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"アンカー・武田将平"がもたらす価値 J1第6節vsガンバ大阪 マッチレビュー
マッチサマリ前半
雨予報ながら降らない絶妙な天候のパナスタ。
絶好調ガンバ相手に苦しい展開が予想されましたが、予想を裏切り互角以上の展開。
まずはサンガの守備から。
プレス編。
前からがっつり追いかけに行く。GK一森までアプローチするのでおいおい大丈夫かと思わされましたが、奪いきりではなく、パスのコースを限定。サイドバックに誘導し、狭く苦しい状況で蹴るしかないところまで詰まらせて蹴らせる。そこ
対照的な前後半 断ち切りたかった悪いサイクル J1第5節vs東京ヴェルディ マッチレビュー
マッチサマリ前半
開始から一方的に押し込んだのは京都。
守備ではサイドに追い込むハイプレスからスタート。奪い引っ掛け攻撃に繋げたり、苦し紛れに前線へ蹴らせることでマイボールで回収したり。
奪えないなとなったらハーフラインを基準にしたゾーン×ブロックへ移行しカウンター狙い。
攻撃面で目を引いたのは長短のパスの使い分け。
開始早々のビルドアップにて、ソンユンがPAギリギリに進出してパス回しに参加し
立ち向かった数的不利とリスク 掴み直した正解 J1第4節vs横浜F・マリノス マッチレビュー
マッチサマリ前半
サンガは試合開始直後からハイプレス敢行。守備はいつもどおり。
前節のフロンターレ戦で手応えがあったであろうことから、やはりなと思わされる形でスタート。
分かりやすく変化があったのは攻撃面。
前に人が見えたら状況構わず蹴っ飛ばしていた前節までと違い、後ろから急がず組み立て。前が無理ならキャンセル→戻してサイドを変えたり、ソンユンまで引きつけて剥がしたり。
変化の背景までは掴めま
敗北は最大の教師、勝利は...? J1第3節vs川崎フロンターレ マッチレビュー
マッチサマリ前半
開始から15分あたりまではサンガのペース。
大雑把にDFラインから前線に蹴り飛ばすところまではいつもと同じなものの、この試合の違いは原大智の起用ポジション。足枷としか思えない左WGからようやく3トップの中央に。
フロンターレのDFに寄せられても囲まれてもしなやかに収めて、巧みにはたくことで起点になり、サンガの攻撃を牽引してくれました。
しかし、ワンパターンな攻撃は対策されると
アートでも科学でもない まるでパチンコ J1第2節vs湘南ベルマーレ マッチレビュー
マッチサマリ前半
前回対戦時の10月末から大きな変化があったのはベルマーレ。
強く感じられたのは、エース大橋を失ったこととシステム変更による影響。
負の影響は甚大で、組織的なサッカーを繰り広げ90分のほとんどでサンガを上回った前回対戦時の強さは出せていないと感じられました。
しかし。
変化による大きな影響を隠せないベルマーレの、そのはるか下を行くサンガの酷さ。
序盤こそ湘南のミスを突いて何度か
キツい既視感と「最高で最強」へのヒント一筋 J1第1節vs柏レイソル マッチレビュー
マッチサマリ前半
見るからにやりにくそうなピッチコンディション。
両チームが選択したのは、リスクヘッジのロングボールの蹴り合い。
蹴り合いの結果優勢に立ったのは京都。
そもそも、フィジカル的な要素で有利があり、かつこのサッカーを得意としている(得意としてしまっている)ことで、慣れたいつものサッカーを展開。
徐々にペースを握られたことで、レイソル側が混乱していたように見受けられました。
サンガ
「サンガ×スポンサー活動の開拓者として」 サンガに感じた価値、教えてください ステージさんのスポンサー物語
オフシーズン企画、サンガのスポンサー企業様へのインタビュー「サンガに感じた価値、教えてください」の第2弾です。
「J1で戦うにはお金が必要で、スポンサーの皆さまのおかげで楽しませてもらっている。ありがたいなあ」
とのふんわりした気持ちは、皆さんお持ちかなと思います。
では、少し具体的な話に移るとどうでしょうか?
「サンガへのスポンサードで企業はどんなメリットがあるのか」
「そもそもスポンサー
「もしJ2・J3に落ちたとしても」 サンガに感じた価値、教えてください よーじやさんのスポンサー物語
オフシーズン企画、はじめます。
サンガのスポンサー企業様へのインタビュー「サンガに感じた価値、教えてください」の第1弾です。
「J1で戦うにはお金が必要で、スポンサーの皆さまのおかげで楽しませてもらっている。ありがたいなあ」
とのふんわりした気持ちは、皆さんお持ちかなと思います。
では、少し具体的な話に移るとどうでしょうか?
