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日本史斜め読み

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明治時代を学ぶコツ

明治時代は文明開化や富国強兵、大日本帝国憲法や選挙、
日清戦争や日露戦争戦争など覚えることが多いと思いますが、
コツをつかむためには2つのことを覚えれば、その後いろんなことが頭に入るようになります。
それが「治外法権の撤廃」と「関税自主権の回復」です。

この2つを解決するために明治時代があると考えれば暗記が物語になります。
では「治外法権の撤廃」と「関税自主権の回復」とは何かというと、
幕末にさ

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江戸時代を学ぶコツ

江戸時代は265年あって学ぶのが大変ですね。
ここは平安時代と同じように4つの時代と考えると分かりやすいですよ。

武断時代(初代~3代)
文治時代(4代~7代)
改革時代(8代~12代)
幕末(13代~15代)

以上になります。

武断時代は、
関ケ原の戦いや大阪の冬夏の陣などで
功績をあげた大名たちを次々と潰した時代です。
戦いの他に法律や制度を作り二度と徳川家に歯向かえないように
努力した

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安土桃山時代を学ぶコツ

安土桃山時代は室町幕府がなくなった後の時代になります。
安土桃山時代は将軍足利義昭を支えてた織田信長が
将軍によって裏切られたため報復として、
足利義昭を京から追放した頃から始まります。

安土桃山時代の特徴は
織田信長が天皇の命令を名目として日本を統治する戦いから始まり
豊臣秀吉が天皇の代理人「関白」として日本を統治した時代を指します。

二代と短い期間ですが、
日本が一つになった数少ない期間で

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室町時代を学ぶコツ

室町時代は何となく始まり何となく終わる時代です。

後醍醐天皇の組織に対抗して、
足利尊氏が天皇を立てて組織したグループに北朝があります。

(南朝北朝はどちらに優劣があるものではありません)

ただ北朝の天皇は政治力がなかったので、
政治を引っ張る人材として足利尊氏が抜擢されました。

これが室町幕府の始まりです。
ここでポイントなるのが、
室町幕府は足利尊氏の部下にあたる守護大名が大きな存在と

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南北朝時代を学ぶコツ

南北朝時代は
後醍醐天皇→足利尊氏VS直義→仲介人、足利義満
で理解できます。

まず
南朝には後醍醐天皇がいます。
それに対抗して、
北朝には足利尊氏がいます。

南朝は足利尊氏の攻撃に崩壊寸前でしたが、
後醍醐天皇が「絶対に負けんな」と遺言を残したことで、
降参拒否を続けてました。

そんな中で、足利尊氏は室町幕府を開きます。
しかし足利尊氏と足利直義は仲が悪くなります。
足利直義はなんとか主

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建武の新政を学ぶコツ

室町時代を学ぶ前に2年間行われた
建武の新政という時代がありました。
中心人物は鎌倉幕府を滅ぼした「後醍醐天皇」です。

しかし建武の新政は2年間で挫折します。
なぜか?

それは、理想とする時代が
平安時代の公家社会だからです。

公家社会からの独立で
鎌倉幕府が成立したのに、
今更公家社会を夢見るのは、
お公家さんだけです。

というわけで武将たちの反感を喰らって
挫折します。

その反対勢力

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鎌倉時代を学ぶコツ

鎌倉時代を理解するには、
主導権を握る人の移り変わりを辿ると面白いです。

将軍→御家人→北条氏→得宗家→御内人→後醍醐天皇

将軍といえば「源頼朝」です。
彼と主従関係を結んでる人が「御家人」です。
御家人の中でトップになったのが北条氏です。
次第に北条氏の内部で争いが起きます。
その中で勝ち残ったのが
「得宗家」と呼ばれる嫡流になります。
ですが次第に得宗家が政治に関心がなくなると、

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奈良時代

大宝律令が施行され、
都を平城京に遷都したことによって、
日本が世界に対して
1つの国家があることを宣言しました。
しかし、
海外に向けては侵略問題から解決した一方で、
20年経つと
内部の政治が律令にそぐわなくなってきました。
さらに大宝律令のもとで政治してきた
貴族たちの対立関係も浮上してきました。
それが、

皇室の親族 VS 藤原氏 
という構図になります。

皇族の親族代表を長屋王と

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平安時代を学ぶコツ

平安時代は400年弱あるため
勉強するにはとても大変です。

ですので平安時代は
4つの時代があると思って学ぶといいでしょう。
では、どのように分ければいいかというと、

①桓武天皇時代
②貴族と藤原氏時代
③藤原氏時代
④院政と平家時代

となります。

①桓武天皇時代は
奈良時代で乱れた政治体制を
平安京でもう一度立て直そうという区分になります。
しかし
最終的には個々に
その

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