サステナブルな昔のくらし【稲作編】
茨城県常陸太田市にあるTorch提携農園で、もみ殻で「燻炭(くんたん)」づくりをしました♪
寒い中じっくり時間をかけて炭になるもみ殻を眺める時間は、忙しい毎日の中でゆっくりと時間が流れ、とても贅沢なひとときでした。
春から田植え、稲刈りと体験してきましたが、お米がとれてからもサステナブル!!
昔の人の知恵ってすごいと思ったのでレポします。
そもそももみ殻ってどこの部分?
「もみ殻」ってどの部分か知っていますか?
イネの実は「もみ」、皮を「もみがら」といいます。
もみがらの中には茶色い玄米が入っています。
玄米の茶色い皮(米ぬか)をとると、ごはんとして食べている胚乳と、小さな芽と根がついた胚の部分があらわれます。
もