なぜ_インターネット時代に_読書するのか

なぜサイバー時代に読書するのか

こんにちは。中の人です。
いつもは読書の書評をアップしていますが
今日は雑誌を買ってきて読んだので、その紹介❗️

8/16(金)今日発売

BRUTUS 特別編集 危険な読書

読書好きの人には絶対オススメ。

読み応えあります。

危険なドラマとしてなんと!
Netflixの全裸監督のビニ本が入ってました!
20ページ程度で森田さんや山田さんのインタビューもあって
なんかすごくお得な感じ。
夏休みを利用して今は4話まで視聴しました。
どうやらシリーズ2も決定したみたいですね❗️

さて、本雑誌ですが

この世に本は2種類しかない

読むに足らない本か

読んでもロクなことにならない本

本が秘めるパワーってすごいと思っています。

それがたとえ絵本だとしても。

内容が善悪を決めるというよりも、それをどう読むか。

危険になるかどうかは過激さにはない。

自分の価値観が破壊される、心を揺さぶられる。

色々な小説家、書評家との対談や本の紹介が
盛りだくさん。まだ全て読めてないですが

文学の副作用という対談がすごくよかった💫

☑︎文学の副作用(小野正嗣さんと倉本さおりさんの対談)

私は文学を読んで理解できるほど賢くないので
あまり読んでいないのですが、興味湧いてきました。
対談で紹介されている本は一つも読んだ事がなかったのですが
何冊か気になった本あったので”欲しいものリスト”に入れました。

対談の中で小野さんが語ってるのがすごく印象的でした。

映像は「表現できない」ということを伝えられない。

だって、現に映っちゃってるわけだから。

すでにそこに何者かが提示されてしまうがゆえに、

思考が停止してしまう恐れがある。

深い…。
本にしか伝えられない事がある。
「表現できない」という感覚や体験を伝えられる。

読書なんかしない人にはわからないかも。
でも、なんで読書するの?って聞かれたら

この言葉をお借りしよう。

その他にも
政治、歴史、社会問題、食、犯罪小説、SF、世界の奇書
漂流文学、怒りの文学、日常のひずみを垣間見る文学、私小説、オカルト、ホラー、潜入本、国語辞典を読む、書体敏感肌、五感で味わう本の話…

多種多様なジャンルでの対談を通しての本の紹介や
普段私自身が触れる事のない書籍がたくさん出てきて
ワクワクして読んでました。

本を通して様々な社会の問題や歴史を学ぶ。
自らの価値観を確認する。時にそれが変わる。
私という人間は何が好きなのか。
道徳心は何なのか、人生のビジョンは何なのか。
時にそんな事を考えさせられるのが読書である。

まだ知らない世界がたくさんある。
そんな世界を全て体験する事はできない。

自分がその世界に身を置いて実体験できれば最高ですが
過去はどんなに頑張っても体験できません。

そして、現在であっても自分の手の届く範囲の事しか体験できない
なぜなら時間は限られているし、ありとあらゆるものは
有限な資源であるか。

今はインターネットを介して何でも情報は手に入る時代である。
私もSNSを使いこなし、Youtubeやインターネットの世界を
毎日のように巡って情報を得て、発信している。

本を通して自分ができない追体験をして
その人が生きてきた生き様、価値観を通して
自分自身の価値観が揺さぶられ、時には人生が変わる。

本はそんな力があると思う。
読んでいる瞬間はその世界に没頭できる。
それは本を通してしか体験できないと思う。

テレビをつければ映像が飛び込んでくる
パソコンを開けば様々な広告や動画が飛び込んできて
TwitterのTLに見たくもない情報も流れてくる。

人はそうした情報を鵜呑みにしてしまう傾向もある。
その後に自分の頭の中で考えられる人は良いだろうが
そうでない場合は危険である。

でも

本は自分で手にとって時間をかけて
読むものである

自ら考える事で本と対話するのである。
考える癖もつけられる。
知らない世界、時に危険な世界も両手の中と
頭で広がる無限の世界を旅する事で
追体験できる。
その物語は映画と違ってユニークなものとなる。
危険になるかどうかも自分次第である。

本という材料が与えられて
それをどう調理するかは私たち一人一人次第である。

読んでいる内に疑問が生まれる。
そして調べて自分なりに理解して咀嚼する。
そしてまた疑問が生まれる。

読書とはそんな事の繰り返しである。

それが
読むに足らない本だとしても
読んでもロクなことにならない本だとしても



この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?