子どもの物語+1 (児童養護施設職員)

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子どもの物語+1 (児童養護施設職員)

【無料相談はじめました】 児童養護施設へ入職前の方、新任さん向けの相談伴走サービス始めました。 「自分の対応が合ってるのか不安…」「こんなこと聞いていいのかな…」そんな仕事の不安、悩みのある方のサポートをします🌷何度でも相談可能です😊https://lin.ee/IvjEkR3

最近の記事

「怠けて見える」その姿の中。

みなさん、こんにちは。 新学期も迎え、みなさん体調などはいかがでしょうか。 私はここ数日なぜか夜中に目が覚め、明け方に眠くなるというサイクルが続いています。今日も夜中に目が覚めましたが、いろいろと今日は思いが言葉になりやすい日で、目が覚めてからはこの間の仕事の事や子ども達のことを考えては言葉にしているところです。 言葉にしやすい感覚(自分の感覚にぴたっとはまる表現や言い回しができたと感じられる)は実は毎日ではないので、こういった「うまく思考と言葉が繋がってる」時にいろいろと

    • 精一杯の別れのかたち。

      お久しぶりです。 久しぶりのnoteへの投稿ですね。 3月になった今日だからこそ、ここに残しておきたいことがあって、ここに来ました。 この季節になると、必ず思い出すことがあります。  それは、ある子が教えてくれたことです。 その子からの教えは、 子どものそばで別れを見送る機会があるすべてのひとにぜひ、読んでいただきたいと思います。 この仕事柄、3月という季節は多くの別れを経験します。 家庭引き取りや措置変更となった子どもたち、 実習生さん、退職される職員さん、ボランティア

      • 理由がなくても。

        なぜこんなに慕ってくれるのか。と疑問に思う関係がある。担当でもなければ、担当グループの子でもない。それでもホームが変われば「○○に会いに行きたい」と電話をくれたり「ずっとぎゅーしてほしかった」と定期的に会いに来てくれる。「どうしたら○○に会えるか」と相談されたという話を子ども伝いに聞く。男女年齢問わず、そんな子達がいる。 その子達にとって私は一体どんなおとなだったのか。そして私は何か特別なことをしてきたのか思い返すものの、大きく特別なことをした記憶はない。子ども達に直接聞い

        • この、仕事。

          みなさん おはようございます。 今、目の前には朝日が昇り、空はみずいろと白に、くもは柔らかなオレンジ色をしている。そんな景色を見ながら、このページを書いています。 私は、この朝にみえる景色を浴びると、からだの奥から浄化されるような、そんな心地よい感覚になります。そして、その感覚が癖になり、この景色が好きになりました。 そういえば、いつからこの景色をすきだと、感じるようになっていただろう。 思いかえすと、それは私が現役職員として早朝勤務、そして夜勤明けに朝を迎えていた頃か

          1か月ぶりの投稿なので。

          皆さん、おはようございます。 頻度を確保し投稿を!と意気込んでいたのに、1か月も間が空いてしまいました。。 皆さんはお元気でしたでしょうか。 9月中旬から少し、自分のプライベートでも心の忙しさと、周りの環境変化にエネルギーを使い、noteにかける時間を抽出できてなかったなあと振り返りながら、今この記事を書いています。 ただ、それぐらい、あっぷあっぷしていた自分を実感しています。 恐がったり、偲んだり、戸惑ったり、そして「私は、わたし」と再度歩き始めようと、また少しずつ自分に

          「許せない」その根元にあるのは。

          今日もこのページを読んで下さりありがとうございます。 目的に沿って、お読みいただけたらと思います。 わたしも、あなたも通る道。 突然ですが、あなたの子ども時代はどんなものでしたか? お父さん、お母さん、あなたの子ども時代にそばにいた周りの大人との関係は、あなたにとってどのようなものだったでしょうか。 そして、そんな子ども時代を思い出すと 心がざわざわすることはありませんか。 今日は、どんな大人であっても、突き当たる道についてのお話です。 その道を通るのか、目を瞑るかは、

          「許せない」その根元にあるのは。

          子どもらしさを守る目と、虐待の影響を考える頭と。

          今日もこのページに来て下さり、ありがとうございます。 今日は題名のことについて、少しお話したいと思います。 私には、姪と甥がいます。 ひとりひとり赤ちゃんの頃から見てきて、一番上の子は中学生に。 ここまで大きくなったかと、最近は会う度に驚くほどの成長を見せてくれます。 姪と甥は、ケンカもするし、イライラした感情も見せます。拗ねた表情を見せたり、親である姉夫婦へ文句も言います。 ゲームをまだしたいとねだったり、大好きなおやつをごはん前に食べてるのを見つかったり、お風呂がめん

          子どもらしさを守る目と、虐待の影響を考える頭と。

          気持ちを抱え、眺めるという事

          読んでくださる皆さん、いつもありがとうございます。 今日は+1ではなく、 この仕事を通して日頃考えている事、感じ取ったことをまとめてみました。 今後も記録として、不定期に考えのアウトプットを残そうと思います。その時はまた読んでくれるとうれしいです。 児童養護施設で働いていると、自分の感情や自分の周りで起きたことを周りに抱えさせようとする子どもに出会います。 自分に起きる不安なこと、気持ちがざわざわすることを抱えていられない。手元に置いておけない。近くにいる大人にそれを抱えさ

          気持ちを抱え、眺めるという事

          年齢に見合わない言動を見せる子どもへの関わり方

          今日も読んでくださり、ありがとうございます。 これから児童養護施設の世界に入る人も、 すでに子ども達と共に日々歩む人も、 みなさんと、みなさんのそばにいる子ども達を守る 1ページになりますように。 本日の+1はこちらです。 ・「年齢に見合わない言動をする子。 その子は、忘れ物を探しているだけかもしれない」 以下詳細を記しています。 読める方のみ、ゆっくりお付き合いください。 児童養護施設で子ども達と関わっていると、 こんな光景を目にすることがあるかもしれません。

          年齢に見合わない言動を見せる子どもへの関わり方

          「しね」に隠された意味

          児童養護施設の子ども達と関わるすべてのみなさん。 今日も一日おつかれさまです。 今日のがんばりは、あなたの糧に。 今日の怖さは、「怖かった」と言葉にしてあげてください。 今日の+1はこちらです。 ・子ども達が放つ「しね」は、「死ね」ではない。 以下詳細を記しています。 読める方のみ、ゆっくりお付き合いください。 児童養護施設で働いていると、日常的に飛び交う言葉があります。 それは、殺す、死ね、消えろ、ゴミ、などの暴言とされるものです。 初めて聞いたときは、その言葉に圧

          子どもの怒りを見た時。

          児童養護施設の子どもと携わるすべてのみなさん。 こんばんは。 きょうの+1はこちらです。 怒りエネルギーは2割だけ受け取る 子どもの怒りを見たら、悲しさを見つける 詳細は以下記載あります。 児童養護施設で働いている限り、避けて通れないことの1つ。 それが「子どもの爆発的な怒りへの対応」です。 子ども達の多くは児童養護施設の生活の中で、子どもや大人相手に感情を爆発させることがあります。 頻度や程度、そのきっかけなどは様々ですが 子どもに対して怒りを爆発させているとき