立正大学データサイエンス学部

立正大学 データサイエンス学部のnoteです。学部ホームページ(https://www…

立正大学データサイエンス学部

立正大学 データサイエンス学部のnoteです。学部ホームページ(https://www.ris.ac.jp/ds/) / 学部twitter(https://twitter.com/Rissho_DS

マガジン

  • 立正大学データサイエンス学部

    立正大学データサイエンス学部の活動や取り組みを紹介します。「学生の活動」、「プロジェクトの紹介」、「授業紹介」、「ゼミでの取り組み」などを"受験生"や"一般の方向け"にわかりやすく解説します。

  • 3分で分かるデータサイエンス

    データサイエンスの技法や、現場での活用のされ方、受験生が将来を思い描けるようなデータサイエンティスト・ビジネスマンの具体例を、カンタン、わかりやすく、手短に画像などをまじえて解説するコンテンツ

最近の記事

【学生の活躍】立正大学サッカー部のデータ分析

立正大学データサイエンス学部 1年生 小林千洋 ■データ分析の取り組み データサイエンス学部1年生の小林千洋です。私は立正大学サッカー部で学生スタッフを務めています。サッカー部は1975年に強化クラブに指定され、関東大学サッカーリーグ戦の2部に所属しています。関東大学サッカー連盟には107校が所属し、1部に12校、2部に12校、3部に12校、都県リーグが71校となっています。  私がサッカー部で主に取り組んでいるのは自チームの試合でデータを取得し、スタッフ、選手にフィードバ

    • 【プロジェクト紹介】 「子ども目線」で通学路の安全点検地図づくり

      立正大学データサイエンス学部 教授 原田豊  小さな子どもが事故や事件の被害にあう、いたましいできごとが、なかなか後を絶ちません。私たちは、こうした事故や事件を防ぐ取り組みをお手伝いするために、『聞き書きマップ』という、誰でも簡単に無料で使える安全点検地図づくりアプリを開発してきました。最近は、小学生がこのアプリを使って、「子ども目線」で通学路の安全点検地図を作る取り組みが始まっています。 ■『聞き書きマップ』とは この『聞き書きマップ』には、スマートフォン版とパソコン版

      • 【ゼミの紹介】 人が「見ること」から得られるデータに注目する

        立正大学データサイエンス学部 講師 石川茜恵 ■アイトラッキングってなに? 「アイトラッキング」という言葉をあまり聞いたことがない方も多いのではないかと思います。アイトラッキングとは,簡単に言うと「人がどこを見ているのか」「どんなところに注目しているのか」などに関するさまざまなデータを算出・計測する技術のことです。アイトラッキングは,アイトラッカーという機器によってできるようになります。このアイトラッカー(Tobii社製)が,立正大学データサイエンス学部でも使用できるように

        • 【授業紹介】 歴史に学び未来を拓く経済統計

          立正大学データサイエンス学部 准教授 辻村 雅子 ■産業連関表の誕生 1920年代のアメリカ合衆国を、Roaring Twenties(咆哮のもしくは狂騒の1920年代)と呼びます。アメリカ大陸を東西南北に結ぶ鉄道網が完成し、どの家庭でも電気が使えるようになったことで、人々の生活は大きく変わりました。T型フォードという乗用車が大量生産されたことで、一家に一台と言われるまでに普及したことは、よく知られていますが、同時にTT型フォードと呼ばれる小型トラックと、F型フォードサンと

        【学生の活躍】立正大学サッカー部のデータ分析

        マガジン

        • 立正大学データサイエンス学部
          25本
        • 3分で分かるデータサイエンス
          11本

        記事

          【ゼミの紹介】はじめての研究発表を終えて

          気象データサイエンス研究室 3年 鈴木淳広  12月1~3日にかけて東京大学柏キャンパスにおいて開催された新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot」第5回領域全体会議に参加し、ポスター発表を行いました。今回のデータサイエンス学部noteでは、この研究発表を通じて、私が感じたことをお伝えしたいと思います。  私は、現在、データサイエンス学部の3年生で、気象データサイエンス研究室に所属しています。研究室では、気象ビッグデータの統計解析を通じて

