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絵本や本、言葉に関するコラムなど。
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広島被爆71年に想いを寄せて

広島被爆71年に想いを寄せて

今年の5月にはじめて行った広島。

オバマ大統領が訪問された日とはずれてたので会えませんでしたけど(笑)

原爆ドームがある平和公園を訪れて最初に思ったことは、驚くほど平和な光景がそこには広がっていたこと。戦争当時の広島を私は知らないけれど、場所間違えたかな??って思うぐらい、そこは緑豊かで、市民の憩いの場になっていました。

原爆ドームを間近で見たときも、「悲しい」とかよりも、「

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ハッピーエンドにならない絵本

ハッピーエンドにならない絵本

久しぶりにテキスト投稿♪ですが、怖いのが苦手な方はスルーしていただいて大丈夫です(笑)

今から紹介するのは、
エドワードゴーリーの
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」という絵本です。

エドワードゴーリーと言えば、たしかちょっと前に「世界一残酷な絵本作家」として話題になっていたかな??
その時は私も絵が不気味すぎてスルーしてしまったのですが、最近妙に気になりだしていろいろと調べていたら、彼が作

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絵本「このあとどうしちゃおう」         死んだおじいちゃんが考えてたこと

絵本「このあとどうしちゃおう」 死んだおじいちゃんが考えてたこと

久しぶりに素敵な絵本に出会えた!

ヨシタケシンスケさんの絵本「このあとどうしちゃおう」

物語の中心になる話は主人公のおじいちゃんが残したある一冊のノート。

そのノートには「自分が将来死んだらどうなりたいか どうしてほしいか」が書いてあります。

たとえば、
・死んでからの予定
・うまれかわったらなりたいもの
・天国ってこんなところ
・こんなお墓をつくってほしい
などなど。

わたしが一番お

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日本を愛した画家・モネが浮世絵から学んだこと

日本を愛した画家・モネが浮世絵から学んだこと

モネの作品と言えば「睡蓮」が有名ですね。
私は今まであまりモネの絵には触れて来なかったのですが、去年上野で開催された「モネ展」に行ってみよう!と思い、観に行ってみたところ、モネの魅力にすっかりはまってしまいました(о´∀`о)

それからモネについて勉強まで始めてしまい、そこで、モネが日本から多くのインスピレーションを受け、描いた作品が数多くあるということを知りました。

モネが生

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ジョン・レノンが想像した世界

ジョン・レノンが想像した世界

ジョン・レノンと言えば、ビートルズのメンバーの一人として有名ですよね。でも私の場合、ジョン・レノンの存在を知ってから「えっこの人ビートルズの人だったの!?」ってな感じでした(* ̄∇ ̄)ノ
なので、ジョン・レノンのソロの歌を聞いてから、ビートルズの歌も聞くようになりましたねー(笑)

ジョン・レノンを知るきっかけとなったのは、「イマジン」という歌です。
とにかく歌詞が素晴らしい!世界を

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世界的名作「クリスマス・キャロル」 人はいくつになってもやり直せる

イギリスの国民的作家チャールズ・ディケンズ作
「クリスマス・キャロル」
2009年にはディズニーの手によって映画にもなりましたね(* ̄∇ ̄)ノ
2013年には絵本にもなりました!

ケチで意地悪な老人スクルージが、3人の精霊によって自分の過去、現在、未来へと連れられ、クリスマスの本当の意味に気づくという物語。

舞台はクリスマス前夜のイギリス。
人々は皆浮き足立っている中で、このス

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カラフルな世界へ

カラフルな世界へ

絵本「せかいのひとびと」
ピーター・スピアー作絵私が偶然本屋で見つけた絵本。

「他の者達を知れ!」というセリフから始まるこの絵本は、世界に住む様々な人たちが持つ違いについて書かれています。
世界にはたくさんの人がいて、でも同じ人はいない。見た目や性格、生活様式など国や人によって多くの違いがあるということを、こと細かく素晴らしい絵と共に描かれています。

日本のこともちらほら出てきますよ!

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りゅうの  めの  なみだ

りゅうの めの なみだ

絵本「りゅうの めの なみだ」
浜田広介・文いわさきちひろ・絵
偕成社発行

人々にきらわれていた竜に同情した少年が、山の谷間に竜をたずねました。
竜は、少年のあわれみの心にうたれ、
目からなみだをながします。
なみだは、あふれてかわになりました。

この絵本知っている方いらっしゃるでしょうか?
自分もいつどこで買ったのか覚えていないのですが、大人こそ読むべき絵本の一つかもしれません(>_<")

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