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女神

どんな神様も信じられない僕は
救いを求めたくなった時
何に祈ればいいんだろう

そう言うと君は
「私に祈ればいいんじゃない?」
と菩薩のような笑みを浮かべてそう言った

「女神様かな?」

「そう私は女神様だよ」

手を合わせて拝むと
偉そうに胸を張る君は
世界中のどの神様よりもよほど信じられた

その女神はお腹が空いたのか
腹の虫が大きく鳴いて

「そりゃ女神だってお腹空くでしょ!」

そんな人間らしいこの神様だけは
死んでも守りたいと思えるほどに

神々しい癒しの力を僕だけに注いでくれる

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