黄瀬白玖

きのせ・はく 京都に住む小説家志望のあまちゅあ文字書き。Twitterアカウント作りま…

黄瀬白玖

きのせ・はく 京都に住む小説家志望のあまちゅあ文字書き。Twitterアカウント作りました。文学フリマ京都8ありがとうございました。next→未定

マガジン

  • 天使は腕の中

    文學界新人賞応募作品です。

  • 青に翔べ

    第3回京都文学賞応募作品。一部に成人向けの表現が含まれます。

  • 記憶と物語

    群像新人文学賞投稿作品 (改行等は投稿時のままです)

最近の記事

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自己紹介ならびに既刊案内

黄瀬 白玖とは 京都在住。 純文学方面中心のアマチュア文字書き。 個人文芸サークル『かいのき』として活動中。 たまに聞かれるが本名ではない。 インク沼の住民。万年筆用瓶インク収集中。 好きな色は青と紫。 甘党。 別名義にてBL・百合中心に二次創作小説を執筆。 既刊案内以下は黄瀬白玖による文芸サークル『かいのき』の既刊案内です。 通販は基本的に、BOOTHの匿名配送にて承っております。 委託販売は現在実施しておりません。 わたしのための私(2024/01/14発行) 文

    • もうマイナーとは呼ばせない。

      二次創作BL(ボーイズラブ)の方の活動の話。 白玖の話だけ聞きたい人は、無理に読まなくても大丈夫。 別の名義で二次創作BLの活動もしているけれど、気づくと二次創作の即売会イベントに初サークル参加して四年が経っていた。 四年前、コロナの大流行が起きる直前のこと。 大手ジャンルにいながら、そしていわゆる『人気の高い』キャラクターを推していながら、私の推していたカップリング(CP)は当時はドがつくマイナーだった(し、もう一人の方の新刊はどうやら特にカップリング作品ではなかった)

      • モロゾフのプリンとファンレター

        神戸っ子や大阪人の家には、洋菓子店「モロゾフ」のプリンのガラス容器がだいたい数個あって、麦茶のコップにされていたりする――。 という話を知ったのは大人になってからのことだ。 モロゾフのプリンはガラス容器で作られていて、この容器を使うことで内部にじっくりと均一に熱が入り、絶妙なやわらかさの仕上がりになっているそうだ。 だいたい百貨店とかの、いわゆる『デパ地下』と呼ばれるエリアで洋菓子店が並んでいるところにあったりする、モロゾフ。 特に機会に恵まれなかったのでプリンを食したこと

        • ギャラクシー号に運ばれて

          2月9日は彼女との交際9ヵ月記念日だった。 この日の夜、私は初めて、東京より遠くまで行く夜行バスに乗り込んだ。 大阪・京都から東京より北、福島を結ぶ高速バス路線はひとつしかない。 出発時刻も乗り場もよく知っていて、何度も見送っているのに一度も乗ったことがなかった夜行バス・ギャラクシー号に、私は今回初めて乗り込んだ。 片道10時間以上の長旅だ。 座席の選択が良かったのか悪かったのか、自分の前の乗客には恵まれなかったが(私が乗り込んだ時点で真っ平らに背もたれを倒していた)、後ろ

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        • 天使は腕の中
          2本
        • 青に翔べ
          5本
        • 記憶と物語
          3本

        記事

          ご当地スタバの話

          最近note更新してないなってことに気づいたので、何か書く事ないかなと探しています。 こういうとき用のエピソードの引き出しが少ない人間です。 あんまり何もないのですが、今週末に本州の北の方までちょろっと出掛けることになりました。 今決まったことではありません。 もう少し前から決まってましたので、夜行バスもホテルもちゃんと取りました。 夜行バスでは現地まで行けないので、途中まで行ってお迎えに来てもらう予定です。 わりと保守的な人間では、ないわけではないので、行く先々で困った

          ご当地スタバの話

          文学フリマ京都を終えて雑感

          日曜日は文学フリマ京都8お疲れ様でした。 体感的なところを少し。 書いた人の諸情報: 2023年の文学フリマ大阪を始めて一般で訪問。 文学フリマへの出店は初めて。 公募賞でも結果が出ていない、文芸の辺りではまったくの無名。 二次創作系の同人誌即売会はここ4年ほど、年に1~2回サークル参加(頒布側)。 今回用意したものは、薄めの文庫本(新刊)と無料配布ペーパー、そしてカード・豆色紙サイズの人魚のイラストでした。 今回売れた文庫本の部数は、片手の指で足りる数でした。 無配ペー

          文学フリマ京都を終えて雑感

          文学フリマ京都8「う-02」でお待ちしています

          明後日になりました。 文学フリマ京都8、みやこめっせにて開催です。 11:00~16:00(最終入場15:55)となっております。 入場無料! 入場無料です! 近くには美術館や蔦屋書店や動物園もあるので、何かのついでにぷら~っと立ち寄るのもオススメです。 私は「う-02」で場所をいただいています。 わりと入口すぐです。 見本誌コーナーからもけっこう近いです。 新刊の文庫本とミニ原画、加えてなんとか書き上がったのでコピー本を置く予定をしています。 (コピー本だけまだラインナッ

