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旅が楽しかった話。~1日目~

旅にいってきた。休職してから、初めての旅。
約20年来の親友と共に、一泊二日の、二人旅。
「旅」というには短すぎるかもしれないけれど、私にとっては確実に「旅」と感じるものだったので、本物の「旅」だった。

目的はいろいろあった。
まずは、新幹線のリハビリ。(現在、パニック障害という病気で加療中)
都心にいるだけではからからに乾いてしまいがちな身体と心にエネルギーを取り入れること。いっぱいいっぱいな脳みそを解放すること。
そして何より、海が見たかった。昔から海が大好きだ。夏生まれということもあるのか、海を見ると無条件にテンションがあがる。言葉には代えられない、海の色と、波の音と、どんな宝石よりも綺麗!と思うほどの、水面のキラキラ。全部が好きで、海に行くとすごくパワーを感じる。加療に入ってからは一度も海を見ることができていなかったので、近場の旅行先はいろいろあるだろうけれど、海が目の前にある熱海を選んだ。

ここまで書いて、超真面目な旅エッセイが続くと思っている人が大半だと思う。たぶん、ちょっとそんなところもあるだろうけれど、「旅というのは素晴らしい」「自然って最高だ」と深く感じた、ということ以外は、大概にシュールな旅となった。29歳・女二人旅という状況、そして私の性格的に、否が応でもシュールになってしまう。とても味わい深い旅になった。今から、可愛げのない旅エッセイを書く。少々長いけど、読んで・・・!!後悔はさせない。という意気込みで書いた・・・。

~1日目~
am10:00頃、東京駅にて集合。
私が事前に2人分の新幹線のチケットを購入していた。私はJRだが、親友は地下鉄で東京駅までくるという。
・・・・この場合、どこで落ち合えばいいの?(^O^)東京駅ムズカシイヨ(^O^)
駅員に相談して、無事通過。新幹線のホームで、ガルボーを買う。「じゃがりことガルボー、どっちがいい?」と聞いてくれる親友。優しい。Sexy Zoneのケンティーが好きなので、迷わずガルボーを選ぶ。そこかよ。

いざ、新幹線へ乗車。一応、私にとっては一大イベントだったけれど、特段ドキドキすることもなく、無事出発。あぁぁぁぁぁありがとう!!!!!誰に対してかわからなけれど、感謝を申し上げる!!!!!!!!一度病気になり「当たり前」ができなくなると、誰に対してかわからない感謝の念が湧く瞬間が増える。なんか得した気分だ。

車内で、2日間の大まかな予定を立てる。
基本のんびりしている&しっかりとした予定は立てたくない、というところは一致している2人なので、ざっくりとした予定だけ。
元写真部で現在もアート系の仕事をしている親友が、良いカメラを持ってきていたので、どうやって使うの~なんて聞いてみる。色味をここで調節して、シャッタースピードがどうたらで、なんて話をしてくれて、試しに新幹線内の私を撮影する親友。
「さえはどちらかというとゆっくり動くタイプの動物だから、シャッタースピードは低めで」
そうか、私はゆっくり動くタイプの動物なのか。。。なんだか自分がゾウか何かに思えてきた。

そんなこんなしていたら、熱海駅に到着。45分くらい。近っ。

とりあえず、お腹がすいたからお昼ご飯だ。
駅の目の前にある仲見世通りやその周辺で良い感じのご飯屋さんを探すことに。やっぱり、海鮮っしょ。そこら中に天日干しされている干物が美味しそう。海の近くって感じ。
うろうろと探してみたが、なかなか決められない。「もっと良い店があるのでは」とついつい探し回ってしまう。そして、なかなかに混んでいる。
小道を入ったところに、ちっぽけでかなり年季の入ったのれんが見えた。海鮮中心の小料理屋のようだ。ランチもやっていそう。しかも人も並んでいない。よっしゃー突入しよう!のれんをくぐり、がらがらと戸を引く。と、こちらを見ることもなく、女将さんと思われるおばさんの声が響く。大音量。

「いっぱいですよーーーー!!!!!!!満席ですーー!!!!どれくらいかかるかわかりませんよーーーー!!!!!!」

いやめっちゃ怖いやん。まだ私、なんも言ってないやん。こわー。暗に「待ちますとかぬかすんじゃねぇぞゴルァ」って言ってるやん、そのテンション。人が並んでいない理由がわかりすぎた。
めちゃ怖い女将さんの目の前のカウンターに座ってるカップル、よくそんな平穏な心を保って微笑ましくお刺身定食食べれるね??恋の力ってすごいね??
そしてなぜか入り口付近の壁に「女子トイレは使用できません」と貼り紙がある。なんで??????なんで女子だけ???逆に女将さんどこでトイレしてんの???????