「サンガへのスポンサードで企業はどんなメリットがあるのか」
「そも
ウワサでも公式でもない サンガ補強・移籍リスト(右CB編)
耐えて苦しんでJ1残留を勝ち取った2023シーズン。
耐えた先の2024に向けて明るい話題ばかり…ならよいのですが、現実はそうもいかず。
ただでさえ薄いポジションである右CBの井上黎生人が、レッズへの移籍が確定的との報道が出ています。
とはいえ嘆いてばかりもいられません。
移籍はサッカー選手の常であり、予算規模やクラブ順位を考えれば、これからも良いオファーがあれば主力選手が移籍することはいくら
他山の石 最終節への布石 J1第33節vsセレッソ大阪 マッチレビュー
マッチサマリー前半
サンガはいつも通りのハイプレスを展開。
川崎戦では非常にインテリジェントなプレッシングができていて、セレッソを相手にも同様のプレーができるかどうか期待していたのですが…。
序盤はいつものように悪い意味での突撃プレスに戻ってしまい、がっかりしながら見ていました。
それでも結果的にこのプレスがうまく機能し、セレッソのビルドアップを妨げ、高い位置でボールを奪いチャンスを創出。
サ
良くも悪くも集大成 This is KYOTO SANGA J1第34節vs横浜Fマリノス マッチレビュー
マッチサマリー前半
上手い。あまりにもマリノスが上手い。
開始早々に「どうやって勝てばいい?」と絶望を感じさせられかねないほど、マリノスのサッカーが洗練されていました。
攻めては、俯瞰した目でも追いきれなくなるのではと思わされるパスのスピード。スピードを上げればバーターで犠牲にされがちな判断・パスの精度も一級品。
サンガの守備スタイルが特攻プレスであったことも相まって、かわされて運ばれてサイド
PKを献上した福田の役割と責任 J1第32節vs川崎フロンターレ マッチレビュー
前半直近湘南・新潟戦のゲーム内容と苦手等々力での試合。難しいゲームになることが予想された試合で、開始早々予想外の流れに。
GKを始点とした後ろからの組み立てで大きく右に展開。受けた福田がカットインし左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがポスト内側に当たってゴールイン。
開始7分でまさかのサンガ先制。
先制のよい流れそのままにサンガペース。
主導権を握る鍵になったのは、サンガの高い位置からの
ビルドアップで負けて 試合にも負けて J1第31節vsアルビレックス新潟 マッチレビュー
試合サマリー・前半
サンガは前節からメンバーを大きく変更。アビスパ戦での大活躍以降不動のレギュラーだった原をベンチに回して天馬が先発スタートに。
しつこいほどにディフェンスラインからのパスによる組み立てを狙う、新潟への意識と対策を強く感じさせる布陣でスタート。
したのですが。ここでいきなり大きな誤算。
ハイプレスに対して「奪えるものなら奪ってみよ」と言わんばかりのビルドアップで迎え撃ってくる
ふりだしに戻る 時限爆弾パスゲームにすすむ J1第30節vs湘南ベルマーレ マッチレビュー
試合サマリー・前半
サンガは攻守ともにいつもどおり。
守備では前から追っていき、攻撃では山崎に当ててから考える作戦。
地上戦を放棄し空中戦で制圧し続けることでベルマーレにサッカーをさせず、見事に3ポイントを奪ったレモンガススタジアムでの一戦を再現させる意図が伺えました。そう。開始10分まではいつも通りだったのです。
しかし。
10分を経過したあたりで異変が起きます。
湘南のプレススタイルは明
「チームに貢献する」とは何か J1第29節vsサガン鳥栖 マッチレビュー
先に断っておきますと、アピと主審の話は最低限にしています。
その点を期待されても応えられませんのでご容赦ください。
試合サマリー前半
開始すぐから鳥栖のサイドアタックで押し込まれ、危険なシーンの連続。
右に岩崎で三竿の裏を狙って単騎突破、左を長沼・小野・堀米の連携で崩していくのが鳥栖の今日の基本スタイル。
鳥栖のまさに狙った形で小野のコントロールシュートが突き刺さりいきなり失点。嫌なスター
サンフレの弱みを見つけて、突き続ける J1第28節vsサンフレッチェ広島 マッチレビュー
試合サマリー前半
サンガのやり方はいつもどおり。
守備では前からガッツリ追ってDFからのビルドアップを許さない。キック精度に難がある大迫に蹴らせて回収。
攻撃面では定着しつつある「まずは山崎に当ててから考えよう」作戦。
サンフレッチェのDFラインは高さが足りておらず、身長ギャップを利用してロングボールを次々と供給し起点を作っていきます。
特に佐々木翔の欠場で入った東(180cm)と志知(177