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バンドなんて2度とやるかと思った日までの話

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バンドなんて2度とやるかと思った日までの話

最近の記事

孤独の10年間

この前のスタジオの事。 ギターの人が俺にサプライズがあると言った。 何?って聞いてもニヤついて教えてくれなかった。ま、ええわーって感じでスタジオに入りセッティングしてると見覚えのある奴がスタジオに入ってきた。 10代の頃からの友達だった奴だった。でも、いろいろあって微妙な関係になってる…でも懐かしさが勝って今はどこにいて何してる?みたいな会話をした。 ギターの人も嬉しそうだった。でも話してる時に違和感を感じて話に軽いジャブを入れた。するとすぐにヒットした。 そいつは声を荒

    • 親友だったし最高のボーカルだったよ

      今日、ボーカルのやつが死んだって連絡がきた。 話を聞くと夕方に血を吐いたらしく 疲れたから寝ると母に言ってそのままベッドを血だらけにして死んだらしい。 あんな別れ方して話すことも会うこともなくなったが自分はもうとっくに許してたし 会うと元気か?くらい声をかけるつもりでいた。 ギターのやつに家に行こうって言われたが自分は行かなかった。 明日の通夜は行くつもりだけどね。 ギターのやつが家に行って部屋を見せてもらったら血だらけのベッドとゴミ箱いっぱいの血だらけのテッシュがあったと

      • 光の方へ

        この前スタジオだったんだけどね、時間を勘違いしてて遅刻した…丁度、ベースの弦を張って慣らしで弾いてたらメンバーからLINEが! 兄さん、もう練習始まってますよ… もう慌てて家を飛び出してスタジオに行きました。 結局30分遅刻で済んだ。まーヨシとしとこ。 その自分がスタジオに行くまでの時間に2人で話をしたみたいです。 ライブできるのはあと1年と半年後みたい… 実はドラムのとこの子供が受験とかで難しい時期でスタジオ入れてるだけでも頑張ってくれてる。 最初にギターとまた2人でバンド

        • 消滅…

          パスワードもメールアドレスも忘れたらダメよね。 パスワードはもうすっかり頭には残ってなくて???すっかり自分のポンコツ具合に呆れてました。 で、パスワードか…新たに設定して…今だったらこうかな…って打ち込むと入れました。 自分は全然進化していない。ええ風に言うとブレてないってことか。 ま、良かった。

        孤独の10年間

          Twitterのやめどき

          最近ツイート見てるとリアルな知り合いのツイートを目にすることが増えてきた。 自分がTwitterを始めたのは別にフォロワーがたくさん欲しいとかイイネがたくさん欲しいとか友達作れないかなとか…そんな目的はない。 ただ過去の思い出や思う事や好きな事を呟いていくだけって感じで満足してる。 エスエスって名前も正直言って思いつきもいいところだし別に本名でも構わなかった… そしてまさか又、この歳でバンドをやるやなんて夢にも思ってなかったな。 最近オススメのユーザーやリツイートに友達を

          Twitterのやめどき

          さようならPANTA

          22歳だったかな。 頭脳警察の世に出回ることがなかったレコードがCDとして再発された。 よく読んでた音楽雑誌には頭脳警察って言葉がよく出てきてた。この頭脳警察って言葉のインパクトが頭に残っててどんな音楽なんだろうってずっと想像してた。 バンドなのに赤軍だとかよど号ハイジャック事件の事とかも音楽雑誌で紹介されてた。 やっと聴ける! 嬉しくて誕生から万物流転まで全部買って聴きまくった。 すっかり頭脳警察にかぶれてたな。 バンドでは 落ち葉のささやきって曲をカバーしてライブでやった

          さようならPANTA

          スタジオ練習

          2回目のスタジオ終わって思ったんやけど 楽しい。 前回のスタジオの時とは明らかに違って自分自身が周りの音をしっかり聴けるようになった。 自分達の持ち曲を合わせることは全くなくて この日はダムドのニートニートニートやニューローズ、ラブソング、ピストルズのプリティーベイカントをやった。まだ右手の力のぬきかたや力の入れかたが不安定でリズムに置いていかれそうになりながら弾いてる。 1ヶ月に1度のスタジオだけどだいぶ取り戻せたのかな。元から取り戻すほどの腕はないのでここでは感覚ってこと

