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【前編】森のようちえん卒【不登校ムスメ】にインタビュー!学校はどんな場所?〜Jの見守りどないしょ日記〜

文 保護者J


さてすぎぼっくりも春休みに入り、なぁ〜にをネタに書こうかなぁと。
週に1本の記事を目標に掲げたはいいが、1ヶ月半のところで自ら首を絞めはじめている!
ビュー数やフォロワー数も気になって素直に自由に楽しく書く、という初心を見失っていた今日この頃。ここらでまた肩の力を抜かないかん。

、、とゆーことで!
最近ハマっている真田広之プロデュース&主演のハリウッド戦国時代ドラマ「SHOGUN 将軍」の視聴レビューとか書いたろかい!!

と思いましたが、アカウントの趣旨もあるので今回はこらえて、、(そこもまた練り直さないとと思っている)

すぎぼ卒園児であり、小学2年生2学期から不登校の長女にインタビューを交えながら、森のようちえん時代を振り返ったりしつつ記事を作ってみよう!テキトーに質問も練らずに思いつきで始めたわずか18分でしたが、ものすごく新鮮な時間でしたよ!



子どもとの対話に「インタビュー」と銘打つだけでお互いにスイッチが入り、しっかりと「相手の考えを聞く、それに応える」という姿勢となったかんじ!家族だと、ついわかったふうになっちゃうもんね〜色々とね。

【前編】では学校に通ってみて感じたこと、ムスメが大切にしたいものが見えてきました。

インターネットに写真や個人情報を載せることで実生活に及ぼしえる影響については、ムスメに説明し、了承を得ました!


ムスメの基本情報



名前:ya-co
年齢:令和6年度 小学3年生・9歳
趣味:オンラインゲーム・お絵描き
不登校歴
  :小学2年生2学期から・7ヶ月くらい
最近の過ごし方
  :週1〜3日は【こどもの生活・学習支援事業所「すまいる」】へ。あとはおうちで過ごす人。

3歳までを大阪府豊中市の自宅で保育、その後鳥取県智頭町に移住し、森のようちえん「空のしたひろば すぎぼっくり」に就学まで通う。


・ 学校に「行きたくない」?



--J:まず、確認です。「ya-coは学校に行きたくない」という表現で合ってますか?

ya-co:いやぁ、まぁ、合ってるんじゃない。「いるべき場所じゃない」って感じかな、、

--J:(ぬぉ〜、、)学校に行っていた時からそう感じていたの?

ya-co:、、いやぁ、ちゃんと意識を持って考えてみたら、そう思ったって感じ。

--J:じゃあさ、学校に通ってた時もあったじゃん、1年生とか2年の1学期とか。その時はどう思ってたの?

ya-co:、、たぶん、バカだった、、(笑

--J:え?!

ya-co:、、バカだった時、かな。まぁ、バカだったってことよ。ふふ、、

こんな顔ですごいこと言うな


--J:(ドキドキ)何も意識を持たずに学校に通ってたってこと?

ya-co:そそそ!学校に、、何も意識せずに、、「通わされてた」みたいな感じ。

--J:(ほおぉ、、)なるほどね。はい。
でもじゃあ、意識せずに通ってたのにさ、「行きたくないな」「いるべきじゃないな」と感じるようになったのは何かきっかけがあったんですか?

ya-co:、、2年生なって学校でやってることとかを改めて考えてみたら、なんか自分には相応しい学校、、まぁ勉強の仕方ではないなとか、、

--J:あぁ、勉強の仕方ね。 ya-co:そう。

--J:そのさぁ、勉強の仕方が相応しくないなーっていうのをya-coちゃんが言葉に出せたのは、あの、本を借りてきたじゃない。
海琳ちゃんの本と、あと~五味太郎さんの本とか。

学校に行かなくなってから3ヶ月ほど経ったある日、一緒に図書館に行った折にya-coさん自ら見つけて借りていたのが「不登校になって伸びた7つの能力」。このあたりから、自分が世間的に「不登校」と呼ばれる立場であることを認識したように思えた。
振り仮名の少ない本をがんばって読んでいた。ワタシも読んで、現状の不安がかなり解消された。「学校に行かないこと」をどうとらえるかのヒントを多く得られた!
その後色んな教育論に触れてみたくて、五味太郎氏の本をワタシが借り、ya-coもすごく楽しそうに読んでいた。新しいものの見方をウキウキ吸収してるようだった。強いられる「勉強」と自ら学ぼうとする「学習」の態度の違いが、ya-coさんの腑に落ちたんかなーと。

--J:その本を読んで、そういう「勉強の仕方がふさわしくない」っていうya-coの言葉になったんかな。と母ちゃんは思ったんだけど。


ya-co:
いやまぁそういうのもあるかも。

・ どんな「学びかた」がいい?



