記事一覧

リトル・フォレストを観た感想

舞台は東北地方の小さな集落、小森。 主人公「いち子」が、都会から小森の実家に戻ってきて生活する様子を、四季を通じて淡々と描かれていた。 大きなテーマの一つが、「…

れんと
1年前
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日常に溶け込んだ、見えないやさしさに気づく。「街の上で」を観た感想

下北沢が舞台の、様々な場所と人間模様を描いた映画だった。 熱を帯びた物語ではなく、生活範囲内での常温。いつかはなくなる、いつもの街の日常が描かれていた。 印象に…

れんと
2年前
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名作JRPG、「グランディア」を今更やってみた

なぜプレイするに至ったか1997年にセガサターンで発売された、屈指のJRPG「グランディア」。 「屈指の」とか偉そうに言ってるが、最近まで存在すら知らなかったタイトルだ…

れんと
2年前
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2022年2月に読んだ本3選

1月はちょこちょこつまみ読みしかしてなかったので、紹介できず。 2月は良い本を読めたなーという、良い読了感がある。 ウルトラライトハイキング最近、友人の影響で登山…

れんと
2年前
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2021年12月に読んだ本2選

年の瀬でばたばたしていることもあり、12月はあまり読書ができませんでした。 今月はサクッと読める2選です。 行動最適化大全読みやすかった! これは読書苦手な人でもサ…

れんと
2年前
2

2021年11月に読んだ本4選

今月から、毎月読んだ本をまとめていきたいと思います。 自分の備忘録も兼ねて、紹介できたら! 今月は4選。よろしくお願いします。 どこにでもあるどこかになる前に。~…

れんと
2年前
2
リトル・フォレストを観た感想

リトル・フォレストを観た感想

舞台は東北地方の小さな集落、小森。
主人公「いち子」が、都会から小森の実家に戻ってきて生活する様子を、四季を通じて淡々と描かれていた。

大きなテーマの一つが、「食」。
置かれた環境の中で、試行錯誤して作物を育て、適した収穫時期と方法を使い、時には山菜や実を見極めて採る。
季節の作物と、味を楽しむための調理法。
長い冬を越えれるような住居の構造や、食物の保存方法。
食卓の一皿が出来上がるまでの過程

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日常に溶け込んだ、見えないやさしさに気づく。「街の上で」を観た感想

日常に溶け込んだ、見えないやさしさに気づく。「街の上で」を観た感想

下北沢が舞台の、様々な場所と人間模様を描いた映画だった。
熱を帯びた物語ではなく、生活範囲内での常温。いつかはなくなる、いつもの街の日常が描かれていた。

印象に残った場面「何食べたんですかね」

青とカフェの店長の会話。何気ない会話中、店長がぽつぽつと話し始める。
以前、知人が店に来てくれたが、満員で入れなかったという。
誰かが悪いわけではない、日常のよくある風景。
しかし「その知人が翌日に亡く

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名作JRPG、「グランディア」を今更やってみた

名作JRPG、「グランディア」を今更やってみた

なぜプレイするに至ったか1997年にセガサターンで発売された、屈指のJRPG「グランディア」。
「屈指の」とか偉そうに言ってるが、最近まで存在すら知らなかったタイトルだ。

2022年2月、とある感染症にかかってしまい、10日ほど強制自宅療養となってしまった。
熱や症状が引いた後、さてこの空白の時間をどうしようかと考えたところ、そういえば以前、友人と懐かしのゲームについて話した時に勧めてくれたタイ

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2022年2月に読んだ本3選

2022年2月に読んだ本3選

1月はちょこちょこつまみ読みしかしてなかったので、紹介できず。
2月は良い本を読めたなーという、良い読了感がある。

ウルトラライトハイキング最近、友人の影響で登山にハマって、低山ハイキングをよくしている。
そんな中、リスペクトしているGo Ando氏の「山と道」についてのnote記事で本書が紹介されており、興味があったので読んでみた。
ULについての知識が深まったし、これは生涯にわたるバイブルに

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2021年12月に読んだ本2選

2021年12月に読んだ本2選

年の瀬でばたばたしていることもあり、12月はあまり読書ができませんでした。
今月はサクッと読める2選です。

行動最適化大全読みやすかった! これは読書苦手な人でもサクサク読めると思う。
2部構成になっており、前半がイラストメインで「〇〇したらいいぞ!」、後半がそのエビデンス(根拠)といった内容。
文字読むのが苦手な人は、1部のイラストページをパラ読みするだけでもするべきことがわかる。
後半も簡潔

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2021年11月に読んだ本4選

2021年11月に読んだ本4選

今月から、毎月読んだ本をまとめていきたいと思います。
自分の備忘録も兼ねて、紹介できたら!
今月は4選。よろしくお願いします。

どこにでもあるどこかになる前に。~富山見聞逡巡記~著者と、著者の地元である富山県の話。
町の再開発が進む中、町の在り方について、着色されていない生の声や体験が記されていた。

安易に「田舎最高!」とか、「再開発反対!」と言うつもりはない。
しかし、画一的な町になっていく

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