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りんごの花保育園

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りんごの花保育園の、たのしい毎日
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#幼児教育

おゆずり会

おゆずり会

2019/9/2

8月に行われた第2回目の夏まつりでは、保護者会役員さんが『おゆずり会』を企画してくれました。使わなくなった子ども服や靴を保護者の方から提供してもらい、必要な人に譲るという会です。どのくらい集まるのかなと思っていたのですが、驚くほどたくさんの服や靴が集まりました。

 夏まつり当日、役員さんがサイズごとに分けてきれいに並べてくださったのですが、子ども達の興味はゲームコーナーや

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ごっこ遊びは時代を映す鏡

ごっこ遊びは時代を映す鏡

 子ども達は、経験したことや、周りの大人の姿を再現するごっこ遊びが大好きです。

 お母さんごっこ、ままごと、家族ごっこ、病院ごっこ・・・大人の姿をよく見ているなと思います。心が動いたこと、印象に残っていること、真似をしたい大人がいることが、子どものごっこ遊びを引き出すのでしょう。

 特に病院ごっこは大好きです。白衣を見ただけで泣いてしまう子も、遊びの中ではお医者さんや看護師さんになって、細長い

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一日、気持ちよく過ごすためのお昼寝

以前書いたように、6月の職員勉強会では、お昼寝について話し合いました。
 再確認すると、一日気持ち良く過ごし病気にならない体づくりのために、子どもにはお昼寝が必要なのだと思います。

 お昼寝で気をつけなくてはいけないのは、年齢や個人差で睡眠の質や必要な時間が違うということです。

 昼寝をしなくても睡眠が足りている子に昼寝をさせると、夜寝ないのは当然です。起床時間が遅い子は、眠くなるには

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保育参観

保育参観

 保育参観日で、たくさんの保護者の方、おじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃんが来てくれました。りんごの花保育園は、どのクラスも温かく、楽しい雰囲気に溢れていました。

 保育参観の目的は、保育園では何を大切に、どんな活動を行っているかを伝え、その中で子ども同士がどのように影響しあって成長しているか見てもらうことです。

 最初は緊張気味だった子ども達も、時間が経つうちにいつもの表情にな

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経営的視点をもつこと

経営的視点をもつこと

 令和最初の理事会を開催しました。平成30年度事業報告・収支決算報告、令和元年度事業計画・収支予算書の承認をもらう大切な理事会です。

 りんごの花保育園の理事は、私を含めて6名。大学教授、認可保育園園長、会社経営者、民生委員と、様々な分野でご活躍の方ばかりです。それぞれの立場から、指摘やアドバイスをしてもらえるので、有り難いです。

 平成30年4月に開園し、1年間季節ごと、行事ごとに保育用品、

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給食会議

給食会議

保育園では、毎月1回給食会議を開いています。メンバーは、栄養士・保育士(順番)・主任と園長です。1ヶ月を振り返って、メニューの味・量、子どもたちの喫食状況、今後の課題を話し合います。

 乳幼児にとって、食育は重要です。給食の先生は、どうすれば子どもたちが食べてくれるか一生懸命考えて作ります。保育士は、子どもの健康や一生涯の食生活の基礎をつくるためにどうすればよりよく食べてくれるか日々考えて

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どの子も安心できる環境

どの子も安心できる環境

HSCという言葉を知っていますか?

HSCとは…
感受性が豊かで、他人の気持ちによく気がつく一方、周囲の刺激に敏感で傷つきやすい、「人一倍敏感」な子供を指す

先日、Y先生が、6月2日の西日本新聞の記事を送ってくれました。

 『環境に敏感な子知って』というタイトルで、2002年にアメリカの心理学者が、5人に1人は、HSC(ハイリ―・センシティブ・チャイルド(人一倍敏感な子)がいると提唱

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虫歯予防デー

虫歯予防デー

 6月4日は虫歯予防デー。りんごの花保育園では、一番キャリアが長いS先生と一番短いK先生が、『お菓子を食べて歯磨きをしなかったら、バイキンが出てきて、歯が真っ黒になる劇』をしてくれました。
 子ども役のK先生が食べているポテトチップスの袋を見た途端、いつもそれを食べている子は少し顔がひきつっていました。みんな歯磨きをしなくてはいけないことはわかっているのですが、歯磨きをした時に痛い思いをしたり、毎

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人の役に立つ喜び

人の役に立つ喜び

4月に3歳を迎えた孫は、自分でできることが増え、自信満々の3歳児になりつつあります。何でもやってみたい意欲にあふれ、困ってしまうくらい無理なことに挑戦しようとします。

 無理なことに挑戦しても、人の役に立つ喜びを感じるようになっているので、特別なお仕事を任せることにしました。コーヒーメーカーを使ってコーヒーを入れるという少々ハードルが高いお仕事です。コーヒー豆をひき、フィルターに入れ、水を

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食事の発達

食事の発達

長年0歳から5歳の子ども達の食事の仕方を見ていると、食べ方も発達することがわかります。
 
 離乳食の食べ始め…戸惑いながらも、食べられる食材が増えていき、積極的に食べるようになります。
 離乳食に慣れてくると、味がついていない淡白なものに飽きて、だんだん食べなくなります。
 離乳食が完了する1歳過ぎになると、味がついたものが食べられるようになり、意欲的に食べるようになります。

 探究心が

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子どもの食事

子どもの食事

 こどもの食事の悩みは尽きないですね。

 食べないのは心配、食べ過ぎても心配、野菜を食べない、同じものしか食べない、遊び食べをする・・・・

 適量を食べる、偏食をしないで何でも食べる、遅すぎず、早すぎず適度なスピードで食べる・・・そんな理想的な食べ方をする子どもは見たことがありません。いろいろな経験をして、望ましい食習慣が身についていくのでしょう。

 人間ほど、雑食な生き物はいないので、内臓

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歯科検診

歯科検診

ご夫婦の歯科医師さんに来て頂いて、歯科検診を行いました。
 予想通り、0・1・2歳児の子ども達は、担任の先生の膝に座って、歯科医師さんの方に頭をつけた途端、火がついたように泣きだしました。

 人間も生き物なので、本能的に人に口の中を見られると恐怖を感じます。泣くのは当然です。みんなよくがんばりました。

 3・4・5歳児は、ほとんど泣きませんでした。友達が診てもらっているのを黙ってじっと見

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乳幼児期の成功体験

乳幼児期の成功体験

現在日本には、ひきこもりの人が70万人とも100万人ともいると言われています。実態調査も進んでいないので、実態はもっと深刻なのかもしれません。

 ひきこもりは、長期化、高齢化し、社会と接触するきっかけをつくるのがどんどん難しくなります。原因は様々で、対策も追いつかず、本人だけでなく、周りにいる家族も長い間苦しい思いをしています。

 川崎市の多摩区で、51歳の男性が、スクールバスを待つ小学

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お昼寝

お昼寝

6月の職員勉強会を行いました。今月は、『お昼寝』をテーマにグループ討議をしました。
 なぜ子どもにはお昼寝が必要なのでしょうか。あるいは、本当に子どもにはお昼寝が必要なのでしょうか。

 りんごの花保育園では、0歳児から3歳児までお昼寝をします。4歳になったら、お昼寝はなくなります。3月から徐々にお昼寝の時間を短くしていって、4月になるとなくしてしまうのですが、夕方眠くて機嫌が悪くなったり

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