大谷 省悟

クリエイティブチーム301代表 → www.301.jp 301のnoteもあります → https://note.mu/301inc

人生は確率のゲーム

中学時代に所属していたバスケットボール部の先生は、その鬼のような厳しさで他校からも恐れられていた。真夏の体育館で、水も飲めずに何時間も走らされつづけ、みんな隠れて吐いていたし、だいたい毎日殴られていた。

そんな先生が、耳にタコができるくらい繰り返し言っていたのが、「バスケットは確率のゲームだ」という言葉だった。当時は、それより水を飲ませてくれ!という思いしかなかったけれど、今ならばその言葉の意味

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組織を融解させたらクリエイティブの未来が見えてくる。 さよなら2018年(的人々)。

組織という枠組みを融解させ、人々の創造性とビジョンを自由意志によって接続していく。それはクリエイティブチームからプラットフォームへと舵を切る301が現在推進している大切なテーマのひとつである。

301では、今年の後半から各案件において、そのプロジェクトのビジョンに共感できるメンバーを301の内外から集めたハイモチベーションチームを結成するように意識し始めた。「仕事だからやっている」という人や、「

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D2Cから考えるクリエイティブエージェンシーの終焉とNEWクリエイティブ組織

4年前に立ち上げた「301」という会社は、一般的にクリエイティブ・エージェンシーと呼ばれるモデルに近い形で事業を伸ばしてきた。創業期に模索して辿り着いたひとつの答えは、既存の価値を手を変え品を変え魅力的に見せるようなプロジェクトが多い広告の仕事をやめて、新しい価値や事業を0から生み出していくようなプロジェクトにフォーカスしてクリエイティブ面でコミットしていくというものだった。

これまでクリエイテ

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方程式サンフランシスコ→解法ポートランド→結論東京

<イントロダクション>

301としては毎年恒例となった二週間の夏季休暇を利用して、来年スタートする新事業視察を兼ねてアメリカ西海外はサンフランシスコとポートランドを巡る旅をしてきたので、そのレポートをまとめておこうと思う。

都市や文化の話とは別に先に書いておきたいのは、二週間という、クリエイティブ業界的には結構な超長期休暇(IT系だと割とあるのだろうか?)を個々がどうデザインするのかが結構重要

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名前と人生の関係性を巡るクロニクル

30歳を過ぎる頃まで、「省悟」という自分の名前に対して良いイメージを持っていなかった。

意味は、省(かえり)みて悟る。常に過去を振り返って学べ、と言われているような気分と、実家の保守的な姿勢が重なり、その名前が、リスクを追ってでも未来へ一歩踏み出そうとする意志から自分を引っぺがしてリスクのない安全地帯へと引きずり戻すような、あるいは「お前は特別じゃない人間だから普通に生きること」という刻印を肉体

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思考の連鎖とイノベーションの因数分解

コペンハーゲン出身のヤン・ゲールという都市デザインの巨匠に興味を持った。

彼の話をYoutubeでみていて、なんかいいなと思ったので、こういう発想をしている人は他にもたくさんいるのだろうけれど、なぜ彼がいいと思ったのかを考えてみた。

たぶんその違いは「コンセプトがわかりやすい」ということなのかもしれない。建築や都市デザイン界隈の方々の論は概してわかりにくいから余計に際立つというか(この問題への

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