Ai Yonekura

物語を書いて時々本を売っています 2023年4月11日 zine掌編小説集『あなただ…

Ai Yonekura

物語を書いて時々本を売っています 2023年4月11日 zine掌編小説集『あなただけの物語』 2021年5月2日 短編小説『喫茶柘榴』 2020年9月20日短編小説冊子『あいのほん』

マガジン

  • どこか懐かしい済州島にて

    2024年3月済州島旅の記録

  • Essay yeah...♡(vol.2)

    真面目なエッセイ、不真面目なエッセイ、いまの気分で。 vol.2になりました。

  • ようこそ!釜山は初めて?

    2024年3月の釜山旅の記録 主に美味しいもの

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    【掌編小説集】あなただけの物語

    2023年4月11日発売 Zine『あなただけの物語』 A5横 糸綴じ製本 24頁 定価(税込)¥1,200 ご依頼の方へカードを引き そのカードからのインスピレーションその方だけの物語を書く ”あなただけの物語” これまでたくさんの方へ書かせていただいた中から 17作品を抜粋してZineにしました (noteへの転載を可としてくれた作品から選んでいます)
    1,200円
    ひつじブックス
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    【短編小説】喫茶柘榴

    2021年5月2日発売 短編小説『喫茶柘榴』 四六判変形(120mm×170mm) 93ページ 定価(税込)¥1,800 【あらすじ】 都会の古い喫茶店にいるミステリアスな男性には曜日毎に違う女性が訪ねてくる。 「わたし」から見る彼はとても魅力的で目が離せないのだが、どこか影のようなものも感じる。 縮まらない距離と少しの秘密。 二人を中心にゆっくりと物語は進む。 【著者コメント】 インターネット掲載中から読んでくださっていた皆さまには、「胸がキュッとする」「切ない」「柘榴の彼、カッコいい」など恋愛小説の要素としての感想を沢山頂きました。 実はわたし自身は恋愛小説と思って書いていなかったのですが(パラレルワールド的な実験小説でもあり、2018年から2020年の暮れまでの東京を愛したわたしの記録でもあります)ジャンルとしては恋愛小説になると思います。 でも、受け取り方は読み手の皆さまそれぞれで、どんな物語にするかも自由なのかなと思っています。 物語はもちろんですが、紙質、印刷、装丁、すべてにこだわって愛を込めて作りました。 皆さまのお茶時間のお供にしてもらえたら嬉しいです。
    1,800円
    ひつじブックス

記事一覧

へとへとで向かったソウルはけっこう優しかった

こんばんは。 2024年3月末の韓国釜山・済州島・ソウル旅行の記録も、とうとう最後の目的地、ソウルです。 (いやー、もう5月も後半なのにまだ書いてるってどゆこと) そ…

Ai Yonekura
5時間前
6

旧済州で懐かしさの理由を知る2

こんにちは。 済州島旅もいよいよ最終日。 前回までのnoteは、こちらのマガジンにまとめてあります。 市場で食事を済ませたあと、ホテルのある地域まで戻ります。 実は、…

Ai Yonekura
5日前
5

旧済州で懐かしさの理由を知る1

こんにちは。 済州島旅もいよいよ最終日です。 前回までのnoteは、こちらのマガジンにまとめてあります。 レンタカーを無事に空港近くのレンタカー屋に返して、一旦空港…

Ai Yonekura
7日前
11

おらが村、ハムドク

アニョハセヨ。済州島旅の続きです。 前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。 朝、「チェックアウト後に車を停めておいてもいいですか?」とホテルの人にpapago…

Ai Yonekura
12日前
5

どこか懐かしい済州島にて4

こんにちは。済州島旅の続きです。 前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。 本屋さんを出た時に少し雲行きが怪しくなってきたので、急いで宿泊地であるハムドク…

Ai Yonekura
13日前
4

小里小文へ”本は開放の扉を開く延長だ”

こんにちは。済州島旅の続きです。 前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。 人混みにちょっとやられてから向かった先は、小さな独立系本屋さんです。 ずっとIn…

