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さざなみ日記

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心象が主に9割くらい。情景描写が1割。そんな札幌生活でのエッセイ。
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記事一覧

素麺を茹でる夏、鍋を突つく冬、時が過ぎる。

明日から唐突に二日間の休みをもらった。相変わらず唐突な休みである。 そして相変わらず豆乳…

高尾智寛
6か月前
7

坊ちゃん文学賞に応募しただけの話

先月末、坊ちゃん文学賞なる短編小説の公募に応募した。 募集要項はいたって簡単で、4000文…

高尾智寛
7か月前
64

静かな部屋

都合のいいバカ 空から金が降ってくりゃあいいのに、 そんな都合のいいことは起こらない。 …

高尾智寛
7か月前
13

ガラス細工の塔

少しずつでも虚構から逃れようとしている。ご都合主義の世界から、本当の冷たい現実の底に向か…

高尾智寛
7か月前
3

酒と心の底

最近、めっきり酒に弱くなった。ハイボールを2、3杯あおっただけでもうしばらくは起き上がれ…

高尾智寛
7か月前
1

現実と、甘辛ラーメン

現実を見るその目 わかっている、わかっているのだ。現実を見る力がないことくらいは。現実を…

高尾智寛
7か月前
2

三連休と気づいたその時

今更気づいたのだが、世間では今、三連休らしい。今が三連休なのを、三連休ユーチューブに投稿されているニュース動画で知った。普段テレビを全く観ない自分は、こうして積極的に情報を収集する意識を持っておかないと、あっというまに世情から置いていかれる。阪神が18年ぶりに優勝したことも、ジャニーズ事務所が長年の間セクハラ問題を隠蔽してきたことも、ぼんやりしていると何も知ることなく過ぎ去ってしまう。いい加減テレビを見るようにするか、ラジオでも聴くか、人と会話するか、何かしらの行動を起こさな

胸焼け、衣替え、超自立

胸焼け 晩飯に一平ちゃん焼きそばの大盛りを平らげたおかげで胃が気持ち悪い。 ソースの甘み…

高尾智寛
8か月前
2

飲み過ぎの手記

9月13日。 気づけば9月も後半に差し掛かろうとしている。 札幌ではそろそろ半袖半パンで外を…

高尾智寛
8か月前
1

雨に紛れて、灯火のままに書く

大雨の降る札幌だ。 最近、特に雨が多くて嫌になる。 札幌に梅雨はないと聞いて引っ越してき…

高尾智寛
8か月前
5

結果的にいい1日

本日は休日、昼前まで寝て体力を回復する。 目が覚めて、 そろそろ起きようかと身体を起こす…

高尾智寛
8か月前
6

頭の中で踊り狂う

9月10日。 昨日の夜22時ごろ、疲れていたこともあって 風呂も入らないままでベッドに横たわ…

高尾智寛
8か月前
2

独りよがりに向けて

○DIVE いつまでもこうして何かにのめり込んでいたい。 ひたすらに文章を書き続けて、 自分…

高尾智寛
8か月前
3

一筋の光になる前に

孤独になると辺りが真っ暗になり、とても寒くなる。 こころもからだもまた同じように冷えていく。怖くなって、ずっとかけがえのなかったものに縋り付く。 それが無意味だとまるで告げられているようでもう嫌になる。 周りが見えていない者は周りから嫌われる。 嫌われないように必死に縋り付いて生きていくことになる。 縋り付くとみっともなくてまた嫌われる。 だから一人になる。 そして寂しくなって、辺りは暗くなる。 暗くなってたあとで、そこに一筋の光のように差し込む。 それが本当にやりた