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りんごの花保育園

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りんごの花保育園の、たのしい毎日
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おゆずり会

おゆずり会

2019/9/2

8月に行われた第2回目の夏まつりでは、保護者会役員さんが『おゆずり会』を企画してくれました。使わなくなった子ども服や靴を保護者の方から提供してもらい、必要な人に譲るという会です。どのくらい集まるのかなと思っていたのですが、驚くほどたくさんの服や靴が集まりました。

 夏まつり当日、役員さんがサイズごとに分けてきれいに並べてくださったのですが、子ども達の興味はゲームコーナーや

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じんわり、嬉しかった言葉

じんわり、嬉しかった言葉

昨日、嬉しい話が2つありました。

1つ目は、お迎えに来られたお母さんのお話です。

「先生、この前〇〇(2歳児)のことをものすごく怒ったんです。それでも言うことをきかないので、『もう〇〇かわいくない!』と言ったら、『いいもん、かわいいって言ってくれるもん』と言うので、『誰が?』と訊くと、『N先生とかぁ、他の保育園の先生たち。』って言うんですよ。保育園でたくさんかわいがってもらってるんですね。自己

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アイスクリームの恨み

アイスクリームの恨み

昨日、あの大雨で心が重くなっているところに、面白い出来事がありました(子ども達にとってはがっかりしたことなので申し訳ないですが)。

 おやつの検食を済ませて、給食室にトレーを戻そうとしたところに、栄養士のN先生が慌てた様子で給食室から出てきました。「どうしたんですか?」「ちょっとお詫びに子ども達のところに行ってきます」「???」「今日のおやつのアイスクリームをお菓子にしたから、りんご組の

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ケーススタディ〜怒りの処理〜

ケーススタディ〜怒りの処理〜

先週の朝の出来事です。

園庭で遊んでいた3歳児のAくんが、少し怒ったようにままごとのコップを持ってBくんを追いかけ始めました。座り込んだBくんが持っていたままごとのボールを、Aくんが引っ張り始めたので、追いかけた原因はボールの取り合いだったことが分かりました。
いつでも止められるように近くで見ていると、Aくんが持っていたままごとのコップでBくんの頭を叩きました。コップの中に

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自由の主体として生きる

『子育ての哲学―主体的に生きる力を育む』の著者である哲学者の山竹伸二氏は、自由の主体を、『自らの自由な意思で行動を決定し、その責任を担うことのできる人間』と定義し、自由の主体として生きることが喜びの源だと言われています。そして、どのような保育実践が『自由な主体を育むのか』を明らかにするために、先進的な試みを続けている保育園を視察されているそうです。

 『自由の主体』まさしく、私が目指している

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横断歩道ができません。

 『未就学児に関する危険個所合同点検』が午後3時ごろりんごの花保育園の前で行われました。大津で起きた保育園児を巻き込む痛ましい交通事故から、保育園児の安全確保のために新しい方針が出されたと思っていたのですが…。

 合同点検には、西区の職員の方、警察の方が6名来られました。やっと横断歩道ができる!と思っていたのですが、横断歩道を設置するには規則があって、それを満たしていないので設置はできないという

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寂しい気持ちとおかあさんの愛情

寂しい気持ちとおかあさんの愛情

 4歳児のAちゃんは、昨年4月に入園して1年半が過ぎようとしていますが、朝お母さんと離れる時、泣いてしまうことがあります。

 小さくて可愛いAちゃんですが、実は虫が大好きで、時々ユーモアたっぷりのお話をしてくれます。そんな面白いところがお友だちに伝わって、本来の自分らしい姿が出せるようになるといいなと思っていますが、もう少し時間がかかりそうです。

 今朝、Aちゃんのお母さんが、だんごむしが脱皮

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園庭で泥遊び!

残暑が厳しい日でしたが、りんごの花保育園の園庭からは子ども達の元気な歓声が上がっていました。りんご組(3・4・5歳児)の子ども達が水着に着替えておもいきり泥遊びを楽しみ、本当に暑さを吹き飛ばしていました。

 ペットボトルを繋ぎ合わせて作った透明な筒(?)みたいなものが準備され、子ども達の気持ちが盛り上がり、いよいよ活動スタート!

 プール遊びには抵抗があった3歳児のMくんも満面の笑顔で、

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園長先生は何してたの?

園長先生は何してたの?

おやつの時間、りんご組(3・4・5歳児)のお部屋をのぞいてみました。今日のおやつはスイカ。お代わりをしたいと子どもたちが列を作っていました。水分がたっぷりで甘いスイカは夏を代表するおいしい果物ですが、好き嫌いがはっきり分かれます。好きな子は何度もお代わりをしますが、嫌いな子は全く食べてくれません。食べず嫌いではないかとも思うのですが、無理やり食べさせることもできないので、いろいろ工夫してその

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茶話会を開催しました

茶話会を開催しました

今日はクラス別に茶話会をしました。3分の2位の方が出席して下さいました。 茶話会の目的は、子ども達のことや子育てのことを楽しく語り合いましょう、ということで、自由に気楽におしゃべりを楽しんでもらう会です。

 とはいうものの、そんなに顔を合わせる機会もないので、最初は少しし~んとしたそうですが、時間が経つにつれて和やかに様々なお話が出たようです。

 園への要望はやっぱり駐車場です。駐車場

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保育園の存在意義

保育園の存在意義

今日、父の一周忌と初盆の法要を済ませて、ホッとしています。心残りばかりですが、区切りをつける意味でも、法要を済ませることができて良かったです。

 一番最初に身内が亡くなるという経験をしたのは、35年前実家の前に住んでいた祖母が亡くなった時です。当時は49日まで、7日ごとに法要が行われ、長時間正座をしてお経を聞いたことを覚えています。

 最近は、お経を聞く時間も短くなり、椅子に座ることが多

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行政ルールを変えるとき

行政ルールを変えるとき

台風10号が直撃するという予報でしたが、福岡市では、風雨もあまりなく、無事に通り過ぎて一安心しました。自然災害はやはり怖いです。被害に遭われた方が一日も早く通常の生活を取り戻されるよう願っています。

 今年3月から、自然災害の際に、避難の判断が明確になるように、5段階の「警戒レベル」により防災情報が提供されることになりました。

 それによると、レベル4で全員避難、レベル3は高齢者等避難

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お盆に思うこと

お盆に思うこと

明日でお盆も終わります。早いですね。父が初盆だったので、いろいろ準備をしなくてはと思っていたのですが、大したこともできずに終わってしまいそうです。

 父は、今の私の生活を見てどう思ったのかなと考えます。母は、自分の保育園を作るという私の夢が叶ったことを喜んでくれているでしょうか。

 父も母もあっという間に亡くしてしまいました。亡くなるなんて思っていなかったので、未だに納得していないよう

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保育の未来

保育の未来

先日、父の初盆に、西区園長会の理事の先生がお参りに来てくださいました。
まさか来てくださるなんて思ってもみなかったので、準備不足の部屋の中は惨憺たるものでした。

 起こってしまったことはどうしようもないので、日頃の心掛けを反省しましたが、昨年福岡市園長会に加入したばかりなのに、暑い中お参りに来てくださったことを有り難く、嬉しく思いました。

 お参りに来て下さった理事の先生が園長になられ

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