英語を「教える」という職業についていて「わかりません」と正直に言える生徒さんたちは立派だと考えてます。わかっているふりは良くありません。 ただ、「わからない」には大きく分けて２種類あるような気がします。 一つ目は「わからないからもっと知りたい。」この場合、何がわからないかがはっきりしていると前に進みやすいのですが、必ずしもそうではなくても一緒に考えられるので非常に勉強しやすいです。 「どこからわからないんだろうね？」とか「どうしてわからなくなってしまったんだろうね？」と
先日、新しいコーヒー屋さんを発見して行ってみることにしました。場所を調べようとすると食べログにつながり、見たくもないコメントたちが目に入ります。 その中にこんなコメントがありました。 雰囲気も味も最高でゆっくりしたいカフェなのに、便座が冷たいのに失望。なので、星は１個だけ。（省略してます） 確かにトイレは大切。しかし、便座が冷たいと言う理由で星が一つになってしまうんですね。 この方は星を一つにした理由をこのようにしっかりと書いていたので読んでいる側も一応は「ふーん」と思
旅行するときには必ず本を１冊持ちます。 今回だって一緒に来ている本はいるのですが、こんなサインを見たら借りない手はありません。 図書館カードを必要とせずにホテルにそのまま本を持っていけるのですよ。 というのも、よく図書館の出入り口にあるゲートが図書館ではなくその建物の出入り口にあるために、建物内のホテルの部屋に持って上がるのは問題がないそうなんです。 １０冊までいいですよ〜。と受付の方に言っていただきニンマリ。 でも、今回は短い滞在なので欲張ることせずに「モンテ・クリ
中２の生徒に「学校でこの本を読みなさい」とか言われるの？と聞いたら 「全然」と言う言葉が返ってきました。 「じゃ、教科書に載っていた話で印象に残っている小説ってある？」 「走れメロスかな、なんかよくわからなかったけど」 続けるには 「芥川龍之介とか、太宰治って難しいし、生々しいじゃないですか」 生々しい？ 感性に訴える部分が強いと言うことかな？ あまり興味がなさそうなのでそこで話を打ち切りましたが、今、どれだけの文学を学校で読んでいるのか気になりました。 二人の息子をア
おやつが入っているバスケットを開くように 「さ、次はどの本を読もうかな」と選ぶのも至福の時間。 さっき、読んでいた本が終わったので買い集めた本を積んでみました。 一番読みたい本を先に読む？ それともその本はお楽しみにする？ 実は、さっきまで読んでいた本、そしてその前に読んでいた「神様のカルテ」にも出てきた「モンテ・クリスト伯」を読みたくてウズウズしているのですが家にないんですよ。これだけ続けてこのタイトルに出会うのだから読まないわけにはいかない。これも大切な「縁」 さら
本の中に自分の気持ちを沈めるとまるで自分がその場所にいるような錯覚に陥ります。 今までに行ったことはない場所にいることを想像できるだけではなく、過去へも未来へも自由に行き来ができる空間をくれるのが読書。 主人公たちの会話の中にいて「それはダメでしょう」とか「すごいね〜」なんて言葉を投げかけてしまいたくなるのはいつものことですが、たとえフィクションであるにしても私がまったく知らなかったことが溢れていてワクワクします。 残念ながらこの読書という行為が少しずつ片隅に追いやられ
本屋さんで気になる本を見つけるとすぐに読みたくなりますよね。 読み始めたらもうやめられない。 なぜこんなに引き込まれるのだろう？ まるでこの本が私を見つけてくれたみたい。 時としてその作家さんの本を探し求めてまた本屋さんに足を運ぶことも少なくないのが悩みの種。 この、The Lost Bookshop, まだ1/3しか読んでいないけれど、読み終わりたくない。ずっと話に続いていてほしい。 全部読んでいないのにこんなことを言うのは早すぎるかもしれないけれど、本を愛する人た
教えている注２に生徒が期末テストがんばりました。 英語が96点。数学が94点だったと嬉しそうに報告してくれる姿は私にとっても嬉しい限りです。ただ、学校での点数は近辺の中学校と上手に比較しないと目安にするのが難しい。 ということで春休みに突入するわけですが、さて、ここからが結構正念場。高校受験を控えているし、学校の成績のためだけの勉強はしたくないし、と悩みます。 褒めてあげつつも、ここがゴールではないことをしっかり伝えないと、まだまだ長い道のりが先にあるんですよね〜。 英