Ai Yonekura
2週間前
11

どこか懐かしい済州島にて3

こんにちは。済州島旅の続きです。 前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。 海女さんのお店で朝食を摂った後、車を走らせてぐるっと島の南に向かいました。西帰…

Ai Yonekura
2週間前
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どこか懐かしい済州島にて2

こんにちは。済州島旅の続きです。 記事をまとめたマガジンはこちら。 咸徳(ハムドク) 済州島で滞在する場所としては、空港に近い旧済州・新済州とよばれるエリア、島…

Ai Yonekura
2週間前
8

どこか懐かしい済州島にて1

2024年3月下旬に、韓国の釜山、済州島、ソウルに旅行に行きました。 済州島編、スタートです! 釜山編はこちら 済州空港からのレンタカー 済州国際空港に降り立つと、そ…

Ai Yonekura
3週間前
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ようこそ!釜山は初めて?(後編)

前編はこちら ミルミョンを食べてから、また観光をしました。 釜山には古本屋街があると聞いて、行ってきました。 宝水洞本屋通りという場所です。 朝鮮戦争の時に、避…

Ai Yonekura
1か月前
14

ようこそ!釜山は初めて?(前編)

2024年3月に韓国の釜山、済州島、ソウルに旅行に行ってきました。 つらつらと旅の思い出(主に食べたものと酒)を記します。 最初は釜山編です。 ようこそ!釜山は初めて…

Ai Yonekura
1か月前
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かわいいうちのモアちゃんへ

モアちゃんは、浅草で生まれた。ミニチュアダックスのブラックタン(黒い毛で目の上の所に茶色の眉毛みたいな丸い模様がある)の女の子だ。 生粋の江戸っ子である。いや、…

Ai Yonekura
1か月前
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運動するだけでえらい日記1

こんにちは! タイトルの通り、本日は運動の話です。 1ヶ月くらい前から、どうした風の吹き回しか、パーソナルジムに通っています。 体力と筋力がなさ過ぎて、小学生の…

Ai Yonekura
3か月前
18

この貧弱な想像力では思いつかないところへ

(タイトルは、IUちゃんの新曲"Love wins all"の歌詞より) 1/23(火) 昨年亡くなった伯母の相続放棄の手続きに必要な書類を集めるための日。 事前に家庭裁判所のホームペ…

Ai Yonekura
3か月前
24

間違いながら生きている

こんばんは! 今日、ふと頭に浮かんだ言葉がありました。 「わたしたちは常に間違いながら生きている」 というものなんですけど。 なんかあまりにも”正解”や”正しいこ…

Ai Yonekura
4か月前
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インクの出ないボールペン

その人は随分と几帳面な人で、鉛筆で丁寧に書かれた書類には、断りとして「家にボールペンのインクがなくて鉛筆ですみません」と書かれていた。 そんなこと気にしなくても…

Ai Yonekura
4か月前
23
へとへとで向かったソウルはけっこう優しかった

へとへとで向かったソウルはけっこう優しかった

こんばんは。

2024年3月末の韓国釜山・済州島・ソウル旅行の記録も、とうとう最後の目的地、ソウルです。
(いやー、もう5月も後半なのにまだ書いてるってどゆこと)

それぞれ釜山編と済州島編はこちらのマガジンにまとめてあります。

済州島を朝7時くらいに出発し、最後の目的地であるソウルへ。
ソウルは2回行っているので、勝手にホーム感です。

到着後、東大門のホテルに荷物を預けたあと、清渓川(チョ

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旧済州で懐かしさの理由を知る2

旧済州で懐かしさの理由を知る2

こんにちは。
済州島旅もいよいよ最終日。

前回までのnoteは、こちらのマガジンにまとめてあります。

市場で食事を済ませたあと、ホテルのある地域まで戻ります。
実は、ホテルを出るときに近くで「桜祭り」なるものが開催されていて、結構人が出ていたので、夜になっても楽しめるのかな?と思って行ってみたのです。

