マガジンのカバー画像

【有料note】シューズについて

16
運営しているクリエイター

記事一覧

アディダス「Adizero Adios Pro Evo 1」のレビュー【アディゼロアディオスプロエヴォ1】

アディダス「Adizero Adios Pro Evo 1」のレビュー【アディゼロアディオスプロエヴォ1】

2023年9月のベルリンマラソンで2:11:53の女子マラソン世界新記録を樹立したティギスト・アセファは、Adizero Adios Pro Evo 1を履いていた。その後にオンラインで521足限定発売があり、第100回箱根駅伝では2区と3区で区間賞を獲得した選手がこのシューズを着用していたことも話題になった。

東京マラソン2024で優勝したベンソン・キプルトもこのシューズを履いて、日本国内レー

もっとみる
ナイキ「ヴェイパーフライ3」のレビュー【ZoomX Vaporfly Next% 3】

ナイキ「ヴェイパーフライ3」のレビュー【ZoomX Vaporfly Next% 3】

3月6日にナイキ直営店やナイキオンラインで先行発売され(3月中旬にも再び販売)即座に売り切れとなったナイキのヴェイパーフライ3(ZoomX Vaporfly Next% 3)のレビューを以下に。

ナイキ直営店の1つである原宿店では東京マラソン翌日ともあり、出場後の海外ランナーがヴェイパーフライ3(以下VF3)を購入していく姿が目立った。また、オンラインでは“いつも通り”数秒で完売してしまった。

もっとみる
各メーカーのカーボンシューズ計39足の比較(2022年新作23足+2023年新作:14足)

各メーカーのカーボンシューズ計39足の比較(2022年新作23足+2023年新作:14足)

前回は“2021年秋までのカーボンシューズ32足の比較”を書いたが、今回の記事は2023年最新版で2022年以降に発売されたシューズを中心に紹介する。

【更新履歴】
※ 2/22:飞电3 ELITE / 飞电3 CHALLENGERを追加し24 → 26足に
※ 3/2:UA Flow Velociti Elite / Deviate Nitro Elite 2を追加し26 → 28足に
※ 3

もっとみる
アシックスのメタスピードスカイ+ / エッジ+ / LD(ピン無しスパイク) / LD LE(ピン有りメタスピードLD)のレビュー

アシックスのメタスピードスカイ+ / エッジ+ / LD(ピン無しスパイク) / LD LE(ピン有りメタスピードLD)のレビュー

今回は以下の4足のレビュー。

・メタスピードスカイ+ / Metaspeed Sky+
・メタスピードエッジ+ / Metaspeed Sky+
・メタスピードLD / Metaspeed LD
・メタスピードLD LE / Metaspeed LD LE

メタスピードLD(ピンなし)とメタスピードLD LE(ピンあり)はヘキサクロウの部分(カーボンの部分)の質感が違う↓ あくまで見た目が少し

もっとみる
ナイキ「ズームXストリークフライ」のレビュー

ナイキ「ズームXストリークフライ」のレビュー

2月24日9時からナイキのアプリ限定でズームXストリークフライ(以下、SF)の抽選発売が行われた。

やはり、大半の人が購入できず、右側の画面になってしまったようだ。

今回の記事ではSFのスペックや、私が今月に3000mTTとテンポ走でSFを履いてみた感想と、他のシューズ(タクミセン8、ストリーク6、VFネクスト%、VF4%、ペガサスターボ)との比較などについて以下に記載していく。

また、日本

もっとみる
中長距離スパイクレビュー【2021年編】と数社の中長距離プロトスパイクの動向

中長距離スパイクレビュー【2021年編】と数社の中長距離プロトスパイクの動向

東京五輪が2021年に延期となってからの1年間でアシックス、アディダス、ニューバランス、ブルックス、ホカといったブランドが新しい中厚底の中長距離用スパイクを発売した。

今回は自腹で20万円弱をかけ集めた(=どこからも一切提供を受けていない)以下の11足のスパイクのレビューやそれぞれのスパイクの購入方法+3社のプロトスパイク情報を以下に記載する。

・ナイキ
①ドラゴンフライ
②ドラゴンフライ(コ

もっとみる
「おめでとうございます!あなたの記事が合計1000回購入されました!」

「おめでとうございます!あなたの記事が合計1000回購入されました!」

noteを2020年1月から初めて1年半が経ちました。

この1年半で無料記事を合計124記事公開し、有料記事は合計18記事。8記事中1記事が有料記事、というペースで書いてきました。

noteで有料記事を公開していて興味深いのは、公開した時に売れる数と、その後ロングテールでジワジワ売れていく数が同等ぐらいになることがあるケース。

先日、有料記事が計1,000回購入されたのでnoteからこういう

もっとみる
【note有料記事一覧】

【note有料記事一覧】

2021/3/31までに執筆した無料記事は109本、対して有料記事は18本。今もこれぐらいの比率で情報発信していく予定です。

中長距離走のトレーニング編私の2019年11月ハーフ1:19:15(3:45/km) → 2020年11月1:09:15(3:16/km)までの1年間の練習メニュー【27,548文字】

長文なのは、1年間のメニュー内容がズラーリと並んでいるから。それでもその内容とともに

もっとみる
🏓 飞影PB 👟でマラソンのPBを2時間19分台→2時間16分55秒に縮めた行場さんの70日間の練習メニューと“飞影PB”の購入方法

🏓 飞影PB 👟でマラソンのPBを2時間19分台→2時間16分55秒に縮めた行場さんの70日間の練習メニューと“飞影PB”の購入方法

2021年のびわ湖毎日マラソンで2:16:55の自己新を出した35歳の行場竹彦さん。大学時代は早大競走部で駅伝主務を務め、社会人になってからは5000mからマラソンまででベストを更新。

2018年には初のウルトラマラソン(サロマ)でいきなり6時間20分台の好走を見せ日本代表入り。秋のIAU100km世界選手権で、2回目のウルトラマラソンながら2位に入った実力者。そんな行場さんは2021年にマラソ

もっとみる
ドン・キホーテの超厚底カーボン"スニーカー"【アクティブギア・ファールラン】の地球最速レビュー

ドン・キホーテの超厚底カーボン"スニーカー"【アクティブギア・ファールラン】の地球最速レビュー

(トップ写真:出典 ドンキホーテTwiter公式アカウント)

総合量販店大手のドンキホーテがこの度、超厚底カーボン"スニーカー"の新商品"アクティブギア・ファールラン”を2月19日に発売(税込8,789円)。

(出典:ドンキホーテTwiter公式アカウント)

全4色展開でドンキホーテ公式Twitterや、各メディアが一斉に発売日の2月19日に合わせてドンキ厚底の発売を報じた。

(各カラーの

もっとみる
果たして厚底シューズは規制されるのか?②

果たして厚底シューズは規制されるのか?②

VF規制について1/16のTwitterトレンド上位になるなど、世間がざわついている。それもそうだ。多くのランナーの2019年のPBをアシストしてきたであろうシューズだから、今回の件を自分ごととして考える人が多いのだろう。

それでもビクビクしているあなたへ。心配なかれ。招待選手レベルならまだしも、一般のランナーのシューズが規制されるということは法律の観点からいえばかなりリスクの大きいこと。それに

もっとみる
それでもナイキは超えてくる。

それでもナイキは超えてくる。

1/31に世界陸連はレギューレーションの変更を発表した。

(内容は以下です)

今後の見どころとして、4/30以降のプロト使用不可を受けて、ナイキのαFLYやプロトスパイクが今後どうなるか(発売されるとしたらいつ発売されるか?)というところである。

キプチョゲが履いていた「αFLY初期版」は、ミッドソール50mm、カーボンプレート3枚という構造でどちらもレギュレーションに反しているため1/31

もっとみる
【2020年7月28日以降の公認トラックレースで競歩を除いてVF4%・ネクスト%・αフライ等は使用不可】:世界陸連がシューズの競技規則と東京五輪マラソン・競歩の資格有効期間を改定(8月11日修正・加筆有)

【2020年7月28日以降の公認トラックレースで競歩を除いてVF4%・ネクスト%・αフライ等は使用不可】:世界陸連がシューズの競技規則と東京五輪マラソン・競歩の資格有効期間を改定(8月11日修正・加筆有)

世界陸連は2020年7月28日に、競技で使用するシューズに関する競技規則と、東京五輪のマラソン・競歩種目における資格有効期間の改定を発表した。

(上:2020年7月28日発表・下:2020年8月10日発表)

7月中旬の世界陸連の評議会(Council)でこれらの改定項目が正式に承認され、【公認トラックレースでは競歩を除いてVF4%・ネクスト%・αフライ等の使用はできない】等のシューズに関する新

もっとみる
なぜホカやリーニンの「厚底シューズ」の厚さが世界陸連のシューズリストで25mm未満なのかを細かく解説します。

なぜホカやリーニンの「厚底シューズ」の厚さが世界陸連のシューズリストで25mm未満なのかを細かく解説します。

2020年8月に発表された12月1日以降の公認トラックレースでの25mmルール。いわゆる厚底シューズが12月1日以降の公認トラックレースで履けないというものでランナー界隈で大きな議論が起きた。

10月や11月になって世界陸連は認可されたシューズリストを更新しており、それらのシューズの厚さが25mm未満なのか、それ以上なのかが一眼でわかる。ここに、元祖厚底のホカオネオネのシューズで25mm未満とな

もっとみる