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#支援

アドラーフェストでの発表から/目的論と原因論

アドラーフェストでの発表から/目的論と原因論

03月13日、オンラインによる第6回アドラーフェストで発表をさせていただきました。アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。

私の発表は、アドラー心理学を応用した障がいのある人の支援についての事例でした。特に相談支援における導入やふりかえりで、アドラー心理学の技法や思想を意識した対応をしています。その具体例について発表をしました。

昨日のnoteには、支援の現場で

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アドラーフェストでの発表から/課題の分離の誤用

アドラーフェストでの発表から/課題の分離の誤用

03月13日、オンラインによる第6回アドラーフェストで発表をさせていただきました。アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。今日は、私の発表の中でお話をした、「支援者に受け入れられなかったアドラー心理学」と「勝手に解釈された課題の分離」についてnoteを書きます。

支援者に受け入れられなかったアドラー心理学私は、アドラー心理学を応用した障がいのある人の支援についての

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アドラーフェストでの発表から/「何を持って生まれてきたかではなく、それをどう使うかが重要だ」

アドラーフェストでの発表から/「何を持って生まれてきたかではなく、それをどう使うかが重要だ」

03月13日、オンラインによる第6回アドラーフェストで発表をさせていただきました。今日は、すべてのプログラム終了後の雑談で出た話題についてnoteを書きます。

アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。私は、アドラー心理学を応用した障がいのある人の支援についての事例を発表しました。また、その後の雑談で「自閉症の人は一人が好き?」という話があり、私はそれについて「一人

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アドラーフェストでの発表から/相手の関心に関心をもつ

アドラーフェストでの発表から/相手の関心に関心をもつ

03月13日、オンラインによる第6回アドラーフェストで発表をさせていただきました。アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。私の発表は「アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン」というタイトルで、アドラー心理学を応用した障がいのある人の支援についての事例を発表しました。

私は、早稲田大学中野エクステンションセンターでアドラー心理学を学び始め、その後、ア

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接遇マナーを学ぶ④/快く思ってもらえる服装を選ぶ

接遇マナーを学ぶ④/快く思ってもらえる服装を選ぶ

仕事で実施した、接遇マナー研修に関することを書いています。今日は、「身なり」についてです。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。私たち支援者は、人権に関する研修を受講することが求められています。そこで、今年は講師に来ていただき「接遇マナー」というテーマで研修を実施しました。「接遇マナー」をテーマに選んだ理由は、以下のnoteに書きました。よろしければお読みください。

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接遇マナーを学ぶ②/来てくれてありがとうの気持ち

接遇マナーを学ぶ②/来てくれてありがとうの気持ち

私たちは、礼儀正しいあいさつが大切であるということを知っています。また、礼儀正しいあいさつがどういうものかということもおおよそわかっています。しかし、それを適切に使うことが苦手です。

仕事の人権研修の一環で「接遇マナー」について学びました。昨日は、なぜその研修を企画したかということを書きました。今日は、実際の支援場面での様子を交えてnoteを書きます。

立ち止まってあいさつをするまず、今回の研

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接遇マナーを学ぶ①/学ぶわけ

接遇マナーを学ぶ①/学ぶわけ

障がいのある人たちの支援にたずさわる者は、人権に関する研修を受講しなければいけません。私の法人でも毎年、テーマを決めて人権研修を実施しています。今年の研修は「接遇マナー」というテーマで実施しました。

対人関係の基礎となる接遇マナー私は、障がいのある人たちが利用する社会福祉法人を経営しています。法人には、相談支援、日中活動、グループホームの3種類の事業所があります。いままでは、様々な形態で人権研修

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早稲田エクステンションセンターZoom講座「社会情動スキルを身につける」を受講して②/身につける目的

早稲田エクステンションセンターZoom講座「社会情動スキルを身につける」を受講して②/身につける目的

2021年02月06日、早稲田大学エクステンションセンターZoom講座で、向後千春先生の「社会情動スキルを身につける」を受講しました。今日は、この講座を受講したきっかけ、目的を自分の仕事と関連付けてまとめます。

受講のきっかけ私は、障がいのある人たちが利用する事業所を経営しています。この仕事においても「社会情動スキル」はだいじなスキルです。この講座を受講したきっかけは、主に次の2つです。

1.

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ヴィゴツキーの最近接領域を支援に取り入れる(教える技術より)

ヴィゴツキーの最近接領域を支援に取り入れる(教える技術より)

01月09日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「教える技術」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面で活用すること、また支援者の働き方改革への活かし方を考えて書いていきます。

講座は02月13日で終了してしまいました。今回も障害福祉分野に転移できそうなことがたくさんありました。向後先生は、笑いながら、同じ講座を何回も受けるなんてと、おっ

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怒りの仕組みを理解しよう(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ③

怒りの仕組みを理解しよう(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ③

10月03日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学実践講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

11月14日、第7回目のテーマは「感じられたマイナスとその反応」でした。今回の講義では、質問会議の解説から、怒りについて、アドラー派とアンガーマネジメントを対比させた説

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間違いを繰り返す人とのかかわり方いろいろ(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ②

間違いを繰り返す人とのかかわり方いろいろ(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ②

10月03日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学実践講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

11月14日、第7回目のテーマは「感じられたマイナスとその反応」でした。今日は、昨日に続き、質問会議に挙がった質問に関連したことを書きます。

質問は、職場で間違いを繰

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怒りあふれる利用者との付き合い方(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ①

怒りあふれる利用者との付き合い方(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ①

10月03日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学実践講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

11月14日、第7回目のテーマは「感じられたマイナスとその反応」でした。今日は、レクチャに入る前の質問会議に挙がった質問に関連したことを書きます。

質問リストには2つ

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結びつける感情と切り離す感情(アドラー心理学実践講座 第5回目より) ②

結びつける感情と切り離す感情(アドラー心理学実践講座 第5回目より) ②

10月03日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学実践講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

10月31日、第5回目のテーマは「感情は価値観のセンサー」でした。講義では2種類の感情について説明がありました。

感情には、結びつける感情と切り離す感情があります。結

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アドラー心理学を福祉現場に活かそうと思ったきっかけ(アドラー心理学実践講座 第5回目より) ①

アドラー心理学を福祉現場に活かそうと思ったきっかけ(アドラー心理学実践講座 第5回目より) ①

10月03日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学実践講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

10月31日、第5回目のテーマは「感情は価値観のセンサー」でした。まず、グループによる質問会議から始まりました。今日はその質問会議で取り上げたテーマから思いあたる事例を

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