          文学フリマ京都8「う-02」でお待ちしています

          【サンプル】わたしのための私

          「それで、いつになったら結婚相手を連れてくるの?」  何度目かいちいち数えていない、実家に帰るたびに母から聞かされる口癖のような質問。ごめんね、一生連れてこないと思うよ。そんなことはさすがに言えず、だっていい人いないし、と曖昧に笑って躱す。二〇代半ばから少し後半に差し掛かった。 「いい人いないったって、今どき、何かしら方法があるでしょう。合コンとか、あと、まっちんぐあぷり、とかいうやつもあるし」 「出会い系じゃん」 「テレビのCMでも、まっちんぐあぷりで運命の相手探しって言っ

          【サンプル】わたしのための私

          再放送・文学フリマ京都に出店します

          いよいよ、来週の日曜日、14日に迫ってきました。 文学フリマ京都8に『かいのき』として出店します。 京都市勧業館みやこめっせにて11:00~16:00、入場無料です。 配置は「う-02」です。 ウニ、と覚えてください。 今のところ、本は新刊のみです。 Webカタログに書影を載せておくのを忘れていました。 作品情報は掲載の通りです。 上記リンク先がサンプルになります。 当日は見本誌コーナーにも本を置く予定です。 文庫判の新刊だけだと机上があまりにもすかすかなので、本当は

          再放送・文学フリマ京都に出店します

          文学フリマ京都8に出店します

          表題の通りですが、2024年1月14日(日)の文学フリマ京都8に出店します。 会場は京都市勧業館みやこめっせ、平安神宮や京セラ美術館など文化施設の多い東山・岡崎エリアです。 JR京都駅から歩けないわけではないけど平気で1時間以上かかりますので、市営地下鉄での来場がおすすめです。 京都駅から烏丸線国際会館行に乗り、烏丸御池駅で東西線六地蔵方面行に乗り換えて、東山駅が最寄りです。 近辺には無料駐輪場もあるので、市内の方は自転車で来るのもエコでいいかもしれません。 ただし寒いで

          文学フリマ京都8に出店します

          パンの話

          ギリシャ神話の神に『パン』がいる。 パーンとか、アイギパーンとも言われたりしていて、これは黄道十二星座の山羊座のモチーフとなった神だ。 パンは羊飼いと羊の群れを監視するヤギ頭の神だそうで、意訳して『牧神』とも称されている。 ちなみに私は山羊座だ。 山羊座に関連するギリシャ神話では、神々の宴会中に突如現れた怪物テュポンから皆が動物に変身して逃げ出したうち、恐慌のあまり上半身はヤギ、下半身は魚という中途半端な格好になってしまったパンが、ゼウスによって星座にされたのだという。 山

          ライティブ万年筆買った

          久しぶりに万年筆を買いました。 パイロットさんの『ライティブ』の限定色ブルーです。 このシリーズは確かパイロットさんの鉄ペン万年筆の中では新しいやつでして(私が文具屋にいた頃に新発売になったので)ここ3年内に出た新型です。 上のリンクは限定色の紹介ページですが、下のリンクは製品情報のページです。 これの良いところはまず本体が軽量であること。 そのわりには、あまりちゃちに見えないスタイリッシュなデザインです。 また、キャップは篏合式(パチンとはめるタイプ)ですが、新仕様のイ

          ライティブ万年筆買った

          クリスマスが今年もやってくる

          時間が過ぎていくのは早い。 気づいたらもう師走になっていた。 今書いている原稿の締め切りが25日だから、クリスマスだなあと思うと、同時に「原稿がやばい!」と思う。 街はすっかりとクリスマスに彩られている。 クリスマスツリーが立っていたり、天井飾りもクリスマスのそれだったり、何か買い物をすると「プレゼント用ですか?」と聞かれたり。 そういえば文具屋で働いていたときも、この時期はプレゼント包装の依頼が増えていた。 ちょっとお高いボールペンとか、万年筆とか。 長方形の箱に入れて、

          クリスマスが今年もやってくる

          信愛

          半年、経った。 数日前のことだ。 長かったのか、短かったのか、よく分からない。 まだそれだけしか経っていないのかと、少し驚く。 もっと長い時間、一緒にいたような気がする。 関係が変わって、互いの呼び方が変わって、指輪が増えて(今は二本を重ね付けしている)、とにかく分かることは、彼女のことが本当に大好きで、愛しているということだ。 このリア充め! 以前の私ならそう思ったかもしれない。 大学時代から付き合っていた相手に裏切られ、ひどく傷つけられ、もう二度とひとりの人間を大切

          一次落選

          最近、全然書けずにいる。 私は一次創作も二次創作もやるけれど、どちらも全然書けずにいる。 一次創作の方は、来年一月の文学フリマ京都の出展を決めたから、なんとか形にしていかないと格好がつかない。 二次創作の方は、とある非公式アンソロジーの寄稿の〆切が今月になっていたはずだ。 〆切が近いこの二つに加えて、書きたいものと、追い追い〆切が見えてくるものが合わせていくつか。 片手で数えるよりも多い本数の原稿を抱えたまま、途方に暮れているような状態になって数日どころか数週間。 そうこ

          指輪

          婚約指輪って、結婚したあとってどうするんだろう。 そういえば知らなかったので検索窓に打ち込むと『結婚指輪 婚約指輪 重ね付け』とサジェストが出てきた。 どうやら、結婚指輪の上から婚約指輪を重ね付けする、という使い方があるらしい。 なんでも、「ふたりの結婚」を表す結婚指輪の上から、「愛の誓い(約束)」を意味する婚約指輪を重ねる……これにより『永遠の愛にロックをかける』という意味に繋がる、とかいうことだそうだ。 重ね付けしやすいようにデザインされている、セットリングというものも