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日本の旅エッセイ

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国内旅エッセイの集積。
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記事一覧

ほんの近くの街で、新しくまっさらな旅を

たとえば、異国へ旅に出て、どこか見知らぬ街を歩いているとき、ふと思う。 いま、人生で初め…

手塚 大貴
3か月前
48

たったひとつの、特別な街。祖母の面影に会う神戸の旅

神奈川県の海に近い街に生まれ、そこで育ち、いまも暮らす僕にとって、自分と縁のある街という…

手塚 大貴
4か月前
72

旅先の一歩も、幸せな気持ちになれる方へ

旅もまた、あらゆる「選択」の連続だと思う。 どこへ旅に出よう……? という選択から始まっ…

手塚 大貴
8か月前
76

ひとり旅の夜、食事するときの心地良さについて

つい先日、岩手県をひとりで旅したときのことだった。 水沢という町のホテルに泊まり、その夜…

手塚 大貴
10か月前
50

福岡市に住むことが、僕の「夢」になるかもしれない

日常と非日常を、ゆるやかに行き来するような暮らしをしてみたい。 そう思うようになったのは…

手塚 大貴
1年前
42

一人旅が「鏡」だとしたら

一人旅が好き、なんて言いながら、ちょっと情けない話なのだけど、一人旅をしていると、たまに…

手塚 大貴
1年前
51

非日常から日常への旅。東京行き「サンライズ瀬戸」に乗って

香川県で讃岐うどんのお店を巡った帰り、寝台特急の「サンライズ瀬戸」に乗った。 実は、香川県へ行こうと思ったきっかけは、この列車に乗りたかったからなのだ。 関東に住む人にとって、寝台特急サンライズに乗るとき、下りに乗るか上りに乗るかの選択は、わりと重要かもしれない。 東京発の下りに乗れば、日常から非日常への移り変わりを楽しめる。それに対して、東京行きの上りに乗れば、非日常から日常へと戻っていく時間を味わえる。 どっちに乗ろうか迷った末、僕は東京行きの上りに乗ることにした

私的「讃岐・超ディープうどん紀行」をしてみたら

村上春樹のエッセイに、「讃岐・超ディープうどん紀行」なる紀行文がある。 香川県のうどん屋…

手塚 大貴
1年前
241

屋久島の旅が教えてくれた、「自分らしい旅」をするヒント

これからはもっと、「自分らしい旅」をしていきたい。 でも、はたして「自分らしい旅」ってな…

手塚 大貴
1年前
31

成田空港から飛び立つのが好き、という話

成田空港が好きだ。 とくに海外へ旅に出るとき、成田から飛び立つのが好きだ。 行き先がヨー…

手塚 大貴
1年前
50

世界のどこかに、自分とぴったり波長の合う町がある

自分と波長の合う人がどこかにいるように、旅に出ると、自分と波長の合う町に出会うことがある…

手塚 大貴
2年前
78

日本をめぐる旅が紡いでくれたもの

柔らかい日差しに恵まれた3月、新潟県の佐渡を旅してきた。 それは僕にとって、この1年続けて…

手塚 大貴
2年前
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いつもと違う青空と、旅の幸せ。

旅をしていて、1番幸せを感じるのはどんなときだろう、と考えてみる。 知らない町を歩いてる…

手塚 大貴
2年前
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岡山県矢掛町の旅で出会った、きらり

2022年最初の旅先は、岡山県の矢掛町だった。 ……と言っても、ほとんどの人は、どこそれ?と思うかもしれない。僕も名前を聞いたとき、どこそれ?と思った。 今回、矢掛町を訪れるツアーに招待して頂き、その町を旅することになった。 自由なひとり旅を好む僕が、旅先が決まっているツアーに参加しようと思ったのは、何かに出会えそうな予感がしたからだ。 その予感は、当たっていた。 たった1泊2日のその旅では、派手ではなくとも、ちょっと光る風景や煌めく瞬間に出会うことができた。 そ