第17回 ジョンノンロ 王桜祭り

ほらっ、みて、咲いてないの。
そりゃそうだよ、まだ3月

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旧済州で懐かしさの理由を知る1

旧済州で懐かしさの理由を知る1

こんにちは。
済州島旅もいよいよ最終日です。

前回までのnoteは、こちらのマガジンにまとめてあります。

レンタカーを無事に空港近くのレンタカー屋に返して、一旦空港に戻ります。そこから旧済州と呼ばれる地域にバスで向かったのですが、車内でNaverMAPを見つめていたらどんどん目的地から遠ざかって行ったので慌てて降りて、まさかのぶらり途中下車。
そして、「ホテルまで歩けるんじゃね?」となり、でっ

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おらが村、ハムドク

おらが村、ハムドク

アニョハセヨ。済州島旅の続きです。

前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。

朝、「チェックアウト後に車を停めておいてもいいですか?」とホテルの人にpapagoを見せながら聞くと「もちろんですよ!(英語)」みたいな反応だったので、ありがたく車を停めさせてもらって散策しました。
町というには小さくて、村というにはスタバとかオリヤンもあるし、里(韓国語での)というのがやはりピッタリな雰囲気。

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どこか懐かしい済州島にて4

どこか懐かしい済州島にて4

こんにちは。済州島旅の続きです。

前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。

本屋さんを出た時に少し雲行きが怪しくなってきたので、急いで宿泊地であるハムドクに帰ります。

本屋さんからハムドクまで、車で1時間くらいとナビではなっていたのに、帰宅ラッシュのような感じの車の流れに巻き込まれ、走れども走れどもあと1時間、みたいな状態に。

そして日本と違うのが、道の駅的な施設がないんですよ。そし

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小里小文へ”本は開放の扉を開く延長だ”

小里小文へ”本は開放の扉を開く延長だ”

こんにちは。済州島旅の続きです。

前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。

人混みにちょっとやられてから向かった先は、小さな独立系本屋さんです。

ずっとInstagramでフォローしていて、なんて美しい本屋さんなんだろうと片想いにも似たような感情で見ていました。

小里小文(ソリソムン)

[NAVERマップ]
제주 제주시 저지동길 8-31https://naver.me/xEqW

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どこか懐かしい済州島にて3

どこか懐かしい済州島にて3

こんにちは。済州島旅の続きです。

前回まではこちらのマガジンにまとめてあります。

海女さんのお店で朝食を摂った後、車を走らせてぐるっと島の南に向かいました。西帰浦(ソギポ)という場所で、ここには有名な市場があります。

西帰浦毎日オルレ市場(서귀포매일올레시장)

[NAVERマップ]
西帰浦毎日オルレ市場駐車場
제주 서귀포시 중앙로62번길 18
https://naver.me/GXRp

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どこか懐かしい済州島にて2

どこか懐かしい済州島にて2

こんにちは。済州島旅の続きです。

記事をまとめたマガジンはこちら。

咸徳(ハムドク)

済州島で滞在する場所としては、空港に近い旧済州・新済州とよばれるエリア、島の南部の西帰浦(ソギポ)、あとは大きなリゾートホテルが立ち並ぶエリアなどがメインの宿泊地なんですが、わたしたちは空港から車で40分ほど東へ進んだ咸徳(ハムドク)というエリアに泊まりました。

ホテルは、UTOP UBLESS HOTE

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どこか懐かしい済州島にて1

どこか懐かしい済州島にて1

2024年3月下旬に、韓国の釜山、済州島、ソウルに旅行に行きました。
済州島編、スタートです!