          【ゼミの紹介】はじめての研究発表を終えて

          【ゼミの紹介】まぎらわしい広告と法律

          立正大学データサイエンス学部 准教授 南部あゆみ ■欺瞞的デザインパターン(ダークパターン) インターネットで買い物をしたら、その後DMが頻繁に送られてくる。なぜだろう。調べてみたら、購入手続の最後に「DMを受け取る/受け取らない」のチェック欄があり、勝手に「DMを受け取る」にチェックが入っていた。こんな経験をしたことがありませんか。しっかり確認していれば、DMのチェック欄に気づきますし、その際にチェックを外しておけばいいだけの話です。しかしページの下の方にあり、ついつい見

          【ゼミの紹介】まぎらわしい広告と法律

          【ゼミの紹介】人の心をデータから読み解く「心理データ解析研究室」

          立正大学データサイエンス学部 講師 石川茜恵 こんにちは。データサイエンス学部で「心理データ解析研究室」を運営している石川です。心理学とデータサイエンスって関係あるの?という疑問には本学心理学部の武部先生[1]や永井先生[2]が執筆されたnoteを見ていただくとして、今回は私のゼミでどんなことをしているのかご紹介します。 ■心理データ解析研究室の活動 ①輪読 1つ目は「輪読」です。心理データ解析研究室に来てくれる学生のなかには、1、2年次に心理学を履修して勉強してきた学生

          【ゼミの紹介】人の心をデータから読み解く「心理データ解析研究室」

          【コラム】背面跳びの物理学

          立正大学データサイエンス学部 講師 成塚拓真 ■はじめに 皆さんは走り高跳びという競技をどの程度ご存知でしょうか?オリンピックや世界陸上を見ると分かるように,今のところ最も効率的な跳び方(と信じられているの)は背面跳びです.実は,この背面跳びには,物理学(特に力学)のエッセンスが詰まっています.物理学というと,数式がたくさん出てきてなんだか難しい学問のように思えるかもしれません.ですが,普段色々なスポーツをしている皆さんは,物理学を身体で理解しているはずです.ここでは,背面

          【コラム】背面跳びの物理学

          【授業紹介】 正確なデータを作るためのデータサイエンスを学ぼう

          立正大学データサイエンス学部 教授 高部 勲 ■正確なデータを作るための技術 AI・データサイエンスの各分野では様々なデータを用いて、将来予測やデータの背後に潜む構造の把握を行うためのアルゴリズムが開発されています。しかし、それらのアルゴリズムに入力するデータが誤っていれば、そこから導かれる結論も誤ったものになってしまうおそれがあります。例えば、インターネット通販のデータを分析する際に、若い人に偏ったデータを使ってしまうと、若い人以外の行動が、分析結果に反映されない可能性が

          【授業紹介】 正確なデータを作るためのデータサイエンスを学ぼう

          【プロジェクト紹介】 熊谷うちわ祭りでの実証実験に参加して

          立正大学データサイエンス学部3年 小花 透之晴(観光・不動産データ解析研究室)  僕たち,観光・不動産データ解析研究室のメンバーは,7月21日と22日に開催された熊谷うちわ祭りで,ものつくり大学の学生と一緒に,一般社団法人熊谷まちなか再生エリアプラットフォームの実証実験に参加し,活動を行いました。今回のnoteでは,この活動の体験談をお話ししたいと思います。  熊谷うちわ祭りは江戸時代から行われている由緒のある祭事で,12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する様子

          【プロジェクト紹介】 熊谷うちわ祭りでの実証実験に参加して

          【ゼミの紹介】 データサイエンスを使って組織を理解する

          立正大学データサイエンス学部 教授 伊藤善夫(実証経営学研究室) ■あなたは将来何をしたい?高校生の皆さんは、「将来何をしたいですか?」と聞かれて、どう答えますか。小学生の頃であれば、色々と夢を語ることもできたでしょう。でも今は、もっと真剣に、もっと現実的に考えることでしょう。真剣に、現実的に考えると、なかなか答えは見つからないかもしれませんね。文部科学省の学校基本調査によれば、2022年度に大学を卒業した人のうち、就職をしたのは全体の約75%でした。そのうち自営業者は全体

          【ゼミの紹介】 データサイエンスを使って組織を理解する

          【プロジェクト紹介】 SNSによって社会分断?

