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子育てのハードルの高さはママが選んでいる!?

私は愛知県に住んでいます。
愛知県民の新聞購読率の中で、おそらく多いのは「中日新聞」です。
我が家は、新聞購読していないので、昨日は職場で新聞を見る機会があり、思わず、「えーーーーーっ!!」となり、写真撮ってしまいました。


おむつ外しは、親の都合でよいのか??

それが、こちら。
じゃん。

中日新聞2023/12/13の記事より抜粋

おそらく、トイトレができなくて、「きーーーっ」となっているママや「他の子はできるのに何でうちの子はできないの…」と落ち込んでいるママに向けて、発信された記事なのだと思います。

この記事にも書いてあるように、「家事や仕事に追われ、子どものサインを見極めるのが難しいという人も」に対して、2歳半以降に焦らず行うのがよいと専門家が発信したところ、一万件以上の「いいね」がついたという。

えっ?
えっ?
ママが、家事や仕事を優先して、子どものサインを見逃してもいいの???
そして、みんなそうだから、大丈夫だよ~と、公的機関が言って、肩の荷をおろしてしまっていいの???

41歳、おばちゃん保健師は…
「大丈夫かい?今の日本。」と切実にびびりました。

厳しいようですが、ママになるには、ママになる覚悟が必要です。
そして、その覚悟は出産前にもできますが、ひとつひとつ子育て中に色んな困難や立ちはだかる問題を母子でクリアして、覚悟が身に付く場合も多々あります。

だから、ママが大変なことを全部スルーして、ラクに子育てすればいいんだよ~は違うと思っています。


トイトレスタートの条件は…

トイトレスタートには、条件が3つあります。
昔から言われている3つ。

  1. 単語レベルで、言葉を数語話す(意思が伝えられる)

  2. おしっこの感覚が2時間くらい空く

  3. 歩ける

この3つの条件は、私が学生だった頃から変わっていません。
そして、この条件を満たすのは、普通の発達の子だと、いつなのか。
それは、1歳過ぎたくらいです。

そう、日本では1960年代くらいまでほぼ一歳前後で外れていたのです。
私の祖母に聞いても、おむつは昔は一歳で外していたと言っていました。
私の親の世代は、それが当たり前だったんです。

そして、3つの条件的には外すことができるのです。
ただし、ここにはおそらくもうひとつ、0歳のときに布おむつで生活していたことという条件がないと、1歳過ぎでは難しいのではないかと思います。

でも、本来の人間の能力的には1歳で外すことが可能であるということです。
それを、紙おむつという現代の便利品によって、人間の能力を引き出すことができなくなっているというのが、今の現状であることを忘れてはいけません。

わが子で体感した、「布おむつ」と「紙おむつ」の差は歴然

ゆるーく自然育児の私は長女は布おむつにしようと決めていました。
そして、実際、長時間の外出以外は布おむつにしていました。


色々と検討して購入したのは、「コトリワークス」さん。
今は、どうやら布おむつの販売が単体ではないようです…。
ちなみに、生理の出血が少ないときのナプキンもこちらで購入しています。
おむつを買って、生地の感触がとてもよかったので、自分用にも購入しました。

https://nunonap.com/

こちらの布おむつ、本当に処理もラクでしたし、つけ置きをして、普通に洗濯機で回すという感じでやっていました。

で、長女は一度は、1歳半前後で昼間のおむつは取れました。
しかし、次女を妊娠し、出産。そのタイミングで、また昼間もおもらしが増えたりはしました。
でも、トイレに行けるときもありました。
長女自身にも、余裕がなくなっていたのかなと思います。

1歳前、おすわりができた後におまるに座らせたり、トイレに座らせたり、出たときには、全力でほめたり。
1歳の夏には、布パンツで「じゃーーー」となるのを経験したり、そんなこんなで、おむつ外しが早かったと思います。

でも、たぶんやっぱり肝心なのは、布おむつや布パンツで、気持ちが悪いと理解するのが早かったことだと思います。
パンツの場合、ズボンも汚染するので、かなり冷たくて気持ち悪いですしね…。


一方の次女は、長女の子育てもあり余裕がなく…。
0歳のときは、トイトレ皆無。
そもそも、1歳半で入園したので、1歳のときもほぼトイトレなし。
でも、お姉ちゃんがいたので、トイレに行くなどの行為はしっかり見ていた感じです。
トイレに連れて行ったりはしていました。
その後、2歳3か月頃、2歳の夏に布パンツに挑戦。

