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『運動脳』のハンセン医師が教える、認知症の発症率が40%減るウォーキングの効用

「毎日意識的に歩くと、認知症の発症率を40%減らせる」―こんな研究結果を、著書『運動脳』(サンマーク出版)で紹介するのは、スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン医師。

「運動脳」という言葉が印象的ですね。脳は休むことなく常に動いているわけですから、運動と脳の関係を掘り下げていくと、良いことばかりです。歩くだけで認知症予防になるのでしたら、どんどん歩きましょう!

私たちが歩くとき、脳は決して休んではいない。それどころか、歩いたり走ったりすると、脳内では様々な領域が協調しながら活動しているのである。あらゆる視覚情報が同時に処理され、運動皮質は身体を動かすために広範囲で忙しく働いている。また自分のいる場所を認識するために、脳の広い領域が活動する。

さらに集中力も増すというから、良いことずくめじゃないですか! 最近では歩きながら「本を聞く」というのが増えてきましたよね。オーディオブックといって、Amazonがaudibleという名称で提供しています。

通勤やウォーキングで聴きながら歩いている人が増えているみたいです。一ヶ月1500円という金額が高いか安いか分かりませんが、教養が身について、なおかつ集中力が増して仕事に熱が入るのなら、いいんじゃないでしょうか。

先日は、山で出会った人がaudibleを聞きながら走ってられました。少しお喋りしたのですが、脳と肉体を分離してどちらにも集中力が付くそうなのです。魅力的ですね。

有酸素運動が肉体にも脳にも良い


記事中でハンセン医師は、週3回、30分以上の「ランニング」がお勧めだと言われています。効果が実感できるまで数週間かかるが、抗うつ剤と同じ効果があるそうです。

ただこれができる人は、そもそも認知症にかかる要素のない人かもしれません。よほど強い精神力がないと、30分走り続けることは難しいし、週3回続けることも大変なことです。私はマラソンに挑戦したことで良い効果は実感できましたけど、すぐにはできないと思います。

なぜうつ病が、走ることによって軽快するのだろうか? 一つの手掛かりとして、ハンセン医師は、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」というキーワードを挙げる。これは、主に大脳皮質や海馬で合成されるタンパク質で、「脳細胞がほかの物質によって傷ついたり死んだりしないように保護」するなど、脳の健康にかかわる多様な働きをする。

運動(特に有酸素運動であるランニング)は、ストレスを緩和し、記憶力を増強し、創造性を高めるなど、さまざまな効用があることが説かれている。さらには、性格も好ましい方向へと変化し、幸福感も増すそうだ。

運動は、気持ち良い、清々しい、爽快感がある


とても素晴らしい言葉ですね。運動が体にも脳にも良いと分かっているのに、大人はなぜしないのでしょう? 時間がないというのは言い訳にしかすぎず、運動しなくても明日死ぬわけではないから、今日始める必要性は感じないことと思います。

運動してみて分かることですが、シンプルに「気持ち良い」です。お風呂に入って気持ち良いのと同じ感覚です。いや、それ以上です。「清々しい」という気持ちにもなれます。山の中を歩けば、爽快感だって味わえます。悪いことなんてひとつもないんだから、ぜひあなたも運動を始めてみましょう!

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