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Smile詩集

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学校

学校

文学の、学は、学問の、学、なのか?
学校の、学、は、学問の、学、なのか?

僕は、学校を、憎悪、する。
呪う。

全て、
エンタメ、で、
良いでは、

ないか。

ごめんね。kico。

ごめんね。kico。

いまなら、うまくできるのに。

君を、幸せに、できるのに。

あの頃、

やさしく、

僕に、
未来を、
期待してくれた、

君を、
幸せ、

に、

できるのに。

君は、
こんな、おもしろい人、はじめて。
と、僕のことを、言ってくれた。
だから、僕は、

君を、笑わせた。

笑っている、君を、見るのが、
僕は、うれしかった。

好きだった。

だけど、僕は、
君を、悲しませた。
落胆させた。

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春一番

春一番

春さんが、
テレビで、
まっ赤なタオルで、
腕ひしぎ逆十字固めを、
キメながら、

死ぬまで、
馬鹿やっていたいっす、から、
と、

言った。

なんて、
美しい言葉、
なん、だろう、

と、

思った。

馬鹿のまま、
春一番は、
天国へ、

逝った。

忘れたい

忘れたいことがあるのに、

体が、
ついていかない。

もう、

疲れ果ててしまって。
疲れ果ててしまって。

時は流れているのに。
場所を変えなければ。

あの子に、会わねば。
あの子の笑顔と、
話さねば。

そうすれば、
全て、忘れられるのに。

もう、体が、動か無い。

ぐるぐる、
ぐるぐる、
ぐるぐる。

夕暮れ

夕暮れ

カレーの匂いと、
小沢昭一のこころ。

お腹を空いたから、
走って、

家へ、帰る。

それだけで、いいじゃないか。

それがあれば、幸せじゃないか。
他に、何を、望むんだ。

何が、欲しいんだ。

道は、開けた

道は、開けた

僕の、道は開けた。

僕の進むべき方向に。

今、

光、

が、

その方向に、
灯った。

なぜ、
僕に、光が、灯ったのかというと、

それは、

僕が、諦めなかったからだ。

人生は、不平等だ。

君が、諦めなかったとしても、
君に、光が灯るとは、

限らない。

だけど、
信じてくれ!

君が、
諦めなければ、

光は、
必ず、

君に、

灯る。

必ず。
必ず。
必ず。

幽霊の声

幽霊の声

僕は、
油断して、
食事をしている。

そうすると、

肘!

と、

死んだ父の、幽霊の声が、聞こえる。

はっきりと、聞こえる。

僕は、肘をついて、箸とお椀を、持っている自分に、気が、ついて、

ハッ、

と、
する。

幽霊は、おそろしい。

友達

友達

友達は、できるもので、
つくるもの、じゃない。

恋人も、できるもので、
つくるもの、じゃない。

芸術も、できるもので、
つくるもの、じゃない。

子供も、できるもので、
つくるもの、じゃない。

だから、
昔から、

子宝と、

言う、

言葉が、

在る。

真暗闇

真暗闇

光が、

少しでも、

在れば、

それは、

大きい。

人間は、
それに、
向かって、

行く、

だけで、

良い。

少しでも
少しでも
少しでも

近くに。

少しでも。

光が、

近くに、
在れば、

それは、

希望、

だ。

人間は、

それに、
向かって、
行くだけで、

良い。

それだけ、
で、

生きて、

いる。

真暗闇、

の、

なか、

で、
は、

生きて、

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幽霊の    痰

幽霊の    痰

学生の頃、目覚まし時計が、
鳴るより先に、
オヤジの朝のハミガキの、
最後の〆、

かーっ!ぺっ!
で、

目が、
覚める。

毎日
毎日
毎日
毎日

だ。

朝から、
最悪の気分に、

なる。

やはり、

朝は、

さわやかに、
目覚めたい
ものだ。

だから、
もう、

そんな、
嫌な朝を、
迎えたくないので、

オヤジに、
そのことを、
言おうと、

思ったら、

オヤジは、

もう、

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共有

共有

ボケた、おばあちゃんと、夜、テレビを 
観ながら、
唄を
うたう。

舟唄を   唄う

お酒は   ぬるめの    燗が
いい

肴は
炙った    いか    で
いい

おんなは   無口な   ひとが
いい

灯は 
ぼんやり

灯りゃ、

いい

精神病院の夜

精神病院の夜

どこか

遠くの

狭い鍵のかかった、
檻のなかで、

終わり、無く

たぶん、
若い、女の子が、

闇夜に、
ずっと、

叫んでいる。

昔は、たぶん、僕は、そう、感じなかった、と
思う。

いま、そう、感じるのは、

僕が、けっこう、
生きたから、だろう。

その、女の子の、終わりのない、

絶叫が、

私は、
ここに、

存在、

している。

わたしは、
この世に、

生きて、
いる。

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牧師さん

牧師さん

僕は、信者では、無い。

でも、牧師さんは、僕に、
やさしい。

これを、
牧師さんは、
愛、
と、
言う。

いまの、僕には、

牧師さんが、
必要だ。

牧師さんに、
嫌われたく
無い。

だから、

本当のことが、
言え
無い。

孤独ぽっち、
に、
なりたくない。

怖い。

集えど、集えど、孤独感、増すばかり

集えど、集えど、孤独感、増すばかり

スクランブル交差点で、いくら、すれ、違っても、

出会いは、
無い。

出会いは、
多いほうが、

いいね。