マガジンのカバー画像

看護と人生

5
看護師としての自分が考える事。経験、いかに看護師として生きるか、いかに患者と向き合い、自分と向き合うことが出来るかの備忘録。
運営しているクリエイター

記事一覧

私が看護師になった理由③

私が看護師になった理由③

 いくつ受けても採用されない面接に辟易していた頃、お金もなければ仕事もない、住む家だけは彼氏(現旦那)のおかげでなんとかなってはいたけど、ストレスからの日々の浪費は絶えなかった。
貯金は減るどころかマイナスで、カードの返済に追われたが返すあてもなく、恥ずかしながら親から援助してもらっていた。それでも私は買い物をやめられなかった。ルイヴィトン、シャネル、エルメス、フェンディ、プラダ、、化粧品、、買い

もっとみる

私が看護師になった理由②

 当時付き合っていた彼氏(今の旦那)と付き合い始め2年で同棲を始めた。働いていたアパレルは都心部の百貨店に異動させてもらい、新生活を始めた。
彼の住んでいた10畳ワンルームでの2人での生活は正直狭く感じることもあったが、収納も豊富でキッチンも2コンロあり、バストイレ別だったので狭いなりにも慣れれば快適に暮らせていた。
 しかし異動先のアパレルでは客層の違い、顧客が既にスタッフに定着してること、等も

もっとみる
私が看護師になった理由①

私が看護師になった理由①

 看護師を目指すと決めた時、私は心身ともにボロボロだった。
地元を離れ、彼氏(今の旦那)と同棲していたが、無職でいくつも面接を受けたが受からなかった。
 
 大学時代に私は就活をしなかった。ホステスとして働いていたからだ。ホステスとして、月4.50万の稼ぎがあった為就活をして就職をしたところで給料はしてれているし、真面目に昼間に働くことはバカらしいと思っていた。楽してお金を稼ぐ、これを言えば誤解が

もっとみる
戦う看護師

戦う看護師

 covid-19が蔓延する中、昨今の医療従事者の職業的価値は上がりつつある。
 私自身看護師として働く中で、家族や友人から、「看護師さんはコロナで大変さだね、大丈夫?」
など、心配されたり、時に感謝されたりする。
ついこの間も、#看護師達の限界線 などという医療ドキュメンタリーが放送されていた。

 誤解を恐れずに言うと、私は自分の命を危険に晒してまで看護師を続けるつもりはさらさらない。
危ない

もっとみる

看護における真意

看護学校というものは想像以上に過酷だ。特に専門学校ともなると大学で4年で学ぶ内容、もちろん大学ではより専門的な知識も学ぶのだろうがーを3年間で詰め込む。そしてなんといっても看護実習。看護師はよく気が強いというセリフを聞くがこの地獄とも言える実習を乗り越えた人間は、自然と気も強くなる。生半可な精神状態で乗り越えることは難しく、豆腐のようなメンタルの持ち主は指導者からの根拠責めでまず打ちひしがれ、その

もっとみる