そんな疑問が一斉にわいたので、「、、こ、ここ、女子トイレ使えないみたいだし、、別探そっか、、!」「そ、そだね、、!」と退散。
女将さんの圧に負けたとは認めたくないという、謎の負けず嫌いを発揮。

結局、最初に通った仲見世通りにある、上品なお店に舞い戻る。
女将さん、怖くない。ほっ。
とりあえず一発目の食事にありつけた。ベタに、海鮮丼。おいしかったぁ~。ペロリと完食。

ちなみに、今回掲載する写真たちは、私がスマホでテキトーに撮影したものと、元写真部がガチカメラで撮影したものが入り乱れている。そのクオリティの差は誰がみてもわかると思うので、そのつもりで眺めてほしい。

さて、今日明日の天気予報を調べると、今日は快晴だが明日は曇りらしい。今日のうちに、ロケーション的に天気がカギを握るところに行っておこう。ということで、熱海サンビーチにいくことに。

熱海駅から地元のバスに乗って5分くらい。すぐサンビーチにつく。

いや、めっちゃ綺麗!!海!!!!!空!!!!!!太陽!!!!!!!
ちょっとこのへんは私のテンションが爆上がりタイムなので、「最高」以外の言葉が浮かんでこない。なんたる語彙力のなさ。いや、自然っていうのは、語るものではなく、感じるものだから。ね。

さてさて、波の音でも聞きながら、日向ぼっこでもしてチャージしよう・・・至福のとき・・・(微笑)と思った矢先、まさかの、親友の小学校の頃の同級生に遭遇。まじかよ。ここ熱海だよ。向こうの第一声も、「・・・まじ?」だった。そりゃそうなる。
ちなみに、行きの新幹線で私が全く別の友人のインスタグラムを見ていたら、その子も時を同じくして熱海に向かっていた。ばったり、は起きなかったけれど。なんだなんだ、みんな熱海に引き寄せられているじゃないか。

防波堤でぼーっとしている親友の同級生2人組(男子)と一緒に、しばしぼーっとすることに。とはいえ私はその同級生とは初めましてなので、お得意の人見知りを発揮し、一人防波堤に寝ころび日向ぼっこをする始末。いや、社交的に絡めや。中2か。

しかし、あまりにも気持ちいい海・風・空・無限大。19(ジューク)みたいなこと言っちゃった。太陽が眩しくて、とにかく最高の気持ちだった。全てから解き放たれた感じ。海と空の写真をたくさん撮る。自撮りも。光の加減がなんだかすごく気に入ったのだ。許して。

ぼちぼち行くか~と、同級生の男子2人が腰をあげたので、作り笑いをしながらひらひらと手を振ってさよならする。人見知ってごめんなさい。悪気はないです。

さて、午後のいい時間になってきたので、「アカオ ハーブ&ローズガーデン」というところへ。高台にある、とにかく広大な敷地にたっくさんのお花畑が広がっているところらしい。お花も好きだしハーブも好きだし、高台から見える景色がどうやらめちゃくちゃ綺麗らしいので行きたかった。

サンビーチからバスで移動し、到着。
入場券を買ってから、また園内のバスに乗り込み高台の頂上まで移動。どうやら頂上まで行って、そこから様々な庭園を見ながら自分で歩いて降りていくスタイルらしい。車内では、運転手が次々に通り過ぎる庭園について解説してくれる。今の季節はチューリップが満開らしい。たしかに、車窓から見える庭園はめちゃくちゃ綺麗だ。薔薇が満開のシーズンも素晴らしい景色らしい。5月下旬らしいから、今年はもう行かないと思うけど。さすがに。

だいぶ頂上に近づいたところで、行列が見えた。何かとおもったら、「空飛ぶブランコ」というフォトスポットらしい。高台にあるので、そのブランコに乗っていると、空と海しか見えない、という感覚を味わえるらしい。何それ!!絶対乗りたい!!!!!

