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仕事のこと

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マネジャー1年目の七転八倒を振返って思うこと

マネジャー1年目の七転八倒を振返って思うこと

22年4月に持ち上がりマネジャーになって1年が経ちました。なかなかリアルタイムでは説明しにくいような失敗とトラブル続きの1年でしたが、ふとこの春の面談でボスから「色々大変そうだったけど、あなたはまた一連の経験を振り返って学びにするんだろうね」と言って頂いたことや、大学院同期の皆さんと話していて「めちゃくちゃ揉めてたけど、めちゃくちゃ良い組織になって表彰もされたってどうリカバリーしたの」と聞いて頂い

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ハラスメントを感じたら逃げること

ハラスメントを感じたら逃げること

仕事で後輩から思いつめた顔で「あの先輩(や上司)がなんで自分にだけ怒るのかわかりません、多分自分が嫌われてるだけなんです」みたいな相談を聞くことが稀にあるのですが、彼らの多くがそれでも「先輩(や上司)の言ってることは正しいとは思うので、、、」と自分を責めているのを見ると胸が痛くなります。特定の人とのコミュニケーションがしんどすぎると感じることはきっと誰にでもあって、それは自分が100%正しくなかっ

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会社員生活15年間の大まかな読書遍歴

会社員生活15年間の大まかな読書遍歴

読書は自分の仕事やキャリアについて考える上で切っても切れないものです。会社の後輩に本の紹介を求められることも多いのですが、いつ何を読んだら良いかって一言で言い切れないので自分がどんな本を読んできたのかの整理をしておきます。結論から言えば「駆け出し時代(20代前半)は実務に関する本、まだ若手の頃(20代後半〜30代初め)はビジネス全般、中堅以降(30代中盤以降)は歴史・科学・宗教」についてのウェイト

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仕事に没入してしまったら、意識して会話を増やすこと

仕事に没入してしまったら、意識して会話を増やすこと

もうあっという間に年の瀬ですね。土曜朝に大阪に帰省してきましたが岡山よりもめっちゃ寒いです。さむさむ。

人間関係の悩みについての前の記事について読んで頂く機会が多かったので、自分の別の仕事の悩みのハックについても簡単に紹介しておきます。

自分が大事にしているハックは、「仕事でまるで『自分だけが頑張ってる』みたいな孤独感を感じてしまったら、それは視野狭窄のシグナルなので周囲とよく話すこと」です。

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人間関係に悩みかけたら自分の「役割」にフォーカスしてみること

人間関係に悩みかけたら自分の「役割」にフォーカスしてみること

今日は一日有給取得して、中耳炎の長男を耳鼻科に連れて行ったり一緒にテレビ見たりと冬休みの一日をゆっくりさせて頂きました。子供のおやつがビエネッタだったり、仕事のお付き合いで買ってきたシュトーレンをちょこちょこつまみ食いしたのがXmasらしかったです。

さて仕事はまだ締まっていませんが、もう今年も終わりですね。今年も公私とも悩み多き一年でした(基本的にそういう性格なのです)が、一番よく考えたことは

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その場しのぎでイケてるつもりだった社会人3年目

その場しのぎでイケてるつもりだった社会人3年目

あっという間の梅雨明けで、暑い日曜です。子供達は夏休みですね。

今日は少し前に書いた記事の再構成です。普段後輩を見ながら自分の昔はどうだったかなと思い返すことが多いので、3年目の頃の自分について振り返り。実務面では軌道に乗りつつも、新しくオンされる仕事を放置したり失敗を誤魔化したりして自分をあまり客観視できず、失敗を忘れ続けていたなぁという苦い思い出についてです。

1.3年目の頃の自分新人〜2

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よくできる新入社員をいかに組織に活かしていくか(2019)

よくできる新入社員をいかに組織に活かしていくか(2019)

2週間前から仮配属の新入社員を迎えていますが、昨年に引き続いて学歴語学申し分なし・コミュニケーション良しと、「よく入ってくれましたね!」と思うハイスペックで感じの良い新人達です。年をとったせいか厳しい視点はあまり持てず、「現場はHPの100倍泥臭いけどびっくりせんといてね」「間違いなく昔の自分より優秀なのでほんまこれから活躍して下さいね」という感じです。優秀と思うポイントは1年前に書いた以下記事と