まず、最初のおしっこがでたときに、次女が「あわわわわわわわ」という表情をしていたのがかなーーーり印象的。
「何か出たーーーーーーーっ」という感じだったようです。

紙おむつって、性能がよすぎて、たぶん出るという感覚もわかりずらいというのが、私の感覚です。

まず、おしっこ出すという感覚を育てる必要があるのだとこのとき悟りました。
夏は布パンツにしていましたが、この夏ではとれませんでした。
結局、昼間のおむつが取れたのは、2歳9か月とか10か月とか、3歳前だったように思います。

0歳でトイトレをやらない場合は、2歳半以降になりやすく、時間がかかる

「おむつなし育児」などもあり、早めにはずしましょうという見解と、「おむつなし育児」はありえないと、小児科の先生が反論したりと、様々な考え方がありまして、ここはもうママの考え方次第かなと思います。

結論から言うと、1歳半で人間の能力的にはおむつ外しはできる

それをやるかやらないかはママ次第ということです。
子ども次第ではないんです。

しかし、ママが生理中のナプキンを不快に思うように、子どもたちも、気持ちいい布パンツの存在を知ったら、そちらの方が心地よいようには思いますよね。
子どものお気持ちになってみることも大切ですね。

あくまでもひとつの参考ですが、幼児教室の「ベビーパーク」さんが、トイトレのことでわかりやすくまとめられていたので、ご拝借でリンクを貼っておきます。

ここでは、0歳にトイトレをやらない場合、それ以降に焦っても、焦らなくても、今度は知能レベルが上がってくるまでは成功しないということで、その成功するタイミングが2歳半以降くらいなのかなという解釈です。

1歳代では、トイトレしなくてもいいくらいな勢いで書いてあります(笑)
でも、確かにそうなるなと…。
やるとしたら、2歳前だと。
体ではなく、頭でそれを理解する時期ですね。

ということで、新聞にも書かれていたように、焦らなくていいということになるのだと思います。
それでいいのか…本当に。


0歳の1年間は子どもをよーくよーく観察することでママもラクになる

ここまで、トイトレの年齢の問題について話をしましたが、ワーママ保健師として思うことは、お子さんを賢く、すくすく、のびのびと育てたかったら、自然の流れに逆らわないということが、最も大切です。

だから、本来人間として持っている能力を発揮するために、0歳の1年は子どもを観察して、赤ちゃんのやりたいことを、支える力が大切。

寄り添って、手を差し伸べる力。

全面的に手を差し伸べていいのは、0歳のときだけです、逆に。
1歳過ぎたら、目は必要だけど、手の出しすぎがまた能力を妨げます。


0歳で失敗すると2歳になって、トイトレで「なんでできないのーーー」となって、口で言い合うとかになりやすいです。
子どものお口も発達しているので、ママと言い合いになるわけです。
余計に、ママに根気がいる状態を作っていく…。

子育ては、ママが必要なときに、苦労をしなくては、絶対にツケがどこかで回ってくるのです。
苦労した方がいいタイミングでは、きちんと手をかけてあげることが大事ということを伝えたいです。

1歳のおもらしって、まだまだおしっこの量も少なくてかわいいんですけど、3歳のおもらしって、量も増えて、臭いもきつくなってくるので、かわいくないのです。
そして、おむつ代も大きいサイズなので高くなる…。
ツケが回ってきた結果ですよね。
我が家も、次女のが絶対におむつ代はかかっています(泣)

1年間の育休期間は、子育てにとって超重要!!!

そんなこんなで、私がいつもお伝えしているように、やっぱり最初の1年がもっとも大切な子育ての期間になります。
3歳児神話は正しく、ママが3歳まで子育てをしなくてはいけない!は間違っていますが、3歳までが大切であることには変わりありません。

そして、ママの存在がもっとも大切なのは、0歳の1年です。
ママの代わりにパパやおばあちゃん、シッターさんでもよいのですが、誰か1人が濃い関わりをすることが本当に大切。

そんな理由を含めて、私のオンライン講座ではお伝えしてます。
ワーママ経験者の保健師だからこその視点。
保健師だからこそわかる、人生においての子育ての長期的な視点を取り入れて、1時間一番大切なことをお話していきます。

noteの読者様には、特典も差し上げますので、お申込みの際はぜひnoteを見たよと教えてください。

今後の講座の開催日程

【妊娠中のママから0歳児さんのママ向け】
12/18(月)10:00~11:00
12/25(月)9:30~10:30

【1歳児さんから3歳児さんを子育て中のママ向け】
12/21(木)20:00~21:00
12/25(月)11:00~12:00 あと4名

お申込み・お問合せは、下記のメールまたはリザストの申し込みからお気軽にご連絡ください。

rakuhagu0125@gmail.com

https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/44960

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
何かのお役に立てれば幸いです。
子育てしているママやパパが、楽しいと思える日々が増えますように。


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