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失われた30年の間に日本は「あそび」の無い国になってしまった ストラテラ服用日記649日目

今日は今の日本の雇用について思うことを書きます。

タイトルにある「あそび」とは遊興のことではなく、余裕とかゆとりとかの意味で、最近のビジネス用語でいうバッファの語感と近いだろうか。

あそびが無いのでリスクを冒せない。会社としてはなるべく手堅く稼ぐ必要がある。となると万能タイプの社員を採用しようという思考が働く。
また、即戦力になる社員が必要にもなる。

余裕がないと当然のことのように思われます。

なので、特に採用のところで万能型の社員を選べるようにどうするかという考え方になり、極端な会社では発達特性を持った人を排除するツールやシステムを組みこもうとするし、そういうツールを売りにしている会社も存在します。

しかし、本当にそれでいいのかという疑問が私の中に生まれます。
万能型、即戦力と目される社員、そういう方たちだけを集めても、この目まぐるしく変わる社会についていけるのか。

ダイバーシティ&インクルージョン(DI)という考え方があります。多様性のある人材とその人材を包括して採用し活用するという考え方です。
日本は未だにその考え方が受け入れられてないように思います。

女性の社会進出が遅れていると世界から指摘されているのはみなさんもご存知の通り。

世界では、DIを更に発展させて、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I,DEI)という概念が浸透してきています。
エクイティとは公正性とも訳されます。公平を重んじる日本では、公正性と言うとあまりピンとこないかもしれません。
この場合で言うと個別の状況・条件に合わせてツールやリソースを用意するということです。更に言うと、そういった合理的配慮をすることで誰もが成功する機会を与えるということにもなります。

参考URL


また、この激動に時代に生き残るためにはイノベーションが必要で、均質な社員の中では、イノベーションが起きにくいと言われています。
多様な人材を活用することでイノベーションが起こることをボストンコンサルティンググループが示しています。


早くこういった概念や事実を受けれいて、多様性のある人材確保・人材活用が進む世の中になればいいなと思います。

発達特性はイノベーションを起こす鍵だと考えています。
早く日本の企業に発達特性の活用を知ってもらって、企業価値や生産性を高めてほしいと思いますし、私もそのお手伝いができるようになっていきたいと日々努力しています。

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