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ひき肉1パックで作り置きしてみる。

平日のおうちごはんの用意を、毎日イチからするのはなかなか現実的ではありません。そりゃお腹ペコペコだけど我慢してやり遂げるとか、寝るのが何時になってもいいとか、そんなふうに考え方を変えれば何でもつくれるのですが、さすがにそうはいきませんよね。


🔪休日の作り置き

そこで我が家では、休日にある程度作り置きして、それを日々のごはんに活躍させています。

今回ほそんな作り置きのお話です。

今回の作り置きラインナップはこのとおり。

  1. ハンバーグ

  2. ぎょうざ

  3. コロッケ

  4. メンチカツ

  5. 麻婆の素

  6. ミートソース

こうくれば、もうメインの材料はおわかりですね。

🥩テーマはひき肉

そう、ひき肉です。

用意したのは491グラム。というわけで、ざっくり500グラムの豚ひき肉1パックでいろいろつくってみるお話です。

🐽ハンバーグ

まずはその半分、250グラムを使っていきます。全体の半量を費やすのだからもちろん、メインとして楽しめるもの。そう、つくるのはひき肉といえばの代表メニュー、ハンバーグ。

🥩材料
・豚ひき肉
・牛ひき肉
・卵
・玉ねぎ
・パン粉
・ケチャップ
・お好みソース
・こしょう 

ここで追加素材登場。

ハンバーグなのでやっぱ合い挽きだよね…というわけで、牛ひき肉を120グラムばかりプラスします。ひき肉1パックでつくるといいつつ、牛足してすみません。

 

よく練って形をまとめたらこんな感じになりました。おおきめ2個、ちいさめ11個、もし自分が漁師なら大漁旗を掲げたくなる成果です。

ハンバーグは焼いてから冷凍するのですが、ここで焼くのは大2個と小7個。フライパンに油を敷いて、ハンバーグのタネを並べてから火を点けます。

取り置いた残りの4個は、あとでまた登場しますので少々お待ちください。

底になった面が焼けたら、返して両面に焼き色を付けます。

水を入れて蓋をしたら蒸し焼き状態で、だいたい8分くらいです。

竹串を刺してみて、透明な汁が出てくるようになっていれば焼き上がりです。

さあ、けっこうつくる品数も多いのでサクサクと進めます。

残りの半分、250グラムを変身させていきましょう。

まずはその1/4を使ってつくるのは…。

🐽コロッケとあれ

みんな大好きコロッケです。

🥔材料
・豚ひき肉
・玉ねぎ
・醤油
・砂糖
・こしょう
・天ぷら粉
・水
・パン粉

玉ねぎとひき肉をほぐしながら炒めて、ひき肉の色が変わってきたら醤油、砂糖を投入。

煮詰めながら炒めて、こしょうを振って冷まします。ここでしっかりと甘辛い下味をつけておくことで、ソースなしでもおいしいコロッケに仕上がります。

じゃがいもはきれいに洗って耐熱皿に入れ、ラップフィルムをふんわりかけて電子レンジで5 〜6分。竹串がずっと通るまで加熱します。

じゃがいもが触れるくらいに冷めたら、皮を剥いてボウルにイン。フォークで潰して、冷ましておいたひき肉炒めと合わせます。

形を整えるとこのとおり。

俵型3個と小判形が2個できました。

ここで、ハンバーグのときに残しておいた残りのあれも合流します。もうおわかりですね。メンチカツもつくります。

水で溶いた天ぷら粉をくぐらせて、続いてパン粉。

コロッケとメンチカツできました。

このコロッケ、下味がついているおかげで冷めてもおいしいので、お弁当にも活躍します。

🐽麻婆の素

続いて残った3つの塊のうち1つを使用して、中華系を。麻婆豆腐のソースをつくります。

まずは野菜を細かく刻みます。

■材料
・豚ひき肉
・ねぎ
・玉ねぎ
・しいたけ
・にんにく
・中華スープの素
・豆板醤
・甜麺醤
・醤油
・砂糖
・水
・こしょう
・花山椒

ひき肉を野菜と一緒に炒めて、中華スープの素、と、甜麺醤を投入して炒め合わせます。

全体がよくなじんだら、醤油、水、砂糖を加えて煮込みモードへ。

あとはぐつぐつ。

水分が半分くらいになるまで煮詰めて、こしょうと花山椒を振ってできあがりです。

🐽のこりわずかだ、ミートソース

残ったのは、

500−((500÷2)+(250÷2))=

の125グラム。計算式合ってますかね。そもそも、()の付け方忘れてます。乗除は優先ということは覚えてるのですが、ぱっと見自分でもよくわからなくなったので、割り算のところに()を付けてみました。あと“÷”この記号って見る機会も使う機会も減りましたよね。もっぱら“/”で割ってませんか。