--J:では、ya-coちゃんはどういう場所だったら、自分の学びかたに相応しいと思うんですか?

ya-co:いやまぁ自分の好きな時に、好きなように、ゆっくりとぉ〜ま、学んでいったほうが、色んなこと。、、、んにゃまぁ、、色んなことを自分の好きなやり方でやっていったほうが、
たぶん!学校でムリヤリこの時にこうゆうのをしてください!!みたいに頭に詰め込まれるんじゃなくて、自分のペースでゆっくり自分の好きな時にやっていくと、もっとゆっくりだから。もっともっと深く知れると思うんだよねya-coは。

--J:なるほど。学校の勉強の仕方はどんなんだったかもうちょっとおしえてくれる?

ya-co:学校の勉強の仕方は、一気に「これをして下さい、次ははこれです」って時間が決まってて、う〜ん、なんか、、これをやりますよって言われて、頭入った状態でまた家に帰ったら宿題もやんなきゃいけなくて頭がこんがらがっちゃうんだよ。一気にバッバッバッ〜っと進んでっちゃうから、休憩も短いし、頭がこんがらがっちゃって、、

--J:そっかー。毎時間ごとに違う授業があるもんね。ya-coちゃんは、それよりも好きなことを集中してじっくり時間をかけてやりたいのかもね。

ya-co:うんそう。自分の好きなことに熱中して、自分の好きなペースでゆっくりっていう、、。


・ 森のようちえん時代をふりかえり



--J:学校はそういう場所ではなかったのかな、、。
じゃあ、すぎぼっくり行ってた時はどうだった?自分が好きなことに熱中できてたように思う?

ya-co:うん、楽しかった!ふつーに。自然の中でいろんなことを、好きなこととかどんどん探していけるから。
まぁ、あれだね。あのーいろんなこと経験できるじゃん。学校行ってたら「このことをこの時間にやりましょう」みたいなかんじだから。学校は森にそんなに行かないじゃん。

好きなことをどんどん見つけて熱中する「すぎぼタイム」



--J:うんうん。森に行ったらさあ、自然があるよね。でも、自然しかないと言ったらそれしかないじゃん。自然があることでya-coは満足してたの?

ya-co:そう!自然と触れ合って、蛇さんの模様はこんなんだなーとか、これは毒蛇じゃないなー、このカエルかわいいねーとか。
そういうのが、いろんな自分の発想力につながっていって、ya-coはお絵かき好きで、漫画見て、こんな目の描き方あるんだ、口の描き方あるんだ、眉毛ってこんな表情の表現できるんだなーとか、自分の好きなことやって、それでどんどん深く知っていくみたいな。
すぎぼっくりではさぁ、棒で土に丸描いたりもできるし、葉っぱに描いたり、葉っぱの裏にフワフワの毛が生えてて、くっつくよ~とか、おもしろいなーって。やってたよ。

幼児期に自然の中で自由に過ごし、思い切り自分の興味に向かって熱中する時間を過ごしたこと。それがya-coさんにとって今の自分のものの見方や表現・発想のもとになり、学びの姿勢につながっているということだなぁ。


・ ya-coが感じるすぎぼの見守り



--J:すぎぼっくりのスタッフやその時のお友達との過ごし方もよかったのかな~。

ya-co:学校はさぁ、だから見守りではないのよ。見守り系ではない。「こんなんやってください!」みたいな。

--J:うん。ほんで、言われたことをやっているかを見ているよね、先生が。やっていなかったら「やりましょうね」って言われるのかな。それは違うのかねぇ、見守りとは。

ya-co:そうね、見守りは見守りで、見守りだから、守ってくれたりするけど、一緒に遊んでくれたりもするし、スタッフはさ、よく知ってるからフィールドを。ここは危険な場所だよとかもおしえてくれるし、いろんなことを。しかもなんか怒らないの、全然。ちょっと、怒るときもあるけど、そんなに強く叱らないっていうか。こわくない。