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読んでExcelの苦手意識が減った本

「Excelは苦手なんです」と仰る方は身近にまだ結構いらっしゃるように感じますが、自分も元々苦手だったので「どこから手を付けたら良いかわからない」「ただのデータの羅列になって見栄えが悪い」みたいな気持ちはよくわかります。自分が色々なExcel本を読んで「あぁそうか」と目からうろこだった本を備忘も兼ねて紹介します。一定の社会人経験があれば皆様それぞれに拘りがある分野だと思うので、参考にならなければ読

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会社生活は壮大な助走だったと

会社生活は壮大な助走だったと

もう還暦を迎えられる、尊敬する先輩とショートメールをやりとりしていて「入社した頃は会社生活が人生だと思っていましたが、会社生活ってあっという間ですね」と送ったところ以下の返事を頂きました。

「その通りです。若いときは平均寿命までがはるか先に思え、ましてや働き始めた時は、定年までの時間=自身の人生みたいな気がするのですが、最近思うのは、現役で働いた時間は、還暦以降の長大なる助走路のようだったのでは

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仕事がしんどい時・やるせない時の振り返りについて

仕事がしんどい時・やるせない時の振り返りについて

今の仕事は社会的意義もあるし面白くて好きなので「仕事が根本的に嫌になるほどしんどい」ということはほぼないのですが、どれだけ経験を重ねて立場が変わっていってもそれぞれタフに感じる仕事はあるものですね。短期的なストレスや悔しい・やるせない思いをする状況というのは(自分にとっては)いつまでもなくならないものだと思っているので、そんな時に自己管理のために考えるようにしていることの整理です。ストレスの発生そ

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変わり続ける顧客ニーズを「肌で」感じ続けること

変わり続ける顧客ニーズを「肌で」感じ続けること

2018年も終わりに近づいてきたので今年一番よく考えたことについて振り返っておきます。仕事における判断の「正しさ」って世の中の流れでどんどん変わっていくので、今目の前にいる「顧客との対話」を通じて価値観を「自らアップデートしていくこと」がかなり大事だと思いますという話。言葉にすると月並なのですが無意識のうちに「自分達は正しい」「相手を説得しなければ」と決めつけてしまう場面は多いので自戒を込めた話で

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組織の「秘伝のタレ」にならないように

組織の「秘伝のタレ」にならないように

最近の日記から、自分が特に残しておきたい話をメモしておきます。最近何度か同じ話をする機会があったのですが「組織がなかなか変わらないのは、投入された新しい価値観のはずの人がどんどん組織に同化して『秘伝のタレ』が再生産されていくから」ではないかという話です。もちろん秘伝のタレにも良し悪しがあると思うのですが、ここでは「内向きで変化を嫌う組織」という意味です。

古くて大きな組織が保守的になってしまうの

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27歳、初めての転勤でぶつかった壁あれこれ

27歳、初めての転勤でぶつかった壁あれこれ

1年半前に自分と同じタイミングで転勤してきた後輩や、今年他エリアから転勤してきた若手メンバーなどを見ると、あぁ初めての転勤て新人の時とまた違った大変さがあるなぁと思います。それまで育った組織とは人も文化も異なる中で、「組織の歴史」を感じながら新たに自分なりの立場を作って付加価値を出していくことって本当に難しいですね。そこで自分が初めて転勤をした5年目、27歳の時に転勤してどんな壁にぶつかったのかを

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ビジネススクールに行って良かったこと(サラリーマン目線)

ビジネススクールに行って良かったこと(サラリーマン目線)

このnoteは主に会社の後輩に向けて自分のキャリアの振り返りを書いているのですが、よく聞かれる「MBAってどうですか」みたいな話に対して今思うことをまとめておきます。
自分が通ったのは週末の国内大学院ですし卒業後に大きなキャリアチェンジをしている訳でもないので、身近な1つの会社員のケースとして読んで頂けたらと思います。

0.結局行って何が良かったのか?→巷で言われる「ビジネス」の全体像について自

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