頂上につき、一番最初の日本庭園をさくっと見終えた私たちは、その「空飛ぶブランコ」へ。いざ、行列に並ぶことに。いわゆるインスタ映えスポットらしく、若い女性やカップルがほとんどだった。

普段、行列に並ぶのはあんまり好きではないのだが、ここは違った。なぜかというと、待ちながら「大人が全力でブランコをこぐ姿が見れるから」。これは、なかなか面白い。ブランコをこぐのが上手い人と、下手な人がいる。行列をなしている人は、全員、ブランコをこぐ人をみている。20~30人くらいだろうか。視聴率めっちゃ高い。
「あ、この人上手い」「身体軽い方がいいのか?」「最初の勢いが大事だよね、やっぱ」などと、並ぶ者が口々にブランコ能力批評をする。
そして、同じような感想を思いながらも、ふとよぎる不安。

「・・・ブランコ、乗れなかったらどうしよう・・・」

いや、ちょっと不安にならん!?!?ブランコなんて、何年間乗ってないよ!?いざブランコに座って、乗り方わからん、みたいな展開になったらどないしよ!20人の笑いもの!!!!真っ青な空の下で、さらし者やぁぁぁぁぁああああ。
自意識過剰なのではなく、確実に20人が見ているのである。自分もみているし、前の人も後ろの人も見ているのがわかっているのだ。

必死に頭の中でイメトレするわたし。
そんなことをしていたら、あっという間に先頭にたどり着いた。これは一種の「待ち時間を感じさせない手法」なのでは。
いざ、ブランコへ。

の、乗れた~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!(歓喜)
そして、めっちゃ気持ちいい~~~~~~~~!!!!!!!!!!

最高 of 最高。ほんとに空と海しか見えん。極上のひと時。
時間測っていないけど、たぶん他の人より長くブランコをこいでいた気がする。それとも、幸せすぎて時が止まって感じたんかな・・・・(微笑)

インスタ映えスポットでもあるのでちゃんと写真も撮りました。インスタには載せないと思うので、こちらにてご披露!!私がブランコに乗れた証拠写真となっております。

写真を撮ってくれた親友は、私がこいでいる間ずっと「もっといける!!さえ、もっといける!!」と声をかけていた。いったい、何が「もっといける」というのか。なぜ私は今、親友に煽られているのか。と思っていたが、親友の番になったときに、私も思った。もっといける。親友よ、もっといけるぞ。なんでかわからないけれど、もっと高くまでいけるぞ・・!!という体育会精神を丸出しにして声をかけながら写真を撮った。その後、互いに撮影した動画を見せ合い、「たしかに、もっといけたなぁ・・・」と反省した。「こんくらいでいいかな」と感じる倍くらいオーバーにやらないと、外から見たら伝わらない、という何事にも通ずる大切なことを学んだ。

無事ブランコを堪能した私たちは、坂を下りながら本来の目的であるお花畑を楽しみまくった。とにかくすべてが綺麗で良い香りで癒される素敵なところだったので、個人的にとてもオススメする。こんなにお花に囲まれること、なかなかない。「綺麗」以外の語彙が浮かばないので、写真を載せる。感じ取ってくれ・・・!!

途中、庭園の真ん中に、やたら自分の声が響いて聞こえるところがあった。ふと、こんな案内看板が目に入った。

「お庭のコンサートホール」。願い事を声に出して、きれいに反響したら願い事が叶うかもしれないらしい。

まず、注意書きに書かれている「普段の声の大きさで充分です」がなかなかにジワる。こんな麗しい庭園のど真ん中で、めちゃくちゃデカい声で願い事を叫び倒したひとでもいたのだろうか。そんなデカい声で願い事を叫べるという度胸があったのか、そこまでして叶えたい切なる願いがあったのか、いずれにしろ尊敬する。
そしてその次に書かれている「内緒の願い事は最初の一文字だけでOK。」これしかない。普段神社でも手をあわせて心の中でしか唱えられない願い事を声にする、なんて、恥ずかしくってできない。しかも響いちゃうし。
私たちの最初の一文字はこちらでした。

親友:「か」
私:「け」

内容は、ご想像にお任せします。(興味ないなんて言わないで)
ちなみに私の「け」には結構たくさんの意味がかかってる。欲張りなんで、たくさん。叶いますように(念)

