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これまで来た道、これから行く先

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旅がどこまでも続くように。1000字エッセイ。
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2024年2月の記事一覧

『noteプレミアム』検討会議

『noteプレミアム』検討会議

「noteプレミアム」(以下、カッコなしの「プレミアム」)に登録するかどうか、真剣に悩んでいる。

ここで、プレミアムの概要に触れつつ、私が迷う所以を語っていきたい。

まずこれは、noteの有料会員制度である。月額500円で、登録初月は無料。額としても良心的な印象だし、初月無料というのも(ありふれた戦略とはいえ)入口のハードルが低く、まず試したくなる設計だ。

プレミアム特有の機能は、以下の通り

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主語の大きさと心の広さ

主語の大きさと心の広さ

主語が大きい、という批判を、最近目にしたり耳にしたりする機会が多い気がする。個人的には、非常に窮屈な言論の場だと感じている。

「主語が大きい」と言われる例を挙げるとすれば、こんな文章だろうか。

「すべての~」と言っていなくても、「会社員が、必ずしも就業時間を固定されているわけではない」という批判を呼び、それを端的に「主語が大きい」と表現されるだろう。もしくは、「会社員がノマドワーカーに憧れや嫉

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ChatGPTと母校について話していたらケンカになりました

ChatGPTと母校について話していたらケンカになりました

Halです。猫も杓子もChatGPTを利用しているようなので、私も使ってみました(ChatGPT 3.5)。今回は、私の母校について会話したので、スクリーンショットとともにお楽しみください。

やはり、相手が人間ではないとはいっても、挨拶は必要です。先方も元気に挨拶を返してくれました。

特に「お手伝い」は必要ないので、雑談をしたいとお願いしてみました。あくまで丁寧に。

快く雑談の相手をしてくれ

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ふるさとを想う

ふるさとを想う

ふるさとに、名前はない。

静かに北上する東北新幹線。仙台駅を過ぎてからほどなく、私が幼少の頃から住んでいた街が見えてくる。出張で仙台を通過するときには、流れゆく車窓のその一瞬を見るためだけに、街を俯瞰できる左側の座席をいつも選ぶ。

大学進学のため、私が家族とともに仙台を去ったのは、十年前のことだ。見慣れていたショッピングモールも、いつしか敷地を拡大して、当時の様子とは異なっている。遠近の山々に

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Halのnote 6周年記念バレンタインデー

Halのnote 6周年記念バレンタインデー

きょうはバレンタインデー。私が小学校中学年ごろに上がった頃には、「義理チョコ」の習慣もかなり浸透してきていたこともあって、毎年この日には恩恵に与ってきた。もっとも、「これは義理チョコ」「これは本命チョコ」などとハッキリと指定されて受け取るわけではないので、自分自身の幸福感のためにも、全てを本命チョコであるように思うようにしている(みんなに同じチョコを配っていたら義理チョコ確定じゃないか、なんて無粋

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みんなタイトル長くない?

みんなタイトル長くない?

言いたいことはタイトルの通りである。もうここで、この記事を書き終えてもいいほどだ。

PCでnoteのトップページを開くと、画面いっぱいにカテゴリー別の記事が並んでいる。そこに各投稿のタイトルが表示されているわけだが、――総じて長い。タイトルは、1行12文字で3行目まで表示される仕様になっているものの、そこへ収まっていないものもいくつも見受けられる。

みんなタイトル長くない?

私自身は、書いた

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限界難な意味軸をもつ世界線

限界難な意味軸をもつ世界線

言葉が日々生まれ、廃れ、意味も形も移り変わることは十分理解しているつもりだし、いちいち「誤用」と指摘できるほどの語彙があるわけでもない。しかし、最近どうしても自分の中に受け入れにくかった言葉を紹介していこうと思う。

まず欠かせないのが「世界線」である。近年大ヒットした歌の詞にも出てくるようなので、おそらく既に浸透しているのだと思う。私が理解している限り、最近現れた意味における「世界線」は、およそ

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