Renshi (山口廉史) 🇮🇩

プロサッカー選手。海外生活10年目。 法政大学を卒業後、シンガポール-ラオス-タイ-イ…

Renshi (山口廉史) 🇮🇩

プロサッカー選手。海外生活10年目。 法政大学を卒業後、シンガポール-ラオス-タイ-インドネシアでプレー。プロサッカー選手生活の中で感じたことや海外生活の中で感じたことを発信中。

記事一覧

選択の連続

4月便り。 4月に日本にいるのは大学生ぶりのことで、日本の春を久々に満喫することができました。 桜を見たのは10年ぶり。同じく10年ぶりに花粉症の脅威も味わいました。 …

縁ある場所にいく

3月便り。 インドネシアでの3シーズン目が終わり、改めてこんなにも長くこの国でプレーできたことは、良いサプライズだったなと思っています。 外国人枠の争いはどの国で…

“Keluar dari Zona Aman”

「 keluar dari zona aman 」 インドネシア語で「セーフティーゾーンから出ろ」という意味の言葉。 監督が何度もこの言葉をミーティングで口にした今シーズンのインドネシ…

魅力

新年明けましておめでとうございます。 インドネシアより1月便りです。 1月6日から始まった昇格リーグは、中4日の日程で現在5試合を終えました。2勝1分2敗の2位。 各組の…

年の瀬に

年の瀬に 2023年も応援、サポートしていただきありがとうございました。 インドネシアでの2年目のシーズンを終え、3年目のシーズンとなった2023年。 人との出会いや様々な…

BIG12進出

12月便り 9月に開幕したインドネシア2部リーグ。前半戦が終了しました。 前半戦はリーグを地区ごとに各7チーム、4つのグループに分けて行われました。 上位3チームが昇格…

自分を律する

周りの環境や状況、自身の状況など様々な要因に乱されては、自身の人生の目的と目標に照らし合わせて原点に立ち返る日々。 居心地が良いとは決していえないこの状況は、言…

別人になろうとしない

10月便り リーグは6試合を終えて、4勝2敗の2位。個人としては全試合フル出場で1ゴール。 一次ラウンド前半戦を最低限の結果で折り返すことはできましたが、まだまだ目標達…

挑戦

9月便り。 今シーズンからインドネシア2部リーグのGresik Unitedにレンタル移籍する事になりました。 チームの目標である、1部リーグ昇格に貢献できるように全てを捧げて取…

自分を見つめ直す

8月便り。 がむしゃらに突き進んできたからこそ、立ち止まって考えるという選択には勇気がいる。 日本に戻ってきて3ヶ月。 こんなに長く日本にいられるとは思いませんで…

知って選ばないということ

7月最終日。日本の夏は東南アジアよりも暑い気がしています。 今日は普段は書きませんが、自分のことではないことを書こうと思います。 色んな人生があって、色んな生き方…

粘り強く

7月便り。 昨季所属チームとの契約が残っていながらも、リーグへの登録はされず、未だ所属先が決まらない状況が続いています。 契約した当初は、もちろんこんなはずではな…

走り続ける

次のシーズンへの準備を進めているが、今年も予定通りには物事が進まず苦戦している。 もどかしいなと思う反面、プロになって以来、こんな浮き沈みの激しい競争を何度も戦…

自身の選んだ道を正解にする

少しの休暇を終えて、また新たな気持ちで次の挑戦に向けての準備に入りました。 私は昔から休むのが苦手で、以前はオフシーズンでもほぼ毎日身体を動かし続けていたほど。…

シーズン終了。応援ありがとうございました。

インドネシアでの2年目のシーズンが終わりました。 今シーズンもサポート、応援していただきありがとうございました。 国内カップ戦では優勝し、インドネシアでの初タイト…

些細なことを真剣に

先日、高校の同級生から出張でインドネシアに行くぞ!と連絡が。 なかなか予定が合わないなか、出張最終日の帰国前にホテルまで会いに来てくれて、約10年ぶりに再会するこ…