さて、そんなシュールな時間を過ごしているとあっという間に16時前くらいに。入園したときのバス内で、園内のハーブを使用してルームコロンや練り香水などを作る体験ができる工房がある、という情報を仕入れていたので、そこに急ぐ。「ルームコロン」「練り香水」「バスソルト」「ハーブ石鹸」の4種類から選べるらしい。どれにしようかな~と何となく考えながら工房の中に入ると、まさかの「受付終了」の看板が。16:00で受付終了らしい。時計をみると、15:59。き、きびしい~~~~~!!!!!!「まだギリギリ16:00になってないじゃないですか・・・!」なんて言うには、今の私の精神状態はあまりに平穏すぎる。綺麗なお花で癒されまくった直後に、そんなこと言う気になれない。くっ、そういう作戦か。。。向こうが一枚上手だったので、あっさり退散。

なかなかに良い時間になってきたので、そろそろ宿に行くか。
バスで熱海駅に戻り、宿に電話したら、送迎バスで迎えにきてくれた。気の良いおじさんがあらわれた。めっちゃ笑顔。良い人そう。安心。

送迎バスに乗り込み、そのおじさんが一言目を放った。

「いったいなぜ、若い女性ふたりが、うちみたいな古い宿にいらっしゃったんですか~?」

・・!?そんな古い宿だったっけ・・・・?????
ちなみに宿は、じゃらんでいくつか候補を出して、2人でLINEで決めた。それなりにプランの概要とかロケーションとか温泉の内容とかには目を通したはず。そんなに古かったっけな。。。

社交性の高い親友が察して「なんか、温泉がすごく良いって聞いたので!」とはつらつとした口調で打ち返してくれた。ありがとう。

おじさん「あ、それはそうですね~!うちは温泉だけは!!ピカイチ!!ですからね~~~!」

温泉、、、だけ、、、、?????
なんなんこのおじさん。めっちゃ笑顔でめっちゃハードル下げてくるではないか。

すかさず私「あ、あと、金目鯛が食べたくって!夕食に、金目鯛がついてるプランだったので!!」

おじさん「あ、そうですね!温泉と、お料理だけはっ!!!自信をもってお届けしております~~!」

温泉と、お料理、だけ、、、、、?
よぎる不安。でもこのおじさんめっちゃ良い人そう。おそるおそる聞いてみる。

私「そ、そんなに古いお宿なんでした・・・・っけ・・・?」

おじさん「そうですよ~~!200年以上前に創業した大変古い旅館になっております~!!」

に、200年!?!?!?!?古すぎィ・・・・!!
どうやら詳しく話を聞くに、あの伊能忠敬が熱海の地域を測量する際に宿泊したお宿らしい。めっちゃ歴史あるじゃん・・!!!

どんだけ古いんだ、という不安と、めちゃくちゃ歴史的に意味ある場所じゃん、というワクワクが入り乱れる車内。

到着。たしかに、年季入ってる感は、ある。
お宿の方は皆さん良い人そう。早速、お部屋に案内してくれる。

お、オーシャンビュ~~~~~~~!!!!!

めっちゃ海。(語彙力なさすぎ)
海しか見えない。し、しあわせ。。。。。
さして広い部屋でもなかったけれど(そもそもそんな良いランクの部屋を予約していなかった)良い意味で、とてもスタンダードな、老舗旅館、という感じ。仲居さんが諸事項を説明してくれて、部屋を出ていった。さてさて、と、部屋内を探検。まずはふすまの中をチェック。ふむふむ。普通の押し入れだねぇ。お風呂用のタオルやら浴衣とかも入ってる。うん、普通。トイレを確認。うん、一応ちゃんとウォシュレットあり。すごくシンプルなタイプっぽいけれど。よしよし。

ん?あ、ここは・・・?あぁ、お風呂か。どれどれ。

!?!?!?
何が起きた・・?なんだこのお風呂は????見たことのない形をしている。奥に?四角く???凹んでる??????
人生で初めてみたお風呂の形に戸惑いを隠せない私たち。めちゃくちゃ笑う。面白すぎる。なんだこれは。速攻で写メとった。これだったか。あのおじさんが言いたかったことは、これだったか。もはやシャワーだけが、ものすごく最新のものに見えてくる不思議。
いったいどれがいつの時代のものなのか全くわからないが、ここまで潔くお風呂だけ改修していないことがおもしろすぎる。トイレのウォシュレットとの差よ。まぁ、別に温泉旅館の部屋についているお風呂なんてほぼ使うことないので、そんなことは全く気にならず、ただただ私たちに旅の思い出をくれた。こんなお風呂、なかなか見ること、ないだろう。大河ドラマとかで見る薪で炊くタイプの木造風呂の方が親近感あるくらいだわ。

