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世界は変わるらしい。目に見えて。

最近、「倫理資本主義」という言葉を聞きました。

倫理に基づいて資本を回すという考えかただそうですが、つまりエシカル消費と同じことかなぁと考えています。
(SDGs前後からこういう言葉が飛び交い始めて、同義なのに表記が統一されていなかったりしてややこしいです…)

今までは企業は資本主義的な価値観で動けば成功していましたが、これからの時代に持続可能な企業というのはそういったエシカルな視点を持った企業になるとのことです。

国連がわざわざSDGsという目標をポップな図にして掲げるなんて、なんだかうすら寒いですが、世界の偉い人たちがそちらが正解というなら、こちらはそうですかと受け入れるしかないですね。これがどう見ても悪いことなら反対意見も言えますが…違和感はあっても反論はない…。

カフカの『変身』で、最初は虫になった自分に違和感を感じていたザムザが、いつからか違和感を感じなくなったように、私たちも慣らされていくんだろうと思っています。

世界がじわじわと変わっていきながら、途中「コロナ!」という明確な点があり、各々が変化を感じざるを得ない時代。
大変なこともあるし、苦労されているかたもたくさんいて、私の身にしてもそれは対岸の火事ではないのだけど、だからこそ、この時代をちゃんと体験してみたい…という欲みたいなものが出てきました。

新型コロナが日本でも拡がりはじめたときに、「長田弘ならこの時代をどういう言葉にしただろう」とふと思ったことがありました。(長田弘さんは2015年に亡くなられました。詩人です)

そして気づいたのは当たり前のこと。
「死んでしまったら、これからの世界の変化が見られない」

世界はいつだって変化してきたけれど、これから、目に見えて世界は変わっていくのだと思います。なにしろ偉い人たちがこぞってそう言っているので。

終わって欲しいけど、終わるわけがないと思っていた資本主義…まさか本当に幕を降ろされようとしているなんて…しかもこれまでそれを牽引してきた層によって…そして台頭するSDGs…

もう、どうなっても良いように、どんな変化にも対応できるように、地に足をつけて今日も今日を生きるのみですね。
時代の変化にかこつけて、島根にUIターン者を引っ張ってきて活気づけられないか考えつつ。笑


島根県石見地方、川本町という人口3500人の小さな町地域おこし協力隊として、染織をしています。協力隊の任期後に作家として独立し、「石見織」を創立するために、日々全力投球。神奈川県横浜市出身。