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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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2019年10月の記事一覧

【Chaitech】中国Tech企業情報プラットフォーム[機能紹介と新規登録]

中国Tech企業情報プラットフォーム Chaitech Chaitechへの、新規登録を検討して頂いている方へ向けて、詳しく機能紹介をさせて頂きます。 1. 企業データ事例企業データは、このように表示されます。 この会社は、ソフトバンクビジョンも投資している「中古車売買プラットフォームの瓜子(GUAZI)」です。ユニコーン企業の一つです。 ◼主な項目 ・会社名(中国名,英語名) ・属性(上場,ユニコーン,未上場) ・B向けかC向けか ・カテゴリー ・会社沿革 ・売

南イタリアの結婚式参列レポ

8月末にイタリアナポリ・・・・からさらに車で1時間離れた村まで、友人オリー(仮名)結婚式の参列に行ってきました。 オリーはわたしが上海留学時代のクラスメイトで、一番仲良くしていた大切な友達の一人で、この約束は上海留学から帰国する前に、つまり8年ほど前に交わした約束だったのです。 結婚式までには紆余曲折あって、その彼とはくっついたり離れたりを繰り返してました。彼はオリーのことをめちゃくちゃ愛していたんですが・・・ わたしと同じくらい自由人なオリーは 「結婚したくねぇ

[異文化理解]DIVEのプロセスでグローバル意識を

異文化理解のプロセスの説明のひとつに"DIVE"がある。 Describe 描写する:何が起きているか Interpret 解釈する:起きていることに対し自分が何を考えるか Verify  確かめる:物事の背景や自分が考えたことが正しいか Evaluate 評価する:どう判断するか 例では、あまり例はよくないが、フィンランド人が日本に来て初めて寿司を見たという設定にしよう。 D:日本人が生で魚を食べている。しかも、酸っぱいコメの上に乗っけて、人によっては

イギリス南西の港町、ブリストルってこんな街

2018年から2019年にかけて、家族を伴っての英国ブリストル大学に留学していました。留学に行く前は、ブリストルはおろか、イギリスにも行ったことがなかった私は、それまでブリストルに何のイメージも持っていませんでした。 おそらく、日本の多くの方にとって、ブリストルは地名も聞いたことがない場所ではないかと思います。 2017年にはイギリスで住みたい街No1に選ばれただけあって、ブリストルはとても住みよく魅力的な街でした。 ロンドンからもバスで2時間ちょっと、安いときは片道5ポン

北関東で食べておきたいパキスタン料理を知るための10皿

パキスタン料理を食べたことありますか? 私がニューヨークに住んでいた時、いつも仕事場の近所で食べていた料理は、5ドル程度で食べられるパキスタン料理。毎日のようにゴロッとした大きな羊肉の入ったカレーや、スパイシーでちょっと塩味濃いめのビリヤニを食べていました。私にとって忘れられない味です。 東京には星の数ほどのインド料理店があれど、パキスタン料理を名乗る店は本当に少数。なかなか食べるチャンスがありません。そこで、目をつけたのが北関東!パキスタン人は、東京以北の各県に住んでい

ノーベル文学賞と映画と祖国について① オルガ・トカルチュク

 ノーベル文学賞受賞者が発表されたニュースを見ながらおおっとなりました。その日の朝たまたまオルガ・トカルチュクが原作の映画を再見していたからです。こんなことってあるんですね。タイトルは『ポコット 動物たちの復讐』。ポーランド映画界の巨匠アニエスカ・ホランドと娘のカシャ・アダミックが監督し、2017年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞しました。  非常勤の英語教師として働く動物好きの老年女性が、自身の住む街で起こる連続殺人の真相を追っていくというストーリー。ドロ

イビサ島には運命の鍵がある #旅はみちしるべ#1

2010年にJALの機内誌に掲載されたものを加筆修正してみました。この2020年は旅の年だと言われています。きっと何かのきっかけになると思い、アップしますね。イビサに行こうよっていうわけではなく、きっとこれを読んだあとに、あ、どこかに行こう、自分にふさわしいどこかに、その場所も見えてくる気がするんです。では、どうぞ。 地中海に浮かぶバレアレス諸島のひとつ、イビサ島。歴史ある建物が佇む旧市街、海洋性植物ポシドニアが生息する肥沃な海、1999年に世界遺産にも登録された、自然豊か

