キン・ジョウ

非生産・非商業・非創造な乱文帳

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最近の記事

100メートル走

ウサインボルトは100mを9.58秒で走ったらしいです。 打って変わって一般成人男性の平均は14秒台とのこと。 ネットでは各分野のトップランカー達が当たり前のように超絶技巧を繰り広げ、いいね数やインプレッションを稼いでいます。 そのようなコンテンツは我々の目にもとまりやすく、さもそれが平均値であるような錯覚を覚えてしまいがちです。 これを読んでいるあなたが何かを始めようと思った時、このような錯覚に惑わされないで欲しい。 あなたにはあなたの走り方、踊り方、歌い方がある。

    • 2024/03/24

      人の命を踏みにじる行為があまりにも多過ぎる。 その多くに宗教が絡んでいるのだが、どの神だってこんな行為を容認しないはずだ。 2000年の時間を経てこのザマなんだから、宗教なんてもう破綻してる。 そんな連日のニュースに心を痛めている僕らに対して、他国で繰り返されている蛮行にうんともすんとも言わない日本政府。 その大きく異なる価値観に強い孤独を覚えてしまいます。 そこを乗り越えて対峙する必要がありますが、同じような孤独感に苛まれている人が居れば、その気持ちに寄り添いたい。

      • いつの間にか

        空っぽの噴水しか見なくなった気がする。 僕が小学校の頃はまだ噴水として機能していたし鯉か金魚かが放されている所もあったが、いつの間にか空になった噴水の方が街に馴染んでしまった。 再稼働とは言わずとも大きな花壇を作るなり再利用の方法はいくらでもあると思うのだが、特に議題に上がることもなく、取り壊される日がくるまで廃墟化したまま残されていくのだろう。 形変われど存在し続ける美しさこそが、繰り返すことの儚さを1番知っているのかもしれない。

        • ランランラン

          ここ最近は思考を放棄し、資本主義の歯車として過ごしているのですが、そんな暮らしの中でウズウズとした気持ちが芽生えてきました。 何をしたらいいか分からないのですが、居ても立っても居られないのでとりあえず動き出しています。 物理的に。 仕事は車で。 通勤はバイクで。 帰宅後はランニングで。 そして、今日中古ですが自転車を手に入れました。 とりあえず無心で10キロ近くチャリを漕ぎ、5キロのラン、そして7キロ歩く。 足が棒になったら帰宅。 風呂に入ってノンアルコールビールを飲

          豚にパール

          そろそろ限界にきていたスマホを買い替えて、データ移行やら何やらの作業がようやく落ち着きました。 写真データに至っては飼っていたワンコの幼犬期の写真が沢山でてきてとても懐かしい気持ちです。 小さい頃は毛並みも違かったんだよなぁ。 立派な成犬に育ってくれたもんだ。 そんな気持ちになれただけでも機種変した甲斐がありました。 それにしても誘い下手でLINEや通話もほとんどしない僕にとってスマホは豚に真珠なんだと思う。 犬の写真を懐かしむアルバム機能なら、やっぱりデータよりも

          訳あって

          個人的な事情により音楽活動をお休みしています。 それと同時にアルコールも飲まなくなりました。 僕にとっては音楽活動やアルコールってのは人間関係の維持に必要なツールでもあったんだなと再認識しております。 誰かと会う機会が全く無くなりました。 楽器も弾かなくなり(弾けない?)仕事と家とを往復する日々となりました。 誰とも話さないので、新しい知見に触れることがないし、曲のアイデアも湧かない。 そんな淡々とした時間の中で生活しています。 ただ、いちリスナーとして音楽を聴く機会

          俺ら東京さ行くだ

          直近になりますが東京でライブしてきます。 ここはウチナンチュの閲覧者様のみで構成されているブログなので沖縄からエールを飛ばしていただけたら嬉しいです。 LIVE HAUS presents 『Alternative City』 at LIVE HAUS Shimokitazawa 2024.01.28 (SUN) open 15:00 start : 15:30 ADV : ¥2,500 (+1drink) DOOR : ¥3,000 (+1drink) ar

          俺ら東京さ行くだ

          お年頃のお話

          とあるミュージシャンは四十歳から本格的な活動を始めたそうです。 若くして子を授かったこともあり二〜三十代は仕事と育児に忙殺されていたそうですが、子供の独立をキッカケに「残りの人生はお互いに好きなことをやっていこう」と離婚。 そこからは全国を北から南まで駆け回りながら精力的に音楽活動をされています。 友人も四十歳を機に拠点を大阪へ移し、手芸作家としての活動域を広げるらしい。 打って変わって、今までは精力的に音楽活動をやっていたが、結婚・出産等のタイミングが重なり四十歳で