すぎぼっくりで過ごした時間の中で「守ってくれている安心感」「おとなも子どもも同じ目線で一緒に過ごしている感覚」「自分に今必要なことをおしえてくれている」「尊重されている」そんなことを感じたのかな。母ちゃんも、そのかんじ、すっごくよくわかるなぁ。

↓↓こちらの記事もぜひ。すぎぼの見守り理念について


--J:うんうん。学校の関わり方との違いってそこ?なのかなぁ。

ya-co:う~ん、まぁそこかな。学校はまぁ、見守りなんかもしれんけど、うん、、まぁなんともいえないけど、、。

--J:(笑)なんともいえなかった、、!
でもあれだよ、母ちゃん覚えてるんだけど、年長さんの最後らへんあんまりすぎぼっくりに行きたくなくなってたんよ。あれなんでやったっけ?

ya-co:え?そうなの?知らん、、。 

--J:え”!覚えてないんや!今思えばいい思い出ばっかりなの?

ya-co:うん。楽しかったなぁ~って。


・ ya-coにとって大切なこと



--J:ya-coはしっかりしてるから、お友達やスタッフにも頼りにされて疲れちゃうみたいなことを言ってたように思うんだけど。


ya-co:いやぁ、頼りにされるけど、、そう、結構大変なのよ!なんかさぁずっと一緒にいてくれるお友達とかいて、結構べったり系だったから、ちょっと疲れてきちゃって、もうおうちでちょっと休みたいな~っていう。

--J:ふむふむ。そっか、、ya-coは自分のペース、とか自分の時間ってのがすごく大事なのか。

ya-co:そう!マイペース系だから!

--J:なるほど。仲いいお友達でもずっと一緒にいたり、誰かと何かをずっと一緒にやるってことは疲れちゃうのかな。(誰かに似てるな、、)

マイペース系のふたり。それはワタシも同じだったわ、、


ya-co:
うん。自分の好きなことを自分の好きなペースでするっていうのは、、まぁ疲れることではないんじゃないかな、、って思うけど。

学校では成績も素行の面でも優等生タイプだったし、思ってることをはっきり言う子だから、クラスでも頼りにされて人気があった。すぎぼっくりでも学校でも、ya-coと一緒に遊びたい!って取り合いされることが何回もあったそう。
先生やお友達の気持ちや期待に応えたい思いと、自分のペースで自由に過ごしたいya-coの大切な部分。これは、、おとなでもうまくバランスをとるのが難しいところだと思う。

でも、おとなはつい、「いつまでも自由なふるまいではいられないよ、社会で生きていくためには色んなことをがまんするのを覚えていかないと」的なこと言ってこどもを、いや自分を納得させようとする。

けど、果たして本当にそうなのか?!がまんしたり自分を曲げたりすること以外から学んだっていいじゃん!ほんとうに、自由に自分の好きなペースで生きれたらそれが一番いいじゃん!!

ya-coさんは、そのバランスを取るために色々試してるのかな。その中のひとつの選択として今は「学校に行かない」ことを実践してるのかも。

そんなことを思いました。



つたないインタビューと文字起こしで読みづらいと存じます。ここまで読んでくれて本当にありがとう!思いのほか長くなりそうなので、ここらでくぎろうかと。

インタビューの最中からya-coの発言を新鮮に聞いていたけど、改めて文字にしながら深掘りしてゆくと、すごくワタシにとっても大事なことを話してる。そう思った。

後編では、ya-coさんの今の過ごし方について、そして若干8歳の彼女の持つ「人生観」みたいなものが発言されました!
これは、、ワタシも拍手が出るほどの内容となりましたので、ぜひご覧いただきたいと思います!

そしてみなさん思うことがあれば、コメントなどもお願いします。これからnoteでコミュニケーションを取っていきたいなぁ、と考えておりますので。ぜひに!!後編も乞うご期待!!

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