記事を書き始めたという次第です。 タイトルは『活火山の麓で』。 マルカム・ラウリーの小説『火山の下』のタイトルをもじった

          6×6で撮る『活火山の麓で Ⅰ』

          『秘境駅に消える』風戸涼 著

          『秘境駅に消える』 風戸涼 著 風戸涼 鉄道ミステリー 第2弾! Kindleで出版しました。 あらすじ 大井川鉄道井川線は秘境駅が多いことで知られている。 その一つである尾盛駅は、深い山中にあり、周囲には何もない。 熊や野犬が出没し、心霊スポットとしても知られている異界である。 しかも、列車に乗るか線路を歩く以外に、たどり着く方法がないと言われている。 主人公、花邑楓は東京神田にある《黒薔薇女学院》文学部三年生。鉄研に所属している。鉄研では、春休みに、泊りがけで遠方の鉄道

          『秘境駅に消える』風戸涼 著

          ちょっと古いコンデジ 富士フイルム X-20

          オールドコンデジが流行しているらしいです。 今、オールドコンデジに人気が集まる理由は、僕にもなんとなくわかります。正直、ミラーレスにしてもレフ機にしても、もう現行モデル以上の高画素機は不要だし(仕事でも、趣味の写真でも)、機能も十分です。 しかも、デザインも似たり寄ったりで、価格も高騰しています。 だったら、機能面では進化途上だったけれど、味わいのある描写で、個性的なデザインのオールドコンデジで遊んでみよう、価格も安いしね――、そう考えたとしても、何の不思議もないでしょう。

          ちょっと古いコンデジ 富士フイルム X-20

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          富士フイルム X-H2S で スナップ

          富士フイルム X-H2S で スナップ

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          オリンパス ペンDで、旅スナップ

          今月の半ば頃から、ペンDの記事がバズっている。 ハーフサイズのフィルムカメラとチェキが流行っているというけれど、どうやら、それは本当らしい。 家電量販店のデジカメの売り場にも、なぜかチェキが並んでいたりする。 ということで、ペンDに関する記事を書かなくちゃ……という強迫観念に駆られ、茨城県の県北にドライブ。ペンDを使ってきた。 撮影中、シャッターチャージに不具合があることに気づいた。フィルムを巻き上げてもシャッターが切れない(チャージされない)ことが、たまにあるのだ(涙)。

          オリンパス ペンDで、旅スナップ

          フジのフィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」はフィルム写真よりノスタルジックなのか?

          フィルムカメラの話ばかり書いてますが、仕事用には、もちろんデジを使ってます。ソニーがメインですけど、富士フィルムもX-H1とX-T3を愛用してます。最近、X-T3をドナドナして、X-H2Sを購入しました。 主に、動画用として導入したのですが、最新のフィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」の描写にも興味があります。早速、ノスタルジックな場所まで遠出して、試写(静止画)してきました。 X-H2Sのノスタルジックネガで撮った画像を貼っただけではつまらないので、APS-Cのカメ

          フジのフィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」はフィルム写真よりノスタルジックなのか?

          ハーフサイズ一眼レフカメラ Olympus Pen F オリンパス ペンF

          オリンパス ペンDで、ハーフサイズカメラの愉しみを知った。 そんな僕が次に購入したハーフサイズカメラは、一眼レフの、オリンパス ペンFだ。ちなみに、購入したときについていたレンズは、G-Zuiko Autoーs 40mmF1.4(35mm換算、約58mm)。 ハーフサイズカメラの美点の一つは、小さくて軽く、どこにでも気軽に持ち出せる点だろう。でも、ペンFは、小さくもないし、それほど軽くもない。 カメラボディの大きさは、W127mm、H69.5mm、D32.5mm。重さはレンズ

          ハーフサイズ一眼レフカメラ Olympus Pen F オリンパス ペンF

          Voigtländer Ultron 40mm F2 でスナップ @ 栃木県益子町

          (2年前の冬に書いたブログ記事です) 久しぶりに、栃木県の益子町に行ってきた。 焼き物を買うためではなくて、カフェと古本屋、古家具店、そしてUltronの試写が目的だ。 平日の益子町は、コロナ禍の真っただ中ということもあって、ひどく閑散としている。ほとんど観光客のいない焼き物の街を、40mmF2のUltronをつけたFM3aでスナップ。フィルムはフジカラー100(ネガ)。 冬の斜光線が美しい影を落としている古い街並みには、懐古趣味的なカメラとレンズがとても似合う。 デジカ

          Voigtländer Ultron 40mm F2 でスナップ @ 栃木県益子町

          『アンダーカレント 湖に沈んだ鉄路 廃線鉄道ミステリー』

          あらすじ 昭和30年7月、国鉄足尾線で鉄道事故が起きた。その四半世紀後に発生する、謎の連続殺人事件。その切っ掛けは、今では草木ダムの底に沈んでいる足尾線の鉄路に秘められていた。懐かしくも哀しい昭和の物語。 2010年5月にブイツーソリューションから出版した同タイトルの小説の、キンドル版を出しました。 単行本の方は、出版当初、毎日新聞の今週の本棚に、書評が掲載されました。 都市部の公立図書館に所蔵されています。 『アンダーカレント 湖に沈んだ鉄路』の第一章(プロローグ)

          『アンダーカレント 湖に沈んだ鉄路 廃線鉄道ミステリー』

          『流氷の川 ヴィクター・ハッセルブラッドによろしく』

          (社会派ミステリー+本格推理小説)÷2+ロマンス クラシックカメラファンでミステリ好きなら、必読の小説! あらすじ 茨城県の県北に位置する久慈町に、大規模商業施設が建設される計画が立った。 大規模商業施設の建設予定地が、絶滅危惧種のトンボが生息する湧水の沼の近くだったことから、主人公の真希と仲間たち(翔太、永吉、恭顕(やすあき)、麻美)は、商業施設の建設に反対する運動を始める。 その頃、真希は、町を流れる久慈川の流氷(地元では「シガ」と呼ばれており、川をシャーベット状の氷

          『流氷の川 ヴィクター・ハッセルブラッドによろしく』

          ハーフサイズカメラ Olympus Pen D

          オリンパス ペンDを衝動買いしてしまった。1963~66年の間に販売されていたハーフサイズカメラだ。 一コマの大きさが、縦24mm、横18mm。 35ミリフィルムの1コマ(縦24mm、横36mm)を縦に2分割した大きさ。 デジカメでいえば、APSーCのセンサーの大きさに近い。 変わっている点は、一コマのフィルムの大きさだけではない。ピントが目測(勘)なのだ! 使い慣れないカメラで、とりあえず作例を撮影してきた。 さて、ペンD(の初期型)に搭載されるF-Zuiko F1.9

          ハーフサイズカメラ Olympus Pen D