          お年頃のお話

          超伝導

          沖縄も10月を過ぎると過ごしやすい天候になりました。 11月にはこのまま冬になると見せかけて、暑さをぶり返すのがTHE 沖縄。 熱いイベントが盛り沢山なのも11月なのでございます。 超伝導 DAY2 @GIG昭和 2023/11/12(sun) ¥2500+1D open 18:00 start 18:20 -BAND- Hazy Sour Cherry MEGA X OCHA∞ME AKKANBABYS Milk&Cookie owlgall ワンチャイコネクシ

          野となれ山となれ

          僕は自分ができることを精一杯やりきるだけ。 後は野となれ山となれ。 流行やジャンルとやらに縛られず、演りたい曲を書き続けるだけ。 後は野となれ山となれ。 シーンなどに甘んじず、自分達が全力で活動できるペースを維持するだけ。 後は野となれ山となれ。 メディアの力を借りなくとも、曲でしっかり表現するだけ。 後は野となれ山となれ。 そんな自分勝手で下手の横好きな音楽活動も、好きと言ってくれる人が1000人に1人ペースで現れる。 最初は安いお世辞としか解釈できなかったが、2

          野となれ山となれ

          たのしいボン・ボヤージュ

          全国で活動されている弾き語り歌手の工藤祐次郎さんが来沖されます。 そのイベントの初日にOwlgallを呼んでいただきました。 【工藤祐次郎「ボン・ボヤージュ・ブギ」「たのしいひとり」レコ発ツアー 那覇編】 10/21(土) @BARよなき 那覇市前島 OPEN19:00 START19:30 前売 ¥2,500+1D 当日 ¥3,000+1D 出演 工藤祐次郎 HARAHELLS Owlgall DJ:頭痛 工藤さんの音源はYouTubeやサブスクでお聴きになれま

          たのしいボン・ボヤージュ

          [湯] lo-fi folk [湯]

          ライブでは1人で歌う機会はすっかり無くなりましたが、やっぱりフォーク物は好きなので今でもよく弾いたり聴いたりしています。 ヴァシュティ・バニヤンはシチュエーションを問わず聴いていますし、曲を作る上でお手本ような存在です。 ダニエル・ジョンストンもよく聴くアーティストです。 イラストレーターの印象が強い人が多いかもしれませんが、曲も極上に美しいです。 最近では宅録系シンガーのjuliana chahayedさんも気になっております。 lo-fi気味の電話型マイクによる弾き

          [湯] lo-fi folk [湯]

          猫と道徳

          打ち合わせという名の飲み会から帰宅していると、野良猫達の井戸端会議に出くわしました。 私には彼ら彼女らの言葉が分からないが、やれジャニーズだの辺野古だのと話題に事欠かない昨今では、猫達にも色々と積もる話があるのかもしれません。 「猫も猫なりに大変なんだな」と、その様子を見ていると一匹の黒猫が私に擦り寄ってきたんです。 そして黒猫は私にも聞き取れる言葉で 「人間は生きていて苦しくないのか?」と聞いてきました。 私は、この猫が言葉を発することよりも変に確信めいた質問を投げ

          ブレーキを踏むような暮らし

          突然ですが、車でブレーキをかける時って意識されることはありますか? 僕は停車時のショックをできる限り無くしたいんです。(止まる時にグンッとなるやつね) そのためには車間距離も充分に確保しないといけないし、スピードも法定速度を守る必要があります。 また、減速するタイミング(反対側の歩行者信号が点滅したり)を察知する為に、周囲の状況の確認や予測を立てるようにしています。 そこで重要なのが、アレコレした結果、スッと止まれた時に生まれるのは満足感では無く安心感なんです。 別に

          ブレーキを踏むような暮らし

          PON FES vol.2

          ライブ告知です。 県内外からレジェンドなバンドがいらっしゃいます! 10/7(土) 那覇GIG昭和 (那覇市泊3丁目-7-14) チケット料金 2500+1ドリンク Open 18:00 Start 18:30 minor league GOOFY’S HOLIDAY 零戦 THE STRAYMAN Funny Noise owl gall ワンチャイコネクション 僕がまだ音楽をやる前から聴いてきたバンドです。 特に零戦は沖縄インディーズブームの最中にも異質なかっ

          ボコボコ

          無才の人間だと いかなる努力でも塞ぎきれぬ穴が生まれてしまうものです でも、そんなボコボコの道は 歩くことでしか分からない「何かを」を感じ得ることができたんです 遠くで見える雨雲や、申し訳なさそうに架かる小さな虹や、揺れることで知った呼吸や、手を取り合って歩いた道が。 今では平坦で綺麗な舗装をされた道しか、誰も歩きたがらなくなり 至る所にかつての流行で埋め合わされた穴の痕跡がある