          スタジオ練習

          パンクバンド始めました

          バンドを始めた。 まだ何も決めてないし決まってない。 でも今までパンクしかやった事ないからパンクバンドなんだろね。 自分は3コードを上から叩く弾き方しかやらないつもりなんで そんな感じになるのかな。 うん。とにかく10曲作ろう。いつになるかわからないけどね。 そうすればライブできるかな。 とにかく前に進んだ。 でも、もう背負わないよ。 楽しみたいだけなんよね。 そしてその先にライブがあれば最高やんな。 ゴールはないよ。 死ぬまでやろう。

          パンクバンド始めました

          バンドをやってる友達2

          ヒロシくんが天国に旅立つ4ヶ月前にタイミング良く家にお見舞いに行けた。 レコードを聴きながらいつものようにしょうもない話をした。 ヒロシくんは自分に 「◯◯くん、僕…ギターもう弾かれへんかもしれへん……あとな…声も出んようになってもて…」 珍しく弱音を吐いた。 自分は「ヒロシくん、最近、点滴ボイコットしとるらしいな〜とっとと点滴打って病気治して又、やったらええやん。今はギターに嫌われてるだけやで。そんな時期もあるやろ?」 少し間をおいて わかったって返事してくれた。

          バンドをやってる友達2

          バンドをやってる友達

          バンドをやってる友達

          あと書き

          33 これで話は終わりです。 ざっくりと思いつきだけで語ってしまったために内容があちこちにいって読み辛かったと思います。 それでもここまで読んでいただいてありがとうございます。 感謝してます。 何も残らない話なので暇つぶしになったよって思ってくれれば嬉しいです。 この話で出てきた自分のCDなのですが ちょっと見てみたいし聴いてやってもよいよって人いませんか? ま、居ないと思うけど もし居たらTwitterのほうにメッセージ下さい。 住所教えてくれたら送ります。

          あと書き

          32

          32 コロナ前の年末に最初の怒ってやめたギターのやつから連絡があってBLACK FLAGが来日するから行こうって誘われた。 あれ以来パンクから遠ざかってた。 唯一関わったことと言えば再結成した東京の友人のバンドがレコーディングするから手伝って欲しいと言われて行ったくらいだ。 でも久しぶりにこういうの良いかなって思ってチケット買って行った。 たくさんバンドが出ててお祭りだったな。 なんで自分のバンドがここに居ないねんって言いながらも楽しんだ。 その日から又、パンク

          31

          31 この日からパンクを聴かなくなった。聴くとバンドをやってたことを思い出してしんどくなった。 ライブに毎回来てくれてた友達や仲が良かったバンドの人達からも連絡はない。 あることないことを広められてるみたいだ。 もう、どうでも良かった。 音楽は今まで自分が聴かなかったジャンルを選んで聴いた。服もロックを感じるものは避けた。 音楽やバンドから離れて寂しい気持ちはない。腹は立ったけど解放された気分もあった。 このままあのバンドで自分はやっていく自信はなかった。 パンクでは

          30

          30 スタジオから2日経った昼にボーカルから電話がかかってきた。 約束してた音源のことかなと思って電話に出ると 「コラ!お前!下手くそなベース弾きやがって!みんな迷惑しとるんや!もうクビじゃボケが!もう2度とツラみせんな!」って一方的に言って電話を切った。 ???ってなった。 確かにベースは上手くないけどクビの意味がわからんし…ひょっとしてまた手を出したんやないやろなって思った。 どっと疲れがでた。 あっ、このままやと幼馴染に迷惑かかってしまう。 電話かけて知ら

          29

          29 お前と一緒にやるやなんて夢にも思わんかったな〜 って言いながらセッティングしてこれからどうする?って聞くとボーカルが今の曲は1曲だけ残してあとは10代、20代の時にやってた曲をやりたいって言った。 自分がベースを始めた頃にやってた曲だった。 懐かしいけどユルすぎん? 特にアレンジもなくゆっくりめのエイトビートに3コード… 今の歌謡曲より遅いけど?って聞いたらそれでもいい。 パンクはとっくの前にやめとるわってボーカルは言った。 とりあえず6曲をギターとドラムに

          28

          28 次のスタジオの練習は新しいドラムが来た。 新しいって言うかよく知ってるやつだ。 何も知らせずボーカルが連れてきた 久しぶりだった…。 元気やった?って声をかけたらニヤニヤしながら元気やでって言った。 彼をパンクにしたのは紛れもなく自分だった。 嘘みたいな出会いやったな。 22歳の時、まだ一人暮らしをする前に2階の部屋でテレビを観ながらご飯を食べてた。 その時自分は買ったばかりのダブルの革ジャンを慣らすために家でも着てた。 階段を上がる音が聞こえて目線を