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吐き溜め

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暗くなりたいときに読んでね 脳内吐瀉物が溜まって溢れたもの
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深い傷もいずれは瘡蓋に変わって剥がれ落ちるだろうか

深い傷もいずれは瘡蓋に変わって剥がれ落ちるだろうか

夢を見た。場所は小学校の音楽室前で、メンツは高校の同級生が割合多め。でも後輩ポジションにはなぜか大学のサークルの子がいたり、とかいう謎のごちゃまぜ。夢あるある。

どういう経緯でそうなったのかは忘れたけど、私が幼い頃に書いた何かの文章がとんでもなく恥ずかしくてやばい、とのことを大勢の前で同級生にいわれた。全く心当たりが無いと言ったら同級生は、わざわざ最下階にある昔の記事か何かが保存されている書庫ら

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誰も何にも悪くないのが

誰も何にも悪くないのが

久しぶりに余裕のある朝だった。いぬに合わせて体を起こしたらいつもより目覚めが良かった。朝ごはん用に買っておいたミスドを優雅に座って食べる。おろしたてのトレーナーに腕を通す。フロントにプリントされた写真が可愛くて、ゆったりとしたサイズ感が楽ちんで良い。いつもよりちゃんとヘアセットができた。髪色も落ちて好みの感じに淡くなってきた。そういえばそろそろ生理も明ける。骨盤矯正のおかげで肩こりや頭痛が和らいで

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燃ゆ、美

燃ゆ、美

部屋が片付き始めて、ようやく部屋でお香を焚けるくらいの落ち着きを手に入れた。

なんとなくお洒落やんお香好きだし、といったミーハー心が始まりではあったけど、それくらいの軽さで始めた方が案外良かったりする。

百均で買った受け皿と簡易香立を使って、ライターでお香に火をつける。思っていたよりも“煙”って感じの匂いがした。でも、不思議と心は落ち着いた。

イライラもやもやしたらお香を焚くっていいかもしれ

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ぜんぶ低気圧のせいだ

ぜんぶ低気圧のせいだ

6月某日 たぶん雨

やめときゃいいのに、嫌な人のことばかり考えてしまうのは何でなんだろう。

もっと楽しかったこととか、だいすきな人たちのこととか、そういうことを繰り返し繰り返し思い出せばいいのに、作業をしていて思い返してしまうのはいつも嫌な思い出ばっかりだ。裏切られたと感じたあのとき、今でも忘れないあのひどい言葉、謝られても許したくないあの言動、もう関わりたくないあの人、失敗した自分の言動。あ

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二重まぶたの呪いをひとつほどいた日

昔、初めて二重整形のカウンセリングに行った日の日記を記録します。自分のために。このときと今とでは考えが結構変わっているから色々訂正したいことはあったので、多少の加筆修正はしましたが、まあなるべく原文ママで残そう。

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1月15日。呪いがひとつ、ほどけた日。
私は今日、二重を諦めた。

初めてカウンセリングに行った。ずっと行ってみたかった。先生が目に当ててくれるあの細長い針で

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わたしのなにがだめなんだろうって、四六時中かんがえてしまうのはくるしい

ふわふわ柔らかい希死念慮に似たなにかが、ゆるくやさしく纏わりついて、鈍くわたしの首を絞めている。ここ数日、そんな感じ。

属性を失ってしまうことへの怯え

属性を失ってしまうことへの怯え

もうすぐ学生という身分が終わる。

長くて短くて長かった学生時代は、私にとってぬるま湯だった。熱いときも冷たいときもあったけど、総じていえばぬるかったと思う。ずっと浸かっていたいくらいの温度で、程よく適当に私の血を巡らせてくれていた。

たまに、向こうの熱いお湯やサウナで顔を真っ赤にしてるひとが羨ましくなったりする。けれど自分はどうせすぐ疲れちゃうから、と結局はその中に入らず横目で見て終わる。そん

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逆転

逆転

好きなものだけ視界に入れたい。
好きなものだけ鼓膜を通したい。
好きなものだけ触れていたい。
好きなものだけに溢れて生活したい。
そしたらきっと幸せになれるから。
きっと自分のことも好きになれるから。

なのに、気づいたら嫌いなものばかり見てしまうようになっていた。

嫌いなものを見たくなくて、聞きたくなくて、話したくなくて、触りたくなくて。

だから嫌いなものを排除していた。
でもそしたら、その

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人の気持ちが分かりすぎるなんて幻想なんじゃないか

人の気持ちが分かりすぎるなんて幻想なんじゃないか

これは13年心理学と向き合ってきた私が辿り着いた結論なんですが、メンタルが弱い人のほとんどは「優しすぎる」から。人の気持ちが「よく分かってしまう」から傷つきやすい。相手を思いやれるのは長所だけど、あなたの優しさをもっと自分のために使ってほしい。メンタルを強くするための習慣は、(以下ツリー)

とか

通ってる精神科のお医者さんが言ってたけど、メンタル強い人の特徴は「自分勝手」らしい。相手の気持ちを

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ただ、ゴールが欲しいだけ

ただ、ゴールが欲しいだけ

「余命宣告を受けた人が残りの人生を精一杯生きる物語」を読むと、ほんの少しだけ羨ましく思ってしまう自分がいる。実際そんなことになったらめちゃくちゃに生きたいと思うだろうし、こんなこと思うのは病気の人に大変失礼だとは理解している。けれど、正直いうと私だって自分の余命を教えてほしい、と思ってしまう。

終わりの見えないことを続けるのが、辛い。
既存の言葉で表すならば恐らくデッドライン症候群に近い。締切間

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夢依存症

夢依存症

朝起きるのが苦手だ。眠いからとかだるいから寒いからとか理由はたくさんあるけれど、私の一番の理由は「夢から醒めたくないから」。だって夢は都合がいい。夢は楽しい。夢には責任がない。だけど、夢は目覚めると消えてしまう。その中での体験も感覚も記憶もどんどん薄れていってしまう。だから私はずっと夢の中に居たい。もちろん怖い夢を見ることだってある。けれど、その夢の感覚を打ち消すために私はまた夢の中へ逃げ込む。

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酔っ払いの戯れ言

酔っ払いの戯れ言

酒に酔うのは気持ちがいい。ふわふわいい気分になって嫌なこと全部忘れて、今目の前にある味の濃いつまみと明日には覚えてないような会話を楽しむことだけしていればいい。酒に強いと何となく優越感に浸れる。何かやらかしても酒のせいにできて、逆に酒の勢いを借りて勇気を踏み出すこともできる。枕言葉に「酔ってるから」と付けておけば大概許される。とにかく便利。大人の特権。久しぶりに会う知人にも、いつも遊んでる友人にも

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