ふるさと納税が始まって随分と時間が経ちました。 自分の故郷を応援したい、災害のあった地域の人々を助けたい、という気持ちで始まったのかな、と思ったもののいつの間にか「何をゲットするか」という景品欲しさのふるさと納税となっています。 税金の使い道がはっきりしなかったり、政治家が自分の人気取りのために集めた税金を使っていたから人々の心が離れたのが原因でしょうが、ここで一度「税金とは何か？」を考えないといけなくないですか？ 税金を何に使っているかは本当に不透明です。社会保障やら
自覚はしていないのだろうけれど、やたらとカタカナ語が増えている昨今。 なぜ、私たちが持っている日本語を大切にしないのか不思議です。 先日、デパートの中のアナウンス。 「エスカレーターにおのりになる時はハンドレールにおつかまりください」 なぜ、「手すり」ではいけないのですか？ 大体、ハンドレールの発音は日本語ですし。 いわゆる外来語というのがカタカナになって表記されてきましたが、最近では日本語があるのにそれを無視してわざわざ英語とは思えないカタカナ語の氾濫には目を覆う
「本を守ろうとする猫の話」は表紙に惹かれて購入し感激。 「神様のカルテ」は表紙の絵から勝手に内容を想像してずっと買わずにいたのですが、「本を守ろうとする猫の話」と同じ作者ではないですか！ということに気が付き購入、と思ったら話に引き込まれて通読中。 なんて綺麗な日本語を書く作者さんなのでしょう。 そして、人生、人を見つめるまっすぐな目。 出会えてよかったぁ〜。出会うのに時間はかかったけれど、もしかしたらこのタイミングで会うのがよかったのかもしれないなぁ、と勝手に満足。
ニュースでは戦争、自然災害、殺人、強盗などの胸を締め付けられるような悲しいことが次から次へと流れていきます。これでもか、これでもかというくらいに。 スクリーンの前の私は感情を揺すぶられますが、同時に、自分に降りかかっていないためにその恐ろしさはわかれないと思います。 実際に戦火を経験していない私たちは、戦争の真っ只中にいる人たちの気持ちを思い計ることはできてもそこで止まってしまう。 そこで思うのです。 自分がその場にいて経験していないのは、たまたま、なのだな、と。
ここ数ヶ月で何回読み直したことか。 こういう本にはなかなか出会えません。 本が好きなこと、そして表紙が気になったために手を取ってみたこの本にこれだけ取り込まれるとは。 帯の裏には「お金の話はやめて今日読んだ本の話をしよう」とあります。 株価が最高値をつけたりどうしても気持ちも目もお金の方に向けそうなニュースばかりが流れる毎日に、ちょっと止まって本を読んだり自分と向き合う時間は特に大切。 何を隠そう、私はこの方の作品を読むのはこれが初めて。 ちょっと興味があるのでもう
２月の季節外れの暖かさに梅はほころび始めたものの、ここのところの富山県の寒さに躊躇が見えてます。 「咲いたもんか、咲くのをやめようか、どうしましょう？」 と梅たちがおしゃべりしているのではないかしら。 今日も時々日差しはあるものの、雲も多めでこれから雨の天気予報。そして、今は雨が降っています。梅たちは雨の中で震えているかしら？ でも、そんな中でも寒桜は咲き始めていました。 私たちには計り知れない自然の大きな力。それを忘れて単に便利さとか自分の都合の良いことばかり考えては
やりたいことがやれる、という自分の幸せを感じてます。 なんてお利口さんみたいんことを書きましたが、不満とか、愚痴とかついついこぼしてしまう毎日です。 でも、幸せなのは、「やりたいこと」「好きなこと」があることなのでしょう。 「趣味は何ですか？」と英会話のトピックとして生徒さんたちに投げかけますが、「えー、趣味ですか？ いやぁ、ないですね」という返答が多くて、この先見つけられたらいいなぁ、と思ってます。 もちろん生徒さんたちとは生きている長さが違いますから、彼らだってこ
住みたい街のランキングを見ました。 仕訳がよくわかりません。 横浜というのは、横浜市？ いや、大宮市という市はないし、吉祥寺は武蔵野市。。。 「駅」として捉えれば良いのか？ じゃ、半径何キロ？ １年ちょっと前まで吉祥寺に住んでいました。 確かに、中央線、井の頭線があり便利。でも、週末の人の多さにはめげて必要がない限り駅前の方には行きませんでした。それに、駅に向かう自転車の群れはすごい… 信号が青になったから渡ろうと思っても気をつけないと平気で目の前を自転車が横切って行きま
