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涙とご飯の味〜記憶に残るあの日のご飯〜

今日はゆるくつぶやきを。

先日、菅田将暉さんと小松菜奈さんが婚約を
発表されましたね。

とっても大好きな役者の2人なのでなんだか
嬉しかったです。

2人の共演した作品で、

・ディストラクション・ベイビーズ
・溺れるナイフ

は見ていました。
ディストラクション・ベイビーズは友人も
出演していたため、かなり親近感のある
作品の1つで、どちらも最高の見応えでした。

そして、1つ未鑑賞の作品であった「糸」を
ようやく昨日鑑賞しました。

中島みゆきさんの名曲が染み渡る素敵な作品
でした。

縦の糸と横の糸がほつれたり、切れたり、
また絡み合ったり、まさに曲をなぞっている
かのような素敵なストーリーでしたね。

ぜひまだ未鑑賞の方は見てみてください。


個人的には、作品の中で子ども食堂を運営する
倍賞美津子さんのご飯を食べながら、ボロボロと
大泣きする小松菜奈さんのシーンが個人的に記憶
に残りました

「なんでだろ…このご飯が一番美味しい、
帰ってきたと思う、帰ってくる場所なんか
なかったはずなのに」

これまでの苦労がすべて溢れ出るかのような
シーンで思わず涙しました。

このシーンから思うことは、自分にも過去に
大泣きしながらご飯を食べた日があったなと
いうことを思い返しました。

食欲が全然ないほど苦しかったはずなのに、
そのご飯を一口食べると、涙が溢れ出し、
なぜかどんどんご飯を口に運んでしまい、
さらに大泣きしてしまうあの感覚。

それは、母親のご飯であったり、友人と囲む
お酒の一席であったり様々でした。

特に記憶に残る私の大泣きご飯を1つ紹介すると、

社会人までの22年間、私は実家暮らしでした。
社会人から上京し、初の一人暮らしをスタート
しました。

その時、引っ越しの手伝い兼観光で母が東京に
駆けつけてきてくれました。

数日間私の新居に寝泊まりし、最終日に仕事から
家に帰ると、ご飯をたくさん作り置きしてくれて
いて、一通の手紙がありました。

母が手紙をくれたのは成人式ぶりの人生2回目
でした。
これを読みながら、作り置きのご飯を食べた日は
さすがに大泣きしましたね。笑

人生色々ありますから、打ちひしがれたり、
もう無理だなんて思うほど苦しい時は、
喉にご飯が通らない日も人生に一度は誰でもある
のではないでしょうか。

自分が苦境に追い込まれているときでも、明日を
生きるエネルギーとなるご飯は多少なりとも口に
運びます。

そのご飯が、自分の大切な人が作る想いの
こもったご飯であったり、大切な人と囲む
食卓であったりすると、そのご飯を通じての
温かさで辛さというコリが解れていき、涙が
溢れ出すんだろうなと思います。

また、この時の食事ってとても記憶に残りがち
だなと思うんです。

鼻水だらだらで嗅覚が失われても感じる
ほのかなご飯の味であったり、
涙が口に入りしょっぱさ感じるご飯であったり、
涙しながら食べたご飯って五感で記憶している
のかななんて思いました。

さらに、涙を流した後ってめちゃくちゃすっきり
しませんか?

最近は、「涙活」とも言われてます。笑
何でも後ろに「活」つければ流行語になりがちな
この世の中もどうかと思いますが。笑

涙を流すとスッキリするのは科学的な根拠が
あるからです。

それは、涙を流すことで緊張や興奮を司る交感
神経より、リラックスを司る副交感神経が優位
に働き、脳を落ち着かせることが理由です。

映画やドラマを鑑賞して涙流すのもよし、
たまに泣くということは体にとってリセット
ができる大きな効果がありますので、
「涙活」ぜひトライしてみてください。

私は実家で犬を飼っているので、犬系の映画は
120%全部泣けるのでいつもチョイスします。笑

2017年に放映されて人気を誇ったドラマである

「カルテット」

この作品の名言でもこのような言葉があります。

「泣きながらご飯を食べたことのある人は、
生きていけます」

ということで、これからも人生の苦難における
最中の食事でたくさんの「泣きながらご飯」を
経験するのかもしれませんが、その時の記憶を
しっかり糧にして、その後も突き進めたらいいな
と思います。

それでは。

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