選択の連続

選択の連続

4月便り。
4月に日本にいるのは大学生ぶりのことで、日本の春を久々に満喫することができました。
桜を見たのは10年ぶり。同じく10年ぶりに花粉症の脅威も味わいました。
人生初の沖縄旅行に行ったり、トレーニングや企業のサッカー大会などにも呼んでもらったりと、サッカーを通じても色んな出会いがあった4月でした。

日本に帰ってくると人に会う機会も増えますが、色んな人に会って、色んな人生を知ると、人生は選

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縁ある場所にいく

縁ある場所にいく

3月便り。
インドネシアでの3シーズン目が終わり、改めてこんなにも長くこの国でプレーできたことは、良いサプライズだったなと思っています。

外国人枠の争いはどの国でもシビアなもので、結果が出なければ半年でクビは当たり前。単年契約の終わりに契約更新を掴んだり、移籍やステップアップしていくというのは外から見るより遥かに難易度の高いことだなと、実際にプロとして10年目の年を迎えて感じているところです。

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“Keluar dari Zona Aman”

“Keluar dari Zona Aman”

「 keluar dari zona aman 」

インドネシア語で「セーフティーゾーンから出ろ」という意味の言葉。
監督が何度もこの言葉をミーティングで口にした今シーズンのインドネシア2部での挑戦。

勝てばファイナル4進出が決まる昇格リーグ最終節。
先制し、リードを奪うも、後半残り10分を耐えきれず、同点に追いつかれての引き分け。
この結果によりファイナル4へと進むことができず、今シーズンの

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魅力

魅力

新年明けましておめでとうございます。
インドネシアより1月便りです。

1月6日から始まった昇格リーグは、中4日の日程で現在5試合を終えました。2勝1分2敗の2位。
各組の1位と、全ての組の2位の中から最上位勝ち点のチームがファイナル4(1部昇格は3枠)に進めるため、最後までひとつでも多くの勝ち点を積み上げれるように戦っていきたいと思います。

2024年はプロの世界に入って10年目を迎えます。

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年の瀬に

年の瀬に

年の瀬に

2023年も応援、サポートしていただきありがとうございました。
インドネシアでの2年目のシーズンを終え、3年目のシーズンとなった2023年。
人との出会いや様々な経験を通して、選手として、人として、多くの学びがあった1年だったなと感じています。

1月から4月までは、インドネシア2年目のシーズンの後半戦があり、チームとして中々うまくいかないシーズンなりにも、最後まで自分の持てる力を振り

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BIG12進出

BIG12進出

12月便り

9月に開幕したインドネシア2部リーグ。前半戦が終了しました。
前半戦はリーグを地区ごとに各7チーム、4つのグループに分けて行われました。
上位3チームが昇格ラウンド(BIG12)へ、下位4チームが降格プレーオフへと進む一次ラウンドとなっており、年明けから最終ラウンドがスタートする予定となっています。

私達のチームは前半戦を6勝5敗1分の3位で突破し、後半戦からはBIG12と呼ばれる

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自分を律する

自分を律する

周りの環境や状況、自身の状況など様々な要因に乱されては、自身の人生の目的と目標に照らし合わせて原点に立ち返る日々。
居心地が良いとは決していえないこの状況は、言い換えれば、「うまくいかない状況で自分には何ができるか」を知ることができる絶好の機会でもあると捉え、日々もがいています。

現在所属するインドネシア2部リーグ。
とてもタフなカテゴリーだなというのが、実際に3ヶ月プレーをしてみて感じるところ

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別人になろうとしない

別人になろうとしない

10月便り

リーグは6試合を終えて、4勝2敗の2位。個人としては全試合フル出場で1ゴール。
一次ラウンド前半戦を最低限の結果で折り返すことはできましたが、まだまだ目標達成に向けて厳しい戦いが続きます。
どんな状況でも自らの力を発揮して、チームを勝利に導けるように取り組んでいきたいと思っています。

