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落ちてくるナイフは掴むな〜大損しない鉄則とは〜

投資の世界では、

『落ちてくるナイフは掴むな』

という格言があります。

株式投資などで暴落局面の株は、

これでもか!!!!!

というくらいどんどん株価が暴落します。

そのような株価の暴落をナイフに例えた言葉です。

ナイフが地面に落ちる時に掴もうとすると、
ちゃんと持ち手の部分を掴まなければ大怪我を
します。

しかし、地面に刺さった状態で掴めば、
怪我をすることはありません。

投資も同じで、暴落している時に上手く掴もうと
すると大怪我をします。

そのため、ちゃんと底値になったタイミングを
確認して、少し上がったところで投資をすれば
大怪我はしません。


目先の利益に目が眩み、ここで上手く投資
できれば儲けられると欲をかくと怪我します。

投資の神様と称されるウォーレンバフェット氏
でさえも、このような名言があります。

「第1ルール、損しないこと。
 第2ルール、第1ルールを忘れるな」

バフェット氏でさえも、大怪我をしない、
損をしないということには徹底されています。


今年に入ってから株式相場は大荒れですね。
投資が上手い方々でさえも、今年はかなり
静観されている方も多いです。


本日は株の2つの買い方である「順張り」と
「逆張り」というタイミングをご紹介します。

これは過去記事でご紹介した「テクニカル分析」
の1つです。


順張りとは

順張りは株価が上昇局面において、その上昇に
乗っかって買うことです。

そのため、株価がまだまだ上がるだろうと
見込んで買うという買い方です。

どちらかというと、長期的に株価の値上がりを
期待する際に順張りをする場合が多いです。


逆張りとは

逆張りは株価が下落局面において、敢えて下落
の流れに逆らって買うことです。

ここから反転して、上昇局面に転じるだろうと
予想して、勇気を持って買いを入れます。

どちらかとうと、短期的に大きな利益を得たい
という場合に使われることが多いです。



順張りと逆張りですが、どちらが大きく利益を
得ることができることかというと「逆張り」
でしょう。

ほとんどの方が下落局面で落ちるナイフを掴もう
としない時に、敢えて掴みに行くのですから、
そこで底値をぴったり掴み、すぐに株価が高騰
すれば大儲けです。

しかし、株を底値で掴むのはそう容易いことでは
ありません。

株を底値で掴んだと逆張りした瞬間に、さらに
どんどん下落が続くこともあります。

2番底、3番底と底値が続いた場合、逆張りで
儲けようと買いを入れた株はどんどんマイナス
の含み損になっていきます。

それで焦って、次の底だとまた買いを入れる、
いわゆる「ナンピン買い」というものです。

ナンピン買いをして、株の取得平均価格を
ならしたとしても、それ以上に株価が上昇
しなければ含み損を増やしただけで終わり、
最終的に「塩漬け」と言われる、マイナスの
まま株を放置するような状況になりかねません。

よって、株の暴落局面のの逆張りは非常にリスク
の伴うものだということをご認識ください。


落ちてくるナイフは焦って掴まず、地面に
刺さってからでも遅くはありません。

損をしないためには、大きな利益を取りに
行くよりも、確実な利益を取りに行くことです。

その積み重ねが投資を制することに繋がります。

短期的に大儲けをしようという考えは捨てて
コツコツ安全に投資をしましょう。

それでも短期的に稼ぎたいという方は、
失う覚悟を持ち、余剰資金で挑むことです。

それでは。

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