カナコ

詩を書いてます。時々真面目に世の中考えます。

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最近の記事

平和を願う

ああ あれはあなたと歩いた夜明けの歩道橋 ああ あれは車で君の部屋へと向かった大雨の中の道 ああ 僕たちはいつもどこにいても心を繋いでいた ああ 世界情勢が緊迫して 海を渡っても ああ 毎夜あなたの笑顔を思い浮かべながらねひとり眠るベッド ああ 私たちは何気ない日常を過ごしていた ああ 僕たちは他愛もない会話を穏やかにしていた それがある日 突然全てが壊された ああ それは争い 権力のため してはいけない爆弾 ああ 壊された街 あの歩道橋 私達の街 どうして私たちが一体何

    • 俺たちはそりゃ書くことが好きだけれど

      俺たちは そりゃ書くことが好きだけれど 俺たちは そりゃクリエイティブな仕事をしたいけれど 俺たちは そりゃ帯がついた本を出せたら良いなというのが夢だけれど その本に帯をつけてくれている仕事をしてくれている人たちで この世界が回ってるといっても過言でないことを忘れてはならない 俺たちは 同じ仕事をコツコツもくもくとやる仕事は退屈だと思ってしまうけれど そういう仕事をしてくれてる人たちは こなした仕事の数に達成感を感じる人だって要るんだ 俺たちは 発信してお金になったら

      • 【詩】雨粒ぴちょんくん

        今夜もコーンスープを暖めていた とんとんピチョン とんとんピチョン キッチンの窓ガラスに雨粒が当たり出した 冬の最後の雨 トーストにクリームチーズを塗って ブルーベリージャムをつける 朝はマーマレードをつけたけれど クリームチーズにはブルーベリーが合う 「わぁ!それ、雪?」 声がした方を見ると テーブルに水色の水滴が人差し指1本ほどで 居た 「ねえ 僕たちは寒くなると雪になるんだよ」 「君は雨粒くんだね?」 北風ピューと遊んだ私は 驚くこともなく言った 「そうさ 僕は雨粒

        • 【詩】あと一歩

          「寒いね」 『ココア飲もっか』 「うん」 咲花がお湯を沸かしてる間 僕はカップにスティックタイプのココアを入れる この冬 何度もあったシーン カメラのシャッターを押すように日々を切り取って文章にしてきた いろんな事を書いてきたけれど やっぱり、咲花と僕、のことを書いてる時が優しいキモチでいられる 「桜が咲いたらさ」 『うん?』 「たっくんのチャリを新しく買いに行こうよ」 『そうだな。もう12年乗ったからなぁ』 「桜の下歩いていけば、カインズなんてすぐだよ」 冬の間は茶色

        平和を願う

          【詩】深夜組

          寝静まった住宅街 アパートで起きてるのも私だけみたい 近くの高速道路を走る車の音が聞こえる あのオレンジ色の光を見に 夜のお散歩をしてみようか 3月の寒い日だった夜 ちょっとその気は思い付きで終わってしまう 昨日の夜が寒くて ぐっすり眠れなかった 昼間に5時間寝てしまって 今 深夜組 眠るのをあきらめて 台所でカロリーメイトとポテトチップスとゼリーを食べた 堕落してるなぁ なんだか昔を思い出す 友達とオールするのが楽しかった頃 なんだか昔を思い出す ラジオにかじり

          【詩】深夜組

          【詩】タイムマシン

          まだ寒い3月の末 日差しが当たるカフェ 窓際の席で 通りを歩く高校生を見ていた やり直したいな 人は間違った道に進んだと思うとき どこまで戻れるかが大事 と聞いたけれど ここから出来ること を大事にやって来た だけど もしも過去の私に そっと背中を押してあげられるなら その一歩を踏み出していたら大きく変わるよ と伝えてあげられることが出来たなら 人それぞれ 後悔することはあって 私は やり直したいな と思っても  後悔してはいないよね やっぱり ここから出来るこ

          【詩】タイムマシン

          【詩】北風ビュルルン

          羽田空港で風速25mを記録したのは 北風ピューではなく 北風ビュルルン 北風ビュルルン 各地の路線を停止 北風ビュルルン 街路樹をなぎ倒し 『すごいなぁ 北風ビュルルン』 今夜もコーンスープを暖めていた 襖がすきま風でカタカタとなる 北風ピューが来たのかな 『北風ピュー、いるの?』 ボブカットに切ったばかり 私の前髪をフワアっと揺らす 「こんばんは」 あれ ホントに現れた 『北風ピュー、ビュルルンって強いね』 「今夜は北風ビュンビュンとおいかけっこをしてるんだよ」 『

          【詩】北風ビュルルン

          【詩】お昼寝

          まだ火曜日だっていうのに 先週からの疲れを引きずって リハビリを休んでしまった 家の事を終わらせて お布団に入り直し ずぅぅぅんと体がお布団に沈み混む ランチはカップラーメンとレンチンしたチャーハン 再びお布団 窓際のベッド 日が当たり出しただけじゃなく 『あったかい』 ぬくとい温盛ちゃんを感じながら 眠ってしまった スマホがなって  幸せな眠りから起こされて 出てみるとリハビリから もう一度眠ろうと思ったんだけれど もう夕方4時半 ぬくとい温盛ちゃんがいると

