東京TECHブログ(東京都技術会議)

東京都技術会議の公式アカウントです。ここでは、都庁技術者が持つ様々な技術や仕事内容につ…

東京TECHブログ(東京都技術会議)

東京都技術会議の公式アカウントです。ここでは、都庁技術者が持つ様々な技術や仕事内容について、幅広く紹介していきます。(東京都技術会議とは、都政の課題に対し技術的側面から意見交換や調査検討を行うもので、複数の技術系部局から構成されます。)

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「東京で、変革の最前線を走れ。」~東京都デジタル人材採用情報サイト紹介~

◇はじめに  東京都では、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民が質の高い生活を送ることができる「スマート東京」の実現に向けた施策を推進しています。  2021年には新たな職種である「ICT職」を設置し、2023年には「GovTech東京」が設立され、東京のDXを更に加速させていこうとする中、今後もデジタル人材の需要は高まるばかりです。  しかし一方で、都のデジタル人材の採用に関しては次のような課題がありました。 公務員というフィールドの中にデジタル人材の方が活

    • 都営住宅の建替えによる創出用地を活用した東大和市東京街道団地地区まちづくりプロジェクト

      Ⅰ 都営住宅建替事業  住宅政策本部では、東京都住宅マスタープランに基づき、「豊かな住生活の実現と持続」という基本方針の下、住宅政策に係る幅広い施策を展開しています。東京都全体で約 26 万戸ある都営住宅等については、良質なストックとして維持・更新を図っており、老朽化した都営住宅の計画的な建替えを進め、創出した用地を地域特性に応じたまちづくりなどに活用しています。 Ⅱ 都営住宅の建替えによる創出用地を活用した民間活用事業  これまで都は、都営住宅の建替えに伴う創出用地を

      • お濠の水をきれいにします! ~ 癒しの場や品格ある景観を創出 ~

         総武線に乗ると、飯田橋駅と市ヶ谷駅の間に大きな水面があります。見たことのある方も多いのではないでしょうか。  ここはかつて江戸城外堀と呼ばれ、江戸時代に江戸城を守るために作られました。浅草橋から反時計回りに水道橋、四谷、虎ノ門を通り、内堀とともに江戸城を二重に守っていました。  現在、外濠の多くは埋め立てられ、西側は飯田橋駅から四ツ谷駅を通って赤坂見附までの間の牛込濠、新見附濠、市ヶ谷濠、弁慶濠のみが残っています。  昭和31年には国史跡に指定され、春は桜が美しく、都内

        • 東京都職員採用試験 ~申込受付中~

          令和6年度採用試験(選考)の主な変更点1. 民間企業併願者・民間企業経験者も受験しやすい適性検査を導入します2.春の採用試験(大学卒業程度)で、新たに土木(新方式)を実施します 3.Ⅰ類の試験日程・申込受付期間を前倒しします 4.土木・建築・機械・電気で、秋にⅠ類B採用試験(新方式・第2回)を 実施し、受験資格を 21 歳※(大学3年生相当)からに拡大します  ※令和7年4月1日現在の年齢 https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyo

        「東京で、変革の最前線を走れ。」~東京都デジタル人材採用情報サイト紹介~

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        • 東京TECHブログ・バックナンバー(R2年3月~R3年3月)
          16本

        記事

          日本経済を牽引する東京港の新たな羅針盤「東京港第9次改訂港湾計画」を策定しました

          周囲を海で囲まれている日本は、貿易量の99%以上を船舶による海上輸送に頼っていることをご存じでしょうか? このため、港湾は国民生活や経済活動を維持する上で不可欠なインフラであり、中でも東京港は、25年連続で国内最多のコンテナ貨物を取り扱う、日本を代表する国際貿易港となっています。 近年、東京港を取り巻く情勢は、アジア貨物の更なる増加や船舶の大型化の進展、物流の2024年問題、AI等の情報通信技術の進化など、これまで以上に大きく変化しています。また、切迫性が高まる首都直下地震や

          日本経済を牽引する東京港の新たな羅針盤「東京港第9次改訂港湾計画」を策定しました

          水道水の安全性とおいしさの更なる向上に向けて ~水道局環境検査職の仕事~

          はじめに こんにちは。私は入都6年目で、現在は水道局の水質センターというところで水質検査などの仕事をしています。今回は、水道局の環境検査職の職員がどんな仕事をしているのかについてご紹介します。 水道局って? 水道局の事業は、一言で言うと「川の水を処理して作った水道水をお客さまにお届けすること」です。  水道水を作っているのは浄水場で、川から取り入れた水をいくつもの工程を重ねてきれいにし、安全でおいしい水道水を作る、いわば水の工場のようなところです。東京都水道局では、主に荒川

          水道水の安全性とおいしさの更なる向上に向けて ~水道局環境検査職の仕事~

          臨海部と都心部を結ぶ大動脈が完成!  豊洲・溜池間の所要時間が最大で1/3に短縮‼                   ~環状第2号線(築地・新橋間)の開通による効果~

          ■はじめに 建設局では、都市の機能強化や経済活動の活性化、防災性の向上に寄与する道路ネットワークの整備を推進しており、区部においては、都心に流入する交通を分散し渋滞解消を図るため、放射・環状方向の骨格幹線道路の整備を重点的に進めています。  その一つである東京都市計画道路幹線街路環状第2号線(以下「環2」という。)のうち、築地から新橋までの本線トンネル約1.4kmが令和4年12月に開通し、臨海部と都心部を結ぶ大動脈が完成しました。  本記事では、この開通による「効果」について

          臨海部と都心部を結ぶ大動脈が完成!  豊洲・溜池間の所要時間が最大で1/3に短縮‼                   ~環状第2号線(築地・新橋間)の開通による効果~

          都営三田線におけるホームドアの更新

           東京都交通局は、都営地下鉄4線への全駅ホームドア整備を進め、公営交通事業者として先導的な役割を果たしてまいりました。その中でも三田線のホームドアは、平成12年度の設置から20年以上が経ち老朽化が進んできたこと、また、列車の車両数が6両編成から8両編成へ増加することへの対応が必要となったことから、営業中の路線では全国初となるホームドアの全面更新を計画しました。ホームドア更新整備が令和4年5月に完了しましたのでご紹介します。 1 更新工事の課題  ホームドア本体は、仕様にも

          都営三田線におけるホームドアの更新

              銭瓶町ポンプ所の再構築   ー連鎖型都市再生プロジェクトの活用ー

          ~ はじめに ~  写真のビルは、令和4年3月に竣工した「銭瓶町ビルディング」です。銭瓶町ビルディングは、東京駅北側の常盤橋街区に位置し、下水道局が土地・建物を単独所有しています。同ビルには、再構築された銭瓶町ポンプ所のほか、中部下水道事務所などが設置されています。  今回は、下水道局単独では困難であった銭瓶町ポンプ所の再構築について、「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」に参画し、民間事業者等と連携したことにより実現に至った事例を紹介します。 1 銭瓶町ポンプ所の変遷  銭

              銭瓶町ポンプ所の再構築   ー連鎖型都市再生プロジェクトの活用ー

          児童相談所の整備について~足立児童相談所改築工事~              

           児童相談所(以下、児相)は、児童福祉法に基づき、18歳未満の子供に関するあらゆる相談を受け付け、面接・家庭訪問・診断等を行い、子供に適切かつ必要な援助を行う施設です。東京都には、都立児童相談所が10か所あり、足立児童相談所は足立区を担当しています。平成28年の児童福祉法改正により、特別区も児相を設置できるようになったことから、今までに世田谷区をはじめ8区が児相を開設しています。  足立児相は、旧台東児相所管の足立区と葛飾区を分離して昭和59年に設置されました。相談受理件数は

          児童相談所の整備について~足立児童相談所改築工事~              

          水源の森を守る公務員 ~「水道水源林」で働く水道局林業職の仕事紹介~

          ■■ 東京都水道局が管理する水源の森 ―「水道水源林」  みなさんは東京の水道水がどこから来るか知っていますか?  都内に供給している水道水は、その大半が河川水を利用しており、利根川・荒川系の水が約8割、多摩川系の水が約2割となっています。では、その河川にはどこから水が流れてくるでしょうか…? そうです、森林から流れてきます。東京都水道局では、多摩川に安定して水を流し、都民の重要な水がめである小河内貯水池(奥多摩湖)の保全を図るため、多摩川上流の森林を「水道水源林」として所有

          水源の森を守る公務員 ~「水道水源林」で働く水道局林業職の仕事紹介~

          新たな地球温暖化防止計画「アースプラン2023」

           下水道事業は、安全で快適な生活環境の確保や良好な水循環の形成に必要不可欠な役割を担っていますが、下水処理には電力や燃料など大量のエネルギーを必要とし、それに伴い多くの温室効果ガスを排出しています。  下水道局では、快適な地球環境を次世代に引き継ぐため、2004年に下水道事業における地球温暖化防止計画「アースプラン2004」を策定して地球温暖化対策を本格的にスタートしました。その後、2010年と2017年に計画を改定し、レベルアップを図ってきました。  一方、気候危機が一層深

          新たな地球温暖化防止計画「アースプラン2023」

          レールを削って騒音・振動を減らす~「レール削正車」の更新について

           都営地下鉄では安全で快適な輸送サービスを維持するために、夜間に様々なメンテナンス作業を行っています。その中には、保守専門の大型車両を使った作業があります。今回は、そのような保守車両のうち、まもなく新車への置き換えが予定されている「レール削正車」について紹介します。 1 レール削正車の役割  鉄道は、鉄のレールの上を鉄の車輪が転がって走っているため、列車の運行によって、曲線を中心に波状摩耗やシェリング、きしみ割れなどのレール傷が発生します。  レール傷は、騒音・振動の発

          レールを削って騒音・振動を減らす~「レール削正車」の更新について

          日本最大級、2つのケーソンを同時沈下!水害から都民の命と暮らしを守る‼ ~城北中央公園調節池(一期)工事~

          ■はじめに  建設局では、台風や集中豪雨による水害から都民の命と暮らしを守るため、「中小河川における都の整備方針」(平成24年11月)に基づき、年超過確率1/20(区部時間最大75ミリ、多摩65ミリ)の降雨に対応することを目標として、神田川、石神井川などの中小河川において、護岸や調節池等の整備を進めています。  整備にあたっては、時間50ミリの降雨までは河道整備を基本として、それを超える降雨については、新たな調節池等で対処することとしています。  特に調節池の整備は下流側

          日本最大級、2つのケーソンを同時沈下!水害から都民の命と暮らしを守る‼ ~城北中央公園調節池(一期)工事~

          復興デジタルアーカイブの公開~関東大震災100年の取組~

           今年は1923年(大正12年)に発生した関東大震災から100年の節目の年です。東京都では、この機会を捉え、「TOKYO強靭化プロジェクト」の一環として各局で連携し、都民の防災意識向上を図っています。  東京都都市整備局では、コンテンツの制作からイベントまで、様々な取組を展開していますが、今回は、市街地整備部企画課防災調整担当が7月21日(金)に公開した「復興デジタルアーカイブ」をご紹介します。 GIS(地理情報システム) の活用 関東大震災の被害や震災後の復興など、当時の

          復興デジタルアーカイブの公開~関東大震災100年の取組~

          東京都職員Ⅰ類B(一般方式)第2回(土木、建築、機械、電気) 採用試験申込受付【8/1から8/21まで】

          Ⅰ類B(一般方式)土木、建築、機械、電気 について、10月22日(日)に2回目の試験(秋試験)を実施します。皆様からのお申込みをお待ちしております! 【申込み方法】 東京都職員採用ホームページ(https://www.saiyou2.metro.tokyo.lg.jp/)からお申込みください。 ※申込みには、「東京都職員採用試験受験者サイト」への登録が必要です。 パソコン・スマートフォン・タブレット端末からお申込みいただけます。 【申込受付期限】 8月21日(月曜日)午後

          東京都職員Ⅰ類B(一般方式)第2回(土木、建築、機械、電気) 採用試験申込受付【8/1から8/21まで】