とかそんなことを思いつつ、残りの2/3を使って、つくるのは、ミートソース。

🍝材料
・豚ひき肉
・にんにく
・玉ねぎ
・マッシュルーム
・トマトペースト
・コンソメキューブ
・水
・ケチャップ
・ウスターソース
・こしょう

刻んだ玉ねぎ、にんにく、マッシュルームとひき肉を炒めます。ここでいれるマッシュルームが旨味と洋風を演出するポイントになります。

あとはトマトペースト、コンソメ、水にケチャップとウスターソースを足して煮込むだけ。

半分よりすくなくなるくらいまで煮詰めたら、こしょうを振って完成です。

左ミートソース、右麻婆餡の図。

洋中ひき肉ソースの競演ですね。最終的に冷凍するので、この2種類をつくったときは解凍するとき間違えないかいつもどきどきします。

まあ、スパゲティに麻婆餡をかけても豆腐にミートソースをかけても、どっちもおいしいとは思うので惨事に至ることはないんですが、なんというか豆腐は洋食じゃないとか、パスタは中華じゃないみたいな、そういう先入観とか既成概念ってありますよね。

ともあれ、これでハンバーグ、コロッケ、メンチカツ、麻婆、ミートソースができてめでたしめでたし…と思いきや。

もうひとつ最初に書いたお品書きの料理が残ってますね。ひき肉のほうも、あとひとかたまりあります。これが本当に最後のひき肉。ラストミンチ。ファイナル・ミンスミート・カウントダウン。

🥟最後は餃子

🥟材料
・豚ひき肉
・キャベツ
・にら
・塩
・おろしにんにく
・中華スープの素
・こしょう
・餃子の皮

キャベツとにらは細かく刻んでボウルに入れたら、塩を振って30分ほど置いて、水気をしっかり絞ります。

ひき肉、おろしにんにく、中華スープ、こしょうを入れてよく混ぜます。あればオイスターソースや甜麺醤などを入れてもOK。

あとは包むだけ。

だいたい20個くらいできました。けっこう野菜多めのタイプが好きなので、ひき肉は少量でもこんなにできます。餃子って経済的ですね。

🙌作り置きの完成です

というわけで、今回の成果はこれ。調理時間はのんびりとやっていたこともあって、2時間弱くらいでしょうか。

どうでしょう。壮観。食べる前からわくわくしてきました。

このボリュームなら、2週間とかぜんぜん楽しめます。おうちごはん充実の予感です。問題はひき肉に飽きないかというところくらいでしょう。

でもきっと大丈夫。だって、もとはひき肉というひとつの素材とはいえ、こんなにいろんな種類のメニューなんだから。

この料理は基本、すべて作り置き。なので冷凍保存します。

ハンバーグ、コロッケ、メンチカツはひとつずつラップフィルムに包んでからフリーザーバッグに。餃子は大きなフリーザーバッグにそのまま入れて、それぞれくっつかないようにして冷凍します。

ミートソースと麻婆はダイレクトにフリーザーバッグに入れてアルミ製のバットに載せて、冷凍庫へ。平べったい形で固めて、使うときは袋の外からパキッと折ってその都度使う分を取り出します。

しばらくの間、冷凍庫の中身を頭に浮かべながら、今夜のおうちごはんはなにを食べようか選べる毎日のスタートです。メインが用意できていれば、おひたしとかサラダとか冷奴とか、簡単な小鉢を添えるだけで、夕飯ができて便利です。

🥟おまけ〜今夜のおうちごはん

さて、作り置きをつくりおえたら、この中から今夜のおうちごはんを選びます。さっそく選ぶ楽しみを満喫です。

なににしようか迷ったけれど、餃子にしました。ビール飲みたいし、ね。

油を敷いたフライパンに餃子を並べてから火を点けて、底に焼色が付いたら水を注いで蓋をします。

火が通ったら蓋を外してそのまま加熱。水分がなくなったタイミングでごま油をたらり。

底をカリカリに焼き上げて、よく焼き餃子の完成です。

たくさん調理したあとのビールは最高。ビールの隣に餃子があれば、これまた最高の最上級。

あしたからも楽しみです。なにを食べようかな。

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