蘇州、翡翠の腕輪をめぐる戦いと教訓 ~中国~

十数年ほど前、会社に勤めて初めての夏。初めての単独での海外旅行。 ここで経験したことが良い教訓として今日まで活かされているので振り返ってみようと思う。 水の都、東洋のヴェネツィア、蘇州。 自分一人で考え、思うように行動するという自由をこの地で噛み締めていた。自分で稼いだお金で、自分だけの時間を買っているのだ。 うだるような暑さの中、上海から車で3時間程。蘇州の美しくのどかな風景は新入社員のプレッシャーを忘れさせてくれるには十分だった。 入社と同時に写真を始めて数ヶ月、

中国のいまを通して、日本の未来を知る。中国トレンド情報局の参加はこちらから

2019年6月より「今の中国を切り口に、一歩先の日本の未来を知る」ことを目的とする、日本最大の中国ビジネス系コミュニティである中国トレンド情報局を運営しています。(2019年10月現在、270名在籍) ↑今すぐ登録したい方は、こちらから(月額1690円) 「なぜ、中国の流行り・トレンドを知ることが大切なのか?」 2018年の夏から、20年ぶりに上海に移住したわたしは、驚くような光景に多々出会いました。 顔認識によって手ぶらで決済できる自販機、火鍋屋で忙しく動き回ってい

ICTの設備とルワンダのICT教育【Day77】

任地44日目。 昨日から先輩がタンザニアから来ている。 今回の彼の目的は、公立校のICT教育事情を視察することである。 彼は、タンザニアでICTの授業を担当しており、ルワンダのICT教育の視察の一環としてルワンダに来たのだ。この後、キガリに戻ってICTのワークショップに参加するそうだ。 さて、今回は我が校のICTの設備事情とルワンダのICT教育について少し紹介したいと思う。 昨日、校長が一緒に学校の案内と説明をしてくれ、今日はICT教育を担当している先生が対応してくれ

プロセスのための商売か、商売のためのプロセスか——マラケシュの伝統的なスークに学ぶ

by パケトラライター 宮本薫(ドイツ・ベルリン在住) 筆者は2001年から2016年までモロッコのマラケシュ在住でした。行ったことがない方から「マラケシュで一番面白くワクワクするお店はどこ?」と聞かれたら、ラグ・カーペット屋さんと即答します。 ラグ屋さんの間口は狭く、薄暗く、中がよく見えません。廊下を進んでいくと、突然20畳ほどの大きな部屋に出ます。四方の壁には床から天井まで隙間なく、ぴっちりきれいに畳まれた赤いラグが積まれています。天井からは裸電球がいくつもぶら下がり

どのようにノンヒューマンへの共感を育めるだろうか?

人間中心主義を脱する流れというのは昨今の大きなテーマにある。Ego-centric(人間のエゴ)からEco-centric(生態系)へのシフトの必要性は、ぼくが学ぶAalto大学の初日の基調講演の1つでも声高に叫ばれた。 ラトゥールを代表とするアクターネットワーク理論(ANT)は人間と非人間を等価なアクターと見なして、互いの関わり合いから社会を捉え直すための強力な理論であり思想の1つだと思う。そこでは人間はネットワークの外側に位置して制御や観察を行う主体ではなく、私たち自身

屍者の帝国/伊藤計劃×円城塔

死んだ人間の身体を再利用しそれなりの仕事はできるよう、疑似霊素をインストールする。 100年前、18世紀の終わりまで、人間の肉体は死んだら黙示録の日まで甦る事はないとされていた。しかしいまは、そうではない。死後も死者は色々と忙しい。 と、ジョン・H・ワトソンが語る19世期末のロンドンで、物語ははじまる。 ロンドン大学で医学を学ぶワトソンは、卒業を間近にしたある日、屍体に疑似霊素がインストールされ、動く死者になる瞬間をはじめて目にすることになる。 その施術を行なったのは、

「ポーランドwww 確かにそれは需要ないです」

「どうしてポーランド語にしたの?」 と僕はよく聞かれる。 僕の場合、その理由は歴史にある。高校生の頃、世界史の授業を通してユダヤ人の歴史を知り、そこからポーランドという国に興味を持つようになった。 しかし、「ポーランドに行ってみたいな」と思わせてくれたのは、ポーランドの音楽だ。ピアノを習っていた弟が参加したピアノのコンクールで聴いた『子犬のワルツ』、そして『英雄ポロネーズ』に魅了されたとき、一度でいいからショパンの国に行ってみたいと僕は思った。 それで今の大学のポーラ