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おんちが詩う

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楽しいことを表現することがニガテだから、 悲しいことを表現することがニガテだから、 僕はどうしたらいいか分からなくなる。。 [黄昏ぱんちょの個人的な詩集]
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記事一覧

時雨

君が夢中なとき

はにかんで
恥ずかしそうに笑う

君が喜んだとき

うれしそうに
大きな口をあけて笑う

誰かが落ち込んだとき

かなしそうに
精一杯励まそうと笑う

君が傷ついたとき

悟られないように
精一杯よそおって笑う

君が一緒にいるとき

君の笑顔に
みんなが幸せになって笑う

君は優しい時雨
#詩 #ポエム #時雨 #笑顔

命のおもさ

1ポンドのおもさ って聞いて
どれくらいのおもさか
正直イメージできないけど

453.6グラム って聞くと
どれくらいのおもさか
だいたいイメージできる

命のおもさも
その人をどれだけ知っているかで
測っているのかもしれない

人間の抱えられるおもさには
限りがあるんだ

「死傷者の中に日本人はいませんでした」

そう聞いて

ほっとしたんだ
#詩 #ポエム #自己肯定 #ニュース

一杯の水

感情はコップに入った水のようだ

感情が高まり過ぎると溢れてしまう

いつからか

こぼさないように

こぼさないようになる

でもそれはとても神経を使う作業だろうね

乱暴に扱ってこぼしてしまったり

水が溜まったら自然に流してしまえばいい

コップから溢れた水は

たくさんの感情をつれて

空へ消えていくんだ

今日もまたどこかで
#詩 #ポエム #自己啓発

幸せの禅問答

どうすれば幸せになれるの?
人よりお金を持てば幸せになれるかもしれない

どうすれば幸せになれるの?
恋愛が実ったら幸せになれるのかもしれない

どうすれば幸せになれるの?
名声を手に入れたら幸せになれるかもしれない

どうすれば幸せになれるの?
嫌いな奴が不幸になったら幸せになれるかもしれない

でも願いが叶ったら幸せになれるの?
君はもっともっと欲しくなるかもしれない

どうすれば幸

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Sympathy(シンパシー)

どんなに小さな事でも必ず意味があり
それがまた他の出来事を引き起こす

今日こんな綺麗な夜が訪れたのは
 今朝ちゃんと歯を磨いて顔を洗ったから

いつもよりボクが張り切りすぎるのは
 キミの笑顔が頭から離れないから

—キミが笑う
—ボクが張り切る

誰も知らないところで世界が笑う

いつかのイルカ

大海原を泳いでるイルカ

波の音を聞いてるイルカ

飛沫を上げて進んでるイルカ

生きてイルカ
笑ってイルカ
泣いてイルカ

大海原を泳いでイルカ

話してイルカ
騒いでイルカ
触れてイルカ

波の音を聞いてイルカ

忘れてイルカ
覚えてイルカ
大切な人はどこにイルカ

飛沫を上げて進んでイルカ

上手に泳げてイルカ

笑ってイルカ

きみは飛沫を上げて

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恋のワルツ

桜の花
さくさく朔太郎
桜の花
ちるちるミチル

また春がやってくる
わくわく朔太郎
はらはらミチル
幾年と繰り返された恋

桜の花
さくさく朔太郎
桜の花
ちるちるミチル
出会いと別れを繰り返す

終わりのワルツ
始まりのワルツ

いつまでも恋のワルツ
#詩 #ポエム #桜

街人 - まちんちゅ

俺らはアスファルトから生まれた

誰からも祝福されることもなく生まれた

粗野で色褪せた
『雑草』とひとまとめにされる

もちろん、俺らは『雑草』の中に数千以上の種があることを知っているが、
たいていの人間はその見分けなんて出来やしない
いや、しようともしない

地面と一番近くで生活している俺らは
よく犬っころに小便をかけられる
「ちくしょー」と思っていたら
今度は人間の野郎に踏みつぶされる

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始まりの休日

始まりの休日

ある晴れた朝

ボクは猫と一緒に家を出た

外はポカポカと暖かく

どこにも不幸なことなど存在しないみたい

太陽が優しい日差しを注いでいる

しばらく歩くと閑静な住宅街にでる

そこにある公園はボクらのお気に入りの場所だ

すると猫は待ちきれないように走り出した

それを見たボクも猫を追いかけた

通り過ぎていく木々

少し遅れて街の喧騒も通り過ぎる

絡まっていた心の糸が少し

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哀しみパンダ

哀しみパンダ

恥ずかしい 恥ずかしい 恥ずかしい

ある日、自分がとても嫌になった

恐ろしい 恐ろしい 恐ろしい

見つめられると本性がバレてしまう

表面では笑っていても
本当はどう思っているの?

愛してる 愛してる 愛してる

無人のメリーゴーランドが
クルクル空回る

醜い 醜い 醜い

他人に不快な想いをさせている

社会に溶け込むように

笑え 笑え 笑え

ある日、化粧をし

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なんでもない

どうでもいいことを言おうとやめた
なんでもない…

いいたかったことを言おうとやめた
なんでもない…

好きですと言おうとやめた
なんでもない…

いやだってことを言おうとやめた
なんでもない…

本当のわたしを言おうとやめた
なんでもない…

言い訳でさえも言おうとやめた
なんでもない…

やがて、わたしがなんでもなくなった

なんでもない世界にあなたはいる

なんでもないを決めるあ

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神さまのスープ

今日はどんな夜がくるのかな?

夕暮れ色のスープが
僕らを満たしている

それはひとりぼっちのさみしい夜?

ときどき群れの中から
放り出されてしまう

神さまはスープをかき混ぜる

楽しい夜があって
不安な夜があって
キレイな夜がある

明日はどんな夜がくるのかな?

神さまはスープをかき混ぜる

孤独を知って
出会いを歓び
別れを哀しむために

夕暮れ色のスープをかき混ぜる

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パラドックスワールド

絵の具をシンクに流したら
窓から溢れる光でピカピカと
赤、青、黄色
混ざり合い流れていく

鮮やかな色を作るために
さまざまな毒もためらわず
たくさんの破壊の末に
今の美しさにたどり着いた

目の前の豊かさや美しさは
求めると際限なく欲しくなる
私たちは生きている世界と
死んでしまった世界を
天秤にかけたりできない

砂漠に雪を降らせて楽しみ
砂漠をさらに広げていく
たくさんの破壊の末に

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