求められていることは何か

自分が何を求められてここにきているかを把握すること。

ピッチ内外で、

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挑戦

挑戦

9月便り。
今シーズンからインドネシア2部リーグのGresik Unitedにレンタル移籍する事になりました。
チームの目標である、1部リーグ昇格に貢献できるように全てを捧げて取り組んでいこうと思います。

チームに合流して3週間ほどが経ち、新天地での生活やチームにも徐々に適応してきています。

チーム合流までの約4ヶ月を日本で過ごし、その間にたくさんの方にお世話になり、コンディション調整やトレー

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自分を見つめ直す

自分を見つめ直す

8月便り。

がむしゃらに突き進んできたからこそ、立ち止まって考えるという選択には勇気がいる。

日本に戻ってきて3ヶ月。
こんなに長く日本にいられるとは思いませんでしたが、うまく物事が進まないからこそ自分と向き合うことができていると感じています。
また嬉しいことにタイミング良く、海外から友達が来たことで、現地でお世話になった分を日本でおもてなすことができ、喜んでもらえたことは少しばかり恩返しがで

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知って選ばないということ

知って選ばないということ

7月最終日。日本の夏は東南アジアよりも暑い気がしています。

今日は普段は書きませんが、自分のことではないことを書こうと思います。
色んな人生があって、色んな生き方がありますが、勇気を持って一歩踏み出した仲間がいたことの備忘録として。

彼は日本生まれ日本育ちの、インドネシアにルーツを持った選手。2年間チームメイトとして共に戦った彼が、先日20代前半での引退を決断しました。寂しい想いと同時に、怪我

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粘り強く

粘り強く

7月便り。
昨季所属チームとの契約が残っていながらも、リーグへの登録はされず、未だ所属先が決まらない状況が続いています。

契約した当初は、もちろんこんなはずではなかったですが、予期せぬ事態が起きた時にどのような選択をするかということが、この経験を意味づける大事なものになるだろうと前向きに捉えています。

思い返せば、これまでも毎年のように困難に直面してきました。
クビや給料未払い、監督交代やボス

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走り続ける

走り続ける

次のシーズンへの準備を進めているが、今年も予定通りには物事が進まず苦戦している。
もどかしいなと思う反面、プロになって以来、こんな浮き沈みの激しい競争を何度も戦ってきたと思うと、またこれも成長していくための試練だとも思っている。

これまでも何度となく苦しい時期を迎えては、立ち向かってきたけれど、原動力は自分自身への挑戦心とまだ見ぬ世界を見てみたいという欲であろう。

自分のベストを超えていきたい

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自身の選んだ道を正解にする

自身の選んだ道を正解にする

少しの休暇を終えて、また新たな気持ちで次の挑戦に向けての準備に入りました。

私は昔から休むのが苦手で、以前はオフシーズンでもほぼ毎日身体を動かし続けていたほど。
その中で、数年前にシーズンインから精神的に不安定な時期が続き、調子を崩したことをきっかけに、休み方も試行錯誤するようになりました。

ここ最近では旅行に行くことで心身共に一旦リセットする方法がしっくりときています。

非日常の中で疲れを

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シーズン終了。応援ありがとうございました。

シーズン終了。応援ありがとうございました。

インドネシアでの2年目のシーズンが終わりました。
今シーズンもサポート、応援していただきありがとうございました。

国内カップ戦では優勝し、インドネシアでの初タイトルを獲得。一方で、リーグ戦では12位と悔しい結果に終わりました。
これがいまの実力だと受け止めて、また次の挑戦へと繋げていきたいと思っています。

1年間のシーズンの中で、良い時もそうでない時もありましたが、どんな状況下でも常に自分自身

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些細なことを真剣に

些細なことを真剣に

先日、高校の同級生から出張でインドネシアに行くぞ!と連絡が。
なかなか予定が合わないなか、出張最終日の帰国前にホテルまで会いに来てくれて、約10年ぶりに再会することができました。

友人とは中高の同級生で、高校からはサッカー部でチームメイトに。高校3年の夏のインターハイ後に引退する選手も多い中、選手権予選の終わる最後まで、3年間一緒に戦った仲間です。昔からコツコツと試合に出ても出なくても、真面目に

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