          【詩】お昼寝

          ぬくもりのある社会2

          今日、バスに乗ったら。始発の駅からだったんだけど。発車前に運転手さんが3連発ですごいくしゃみをしていたの。 私はちょうどドラッグストアでハナノアを買った帰りだった。 降り際、運転手さんに聞いてみた。 『運転手さん、花粉症ですか?』 「いいえ!違います!」 『そう?花粉症ならこれ良いですよって伝えようと思ったんだけど』 と、袋からハナノアを取り出すと、運転手さんは 「どれ?」 と身を乗り出して見てきた と言うイチ幕がありました。 なんかそういう気軽な会話が出来る社会になっ

          ぬくもりのある社会2

          【詩】昼下がりの1杯

          窓から日が燦々と入ってくる部屋  今日はおやすみの日  スキンケアだけで日焼け止めも塗ってない 直接日が当たるベッドサイドを避けて 部屋の角のソファでビールを飲む 軽めのジャズをかけて ハミングする だんだん ずれてくる 目蓋も重い 外では飲まない方が安全 弱いくせに 飲みたがるのが変わらない 昔みたいに 気軽に友達と飲みに行けなくなってしまった 連絡もとらなくなって 今はどこに住んでるかも知らない それぞれの暮らしがあって それぞれの道があって もう交差はしない道

          【詩】昼下がりの1杯

          【詩】北風ピュー

          シンとした夜の部屋 外の風が窓をガタガタと鳴らす すきま風が冷たい キッチンのガスコンロ コーンスープを温めていた 「わあ 美味しそうな色 ボクにもくれる?」 ???部屋には私だけ すると 私の長い髪がゆらゆらと揺れた 『オバケ?!』 「違うよ ボクはオバケなんかじゃない 北風ピューだよ」 『北風ピュー?』 「ふふふ。ボクは風。あなたは風と話せる力を持っているんだよ」 『フム?』 「ねえ。その美味しそうなスープをボクにもちょうだい」 『北風が暖まっちゃって平気なの?

          【詩】北風ピュー

          【詩】夜の雨

          車が水溜まりを跳ねて走っていく音が聞こえる 窓ガラスに映る ループ🪔が照らす 暖かな色の部屋 サイドボードに置いたスピーカーから流れる ピアノジャズ しんしんとは冷えてこない部屋 それでも 溶けたココアがホッとする 朝には晴れるらしい 君の心も 過ぎていく時間 明日はキラリ 見つけられるかな 高く舞う風 想う瞳 冬の終わり 春のはじめ

          【詩】夜の雨

          ぬくもりのある社会

          ファーストフードの店内 隣の席の女の子に気がるに 勉強頑張ってね 言えたら良いなぁ そんな社会だったら 犯罪が増えるよ なんて言わずに 声かけ見守り隊が自治会でできなくても 優しさと気遣い どっちの顔でも良いから どこかの政治家が言ってたことがあったんだけれど ぬくもりのある社会 そんな国になると良いよねえ 廃止になった技能実習生は この国に来て 冷たい国って感じたから 失踪が多かったのだろうし 子供たちは保育の頃から虐待まがいが 専門職の人からあって どこかで 間

          ぬくもりのある社会

          俺は十分だぜって思えたら

          今日は2024年1月31日水曜日。極寒の季節のはずが、春の陽気。 花粉がたくさん飛び始める前にと、お布団と毛布を干しました。東京の人ってお布団とか干さないのかな?干せないのかな?どうしてるんだろう? 人の幸せってさ。結婚することが幸せなこと、と思っている人もいる。素敵なタワーマンションに住むことが幸せなこと、と思っている人もいる。やりたいことを仕事に出きることに幸せを感じている人もいる。 今のボクは身を切るような痛みも感じてないし。悲しくて苦しくて、気持ちを文章にしないと

          俺は十分だぜって思えたら

          【詩】日曜日のうた

          日曜日 12時のベッドルームに溢れてる 眩しいよ 穏やかな  日差しに照らされた白い胸 コポコポと 沸いてるよ デロンギコーヒーメーカーで コクコクと飲んでいる 1日始めるスイッチだ ゆっくり ゆっくり 目覚めよう 日曜日 ゆっくりと 肩にもたれ掛かってねカーテンの向こう側 お休みの日のそよぐ風 フラワーベース キレイだよ 黄色いバラが咲いている ラララララ 日曜日 夜が来た おしゃべりたくさん1日の 眠る前 ゆっくりと 体を休めるヨガをする ラララララ ラララララ 良

          【詩】日曜日のうた

          チクチク

          チクチク…チクチク…チクチク…何を縫っているのでしょーか! ソファ用のブランケットに左上とわかるように、お花型のボタンを縫い付けました! チクチク…新型コロナウイルスの最初の緊急事態宣言の時にもマスク作りを手縫いしましたが。チクチクって集中するからか、結構楽しい😃🎵 また何か縫いたいな。でも刺繍はつまんないと思っちゃうんだよね。何か縫いたいな。スマホ用巾着袋も作ったんだった!何か無いかな。何か縫いたいな。

          チクチク