ひとしきり盛り上がり、いざ、大浴場へ。
さすがにお風呂の写真はないけれど、良い湯だった。そんなに長風呂しなくても芯から温まる感じもあり、舐めるとしょっぱいくらいには海水が混じっているけれど、お肌には優しい感触がある。良きかな、良きかな。
一応旅館の名誉のために言っておくけれど、大浴場の一般的なアメニティとかはちゃんとあるし、清潔感もあるから安心してほしい。

ちなみに、この旅館のすぐ横には日本三大古泉である「走り湯」という源泉があり、そこからかけ流しの温泉らしい。お風呂には自信がある、と言っていたおじさんの言葉にも頷ける。古い温泉宿だと、こういう貴重な古泉のすぐ隣にあったりとかするから、古くても温泉マニアにはたまらないのかもしれない。一番いい場所とった~~~!って感じで、この温泉宿は作られたはずだもんねぇ。200年前に。

そして、夕食。お部屋食で、ゆったり食べれる。うれひい。(もうひとっ風呂あびているので、知能レベルがさがってきています)

ご飯はどれも美味しく、お目当ての金目鯛もよくよく煮付けられてて美味しかった。大根なんて、煮付かりすぎてて真っ黒だったもん。(褒めてる)

残念ながらお酒は飲めないのでぐでんぐでんになることもなく、ご飯も食べ終わり、さてさてゆったりするか~~~と、テレビをぽち。NHKで、マツコ・デラックスさんと有働さんが「未婚社会」についてAIで分析する番組をやっていた。これを見なくて、何を見るんだ、という内容。だって私たち二人、未婚だから!!!!

これは主義とかでもなんでもなく、結婚してもしなくても幸せそうな人もいるし、結婚しても幸せじゃない人も周囲にいたりするので、「結婚」そのものに対してはとてもフラットなのだけど、「結婚」というワードは、世代だからなのか、現代の社会問題だからなのかわからないけれどしょっちゅう耳にするので、普通に気になる。果たして自分は結婚するのだろうか、と。

AIが、家電量販店が近くにある地域では婚姻率が高い、とか興味深い分析をしているので、なかなか面白い。あと、健康に不安を抱えるひとは結婚しやすい、とか。結婚している人とそうでない人で、偏りのある項目を並べていた。

番組が終わり、親友がスマホで番組HPをチェックしたところ、その項目が掲載されていたらしい。どういう属性の項目なのか、というのを聞かずに、項目に対してyes noで答えてみることにした。ふふふ。大人版・修学旅行である。彼氏ときたら、こんなこと絶対話さないもんね。

「プライベートブランドの商品を買うかどうか」とか、そういう一見結婚とは無関係だと感じる質問にどんどん答えていく私。yesとnoが半々くらいという結果になった。どうやらその項目は、「結婚する女性」に当てはまる項目だったらしい。半々ということは、結婚する可能性も半々くらいということかしら。AI的には。へぇ~~~。という、ただそれだけの話で終了。笑 まじで何の意味もないけど、意味がないことをだらだらと喋るからこそ、面白い。だらだら~。最高。

未婚女子2人で未婚社会に関する特番を見る、というシュールなコンテンツが終了したところで、2回目のお風呂へ。結構急いだ。なぜなら、翌朝、どうしても海からの日の出を見たかったのだ。送迎してくれた気の良いおじさん曰く、部屋からでも、そして露天風呂からでも、綺麗に日の出が見れる、とのこと。よっしゃ、ここまで来たからには日の出見たい!!!!!しかも、せっかくなら露天風呂から見たい!!!早起きは苦手だけど、ここは踏ん張るぞ。そう2人で決めて、さくっと2回目風呂を切り上げ、23時過ぎに就寝。5:10過ぎの日の出に合わせて、4:50に目覚ましをかけた。

果たして、無事に日の出を見ることはできたのか・・・。つづく。
(しょうもないバラエティ番組のCM挟みみたいなことしてほんとすみません)

Sae

「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。