          立正大学データサイエンス学部 教授 家富 洋 ■森羅万象はつながりから 私は,企業間取引,銀行-企業間融資,株所有,貿易,ソーシャルネットワークサービス(SNS)などから生じる大規模経済・社会ネットワークの構造やダイナミクスをネットワーク科学の立場から研究しています。経済・社会の本質は個々の要素のつながりと言っても過言ではないでしょう。例えば,SNSは,人々のコミュニケーション能力を大きく向上させ,情報の共有化・普遍化を促進し,グローバリゼーションを一層加速化しています。ま

          【プロジェクト紹介】 SNSによって社会分断?

          【ゼミの紹介】 パソコンを駆使して物作りに挑戦~柔らかい頭で創造&想像を楽しもう!~

          立正大学データサイエンス学部 准教授 辻村雅子 ■データから価値を創造するデータサイエンス学部の目的のひとつに「データから価値を創造する」ということがあります。統計データ、文字データ、画像データ、音声データなど膨大に集積される様々なデータから、新たに何を生み出すことができるのか、創意工夫次第で可能性は無限大だと思われます。また学生全員にパソコンが配布される本学部では、パソコンを最大限に使いこなすことも醍醐味のひとつとなっています。この様な背景から、ゼミでは「パソコン、ソフト

          【ゼミの紹介】 パソコンを駆使して物作りに挑戦~柔らかい頭で創造&想像を楽しもう!~

          【ゼミの紹介】 データサイエンス学部のスポーツコーチング研究室

          立正大学データサイエンス学部 講師 宮﨑善幸 ■データサイエンス学部でスポーツコーチングを学ぶ意味 立正大学データサイエンス学部においてスポーツコーチングゼミナールを担当している宮﨑善幸です。スポーツコーチングゼミナールでは4つのことを深く学びます。それは①哲学とビジョン、②自分自身のことをより理解する力である自己認識力、③人間関係構築能力、④専門的知識です。データサイエンス学部でなぜ、スポーツコーチングの学びが必要なのか?それは、データを使うにしても、使わないにしてもこの

          【ゼミの紹介】 データサイエンス学部のスポーツコーチング研究室

          【授業紹介】地域経済へのアプローチ

          立正大学データサイエンス学部 教授 西崎文平 ■小さな島の歴史に学ぶ この科目は、受講者が地域経済学の要点を理解したうえで、都道府県や市町村などのデータを使った分析ができるようになることをめざしています。授業では、地域経済の動きを説明するための理論モデル、我が国で実施されてきた地域政策などを紹介しつつ、それらを検証するためのデータの読み方、扱い方を解説しています。  とりわけ理論モデルは教科書を読むだけでは頭に入りにくいので、できるだけ直観に訴えるストーリーを示し、受講者の

          【授業紹介】地域経済へのアプローチ

          【ゼミの紹介】データサイエンス学部の法律ゼミ

          立正大学データサイエンス学部 准教授 南部あゆみ ■「だます」を考える 南部ゼミは、データサイエンス学部内の情報法ゼミです。そのためゼミ生の中には、法律の勉強は初めてというメンバーもいます。今回は、そのような南部ゼミでおこなったレクリエーションの1つをご紹介します。  この場合に、売主Yが買主Xをだましたといえるか否かを話し合うゲームです。ただし、判断するには事実(情報)が足りません。そこで、グループごとにカード(シナリオカード)を何枚か選びます。例えばY(売主)の人物像

          【ゼミの紹介】データサイエンス学部の法律ゼミ