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みんなゴツゴツ、みんな凸凹!

15日土曜日に、第9演奏会にて、県民代表合唱団として出演した話は、
こちら↓↓↓ にリンクを貼ります。
https://note.mu/togonomotto/n/n4bfc29c3c2f0

今回は、もう一つのサイドストーリー。障害やバリアフリーに関するテーマでもあります。

●いきなりこんなこと言うから驚きました。

当日の指揮者である、山田和樹先生と県民合唱団の初顔合わせは、前日指導と前日リハ。その指導の際に、

「音楽をやっている者は、みな障害者です!」

と断言しました。

●音楽家たるもの、、、

まずはベートーベンも耳が聴こえなかったこと。そして、オーケストラも日常生活で騒音レベルの音を発している、と思ってください。ならば、唄い手さん(ソリスト・合唱団員)もそうでしょ、と。各々が、各々違う凸凹を持っている。ゴツゴツしている。その感触を唄にして欲しいと。

私見ですが、恐らく山田先生は、キ●ガイ、という放送禁止用語を使いたかったのでは、と「わたしは」思うんですが、流石にそれは公の場で、子どもたちもいる環境下から、オブラートに包んだ言い方になったんだと、「私は」思います。

●ADHD当事者として

そのエピソードを聴いて、あっ、私、障害持ってていいんだ、と感じました。発達障害(ADHD)当事者として。変わり者と思われていいんだ、と。むしろ、変わり者と思われて、自分の音楽を作る、自己表現をする。これは、社会的にも許されるべき範囲内であれば活かしていいんだと思いました。

●凸凹を埋めたり削ったりするって無理

だって、ADHD当事者が、凸の出っ張りを彫刻刀で削ったり、凹をスコップで土を掘って埋めて四角形にするって無理ですもん。って言うより、もう、私はもう既に、凸凹の度合いが激しいポンコツ人間って思われてますから(残念!)。

もちろん、社会的な規律、ルール、コミュニケーションにおいての必須スキル、一般常識を得ることは大切ですが、それ以外の点、仕事や趣味・プライベートでは、そういうADHDの特性を恥に思い過ぎる必要は無いのだとも感じました。

●なんだか泣けてきたんだよ

その山田和樹先生の言葉を聞いただけで、涙が出る想いでした。他の参加者の皆さんは、私を勝手に障害者に該当させるなんて憤慨された人も少なからずいたでしょうが、僕には救われる言葉でした。ADHD当事者だけど、自信持っていいんだ! 

そして、複数の唄の指導者さんから、合唱やボイトレを習ってきたり、今も現在進行形です。そんなポンコツ振りをも含めて、全員評価してくださる師に恵まれています。今後も感謝を持って、唄に精進していきたいです。


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