釜山編はこちら

済州空港からのレンタカー

済州国際空港に降り立つと、そこには有名なトルハルバン(石のおじいさん)がお出迎え。

ナムギルさんとチャウヌのドラマでよく見たやつ!と思いながら、今回の旅の緊張メインイベント、レンタカー屋に向かいます。

セマウル小岩店のお兄さんが「済州はレンタカーです、

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ようこそ!釜山は初めて?(後編)

ようこそ!釜山は初めて?(後編)

前編はこちら

ミルミョンを食べてから、また観光をしました。

釜山には古本屋街があると聞いて、行ってきました。
宝水洞本屋通りという場所です。

朝鮮戦争の時に、避難してきた人たちがここで露天で本を売ったのが始まりとのこと。その後も高い本を買えない学生さんたちなどがここに来て本を買っていたそうです。
東京の神保町もそんな成り立ちだったような気が。
人が知識を求める熱い心というのは止められないのだ

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ようこそ!釜山は初めて?(前編)

ようこそ!釜山は初めて?(前編)

2024年3月に韓国の釜山、済州島、ソウルに旅行に行ってきました。
つらつらと旅の思い出(主に食べたものと酒)を記します。
最初は釜山編です。

ようこそ!釜山は初めて?

初めての釜山、日本からも近いイメージの釜山。
釜山港へ帰れという歌があったよな(年齢)とか思う釜山。
そしてジョングクとジミンの故郷というだけで無駄にキュンとする釜山。

事前の下調べで、釜山グルメは「ミルミョン」という小麦粉

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かわいいうちのモアちゃんへ

かわいいうちのモアちゃんへ

モアちゃんは、浅草で生まれた。ミニチュアダックスのブラックタン(黒い毛で目の上の所に茶色の眉毛みたいな丸い模様がある)の女の子だ。
生粋の江戸っ子である。いや、本当はオーストラリアにルーツを持つミニチュアダックスフントである。
18年前、私がひとり暮らしから実家に戻るときに、犬が飼いたいと思って、信頼できそうなブリーダーさんを見つけて譲り受けた。

ブリーダーさんは浅草の人で、子犬が生まれたと連絡

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運動するだけでえらい日記1

運動するだけでえらい日記1

こんにちは!

タイトルの通り、本日は運動の話です。

1ヶ月くらい前から、どうした風の吹き回しか、パーソナルジムに通っています。

体力と筋力がなさ過ぎて、小学生の時は上り棒で足の裏の皮がめくれ、中学では真面目に出席していたのに体育で2を取り、高校ではマラソン大会で最後尾になり後ろから先生に自転車で追いかけられるというトラウマばかりの運動人生。

もちろん、運動部に所属したこともスポーツを趣味に

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この貧弱な想像力では思いつかないところへ

この貧弱な想像力では思いつかないところへ

(タイトルは、IUちゃんの新曲"Love wins all"の歌詞より)

1/23(火)
昨年亡くなった伯母の相続放棄の手続きに必要な書類を集めるための日。
事前に家庭裁判所のホームページで必要な書類を調べ、なかなか大変そうだったので、仕事で知っている司法書士事務所に「依頼したらいくらくらいかかるのか」と聞いてみたら、8万と言われ自分で手続きすることに。
私が相続放棄するわけではなく、父が相続放

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間違いながら生きている

間違いながら生きている

こんばんは!

今日、ふと頭に浮かんだ言葉がありました。
「わたしたちは常に間違いながら生きている」
というものなんですけど。

なんかあまりにも”正解”や”正しいこと”を重要視しすぎるあまりに、間違いを許さない空気が暗黙のうちに作られて、そういう空気の中で生きているうちに、間違ってもそれを認めないとか、間違いを他人に指摘されたときに逆ギレするとか、そういうことが起きている気がしています。

間違

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インクの出ないボールペン

インクの出ないボールペン

その人は随分と几帳面な人で、鉛筆で丁寧に書かれた書類には、断りとして「家にボールペンのインクがなくて鉛筆ですみません」と書かれていた。
そんなこと気にしなくても、公的な書類じゃないからいいのになぁ、と大雑把な私は思いながらも、こまめに連絡をしてくださることは、仕事の上で助かっていた。

先月、「新しい自転車を買うのですが、古いものは粗大ゴミに出すから少しの間自転車が2台に増えてしまうのですが、いい

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