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大前研一 日本の論点2024-2025⑥:英語力もプログラミングも「〇〇からの学び」が大事!

読書ノート(165日目)
前回に引き続き
2024年の時事テーマとして
こちらの本を紹介していきます。

これがChatGPTには予測できない未来の思考法だ!
マッキンゼー伝説のコンサルタントが贈る、
希望を持って生き抜くための27の提言!

Amazonの本書紹介ページより抜粋

全部で27の提言とありますが、
この読書ノートではその中から6つの
トピックスを取り上げてきました。

そして、第6回目の最後は、
「日本人の英語力の向上」についてです。

・グローバル化の時代にもかかわらず、
 日本人の英語力が一向に伸びない理由

・英語の重要性が叫ばれて久しいが、日本人の英語力はいまだに底辺のまま
・2023年7月文科省が公表した
 「令和5年度の全国学力・学習状況調査の結果」では、
 中学3年生は数学・国語・英語が調査対象となっており、
 英語は「聞く、読む、書く、話す」の4技能
「話す」について、5問の出題で平均正答率はわずか12.4%、
 さらには6割以上が0点という結果だった
・スピーキングの問題自体は、特に高度なことを尋ねられているわけでは
 ないが、質問されてから回答するまでに使える時間が短く、
 学校の英語教育しか受けていない中学生はあたふたしている間に
 時間切れとなり、0点が続出したのだろう

・江戸時代から変わらない、読み書き中心のプログラム
・回答時間が足りなくなる原因は、日本の学校における英語教育が
 「和文英訳」「英文和訳」「文法」の3つを教えることに
 フォーカスがされていることにある
・英会話とは英語を聞いて英語で返す会話のことだが、
 英語を聞いて頭で文法を理解し和訳し、
 返答を日本語から英訳していては無駄なプロセスが多すぎる
・自然に英語を使えるようにさせたいなら、
 文法の活用方法を教えるのではなく、「なぜ〇〇なのか?」
 「なぜなら△△だから」のように、ストーリーの流れる会話
をさせるべき

・韓国とドイツの英語力が急上昇した理由
・中学生に限らず、日本人の英語能力は非英語圏の中でも群を抜いて低い
・2022年度のTOEICスコアでは日本は561点で調査した41か国中29番目
・1位はドイツで823点、お隣の韓国は675点
・実はドイツも韓国も20年ほど前までは英語力が高くなく、
 日本とそれほど変わらないレベルだったが今では大きな差がついている

・韓国の英語教育の躍進は、1997年に発生した通貨危機がきっかけ
・当時の金大中政権は、グローバル化、IT化、景気対策を強力に推進し
 国中で英語ブームが起きた
・筆者も高麗大学校と梨花女子大学校で客員教授として
 教えた経験があるが、普通に英語で何の違和感もなく授業が進められる

・ドイツの場合の英語が身についたきっかけは「痛み」
・ドイツの企業は1980~90年代初めにアメリカの自動車メーカーや
 化学メーカーを相次いで買収したが、その多くは失敗に終わった
・ドイツ企業は自国人をアメリカに送り込んで買収先を
 改革しようとしたが、ドイツ語と英語とでは言葉の壁があり、
 うまくいかなかった。ダイムラーのクライスラー買収がいい例である
・その教訓から、ドイツの一流企業は英語で現地の企業経営ができる
 人材しか採用しないようにし、既存の社員についても英語で
 仕事ができなければ部長以上に昇進させない方針を打ち出した
・それを受けてドイツでも英語教育ブームが起きた

・時代遅れの文科省に教育を委ねず、これからの世の中で本当に生き抜く
 ことができるスキルはすべて実践的な内容
に即していなければならない
 そして、実践的な内容を学ばなければ時間のムダでしかない

さて、全6回の最後のテーマは
「英語力」についてでした。
本書の中では、英語に加えて
「プログラミング」についても
触れられていましたが、
どちらも実践的な学びこそ大事!
という内容でした。

さて、個人的な話ですが
昨年末に仕事の一環で実施した
従業員のモチベーション向上に関する
分析プロジェクトで良い成果が出たので
大学の先生と共著で論文を執筆しました。

そしてその論文が
イギリスの学会で受理されたことで、
2024年3月上旬に約1週間、
イギリスのケンブリッジ大学に出張
することになりました。

海外出張は3年前のアメリカ以来で
さらに通訳なしでの学会参加のため
今から1ヶ月間のうちに
英語力を爆速で上げなければいけない…!
ということで…
2月の読書テーマは「英語」
中心にしようと思います。

では今日はこの辺で!
それではまたー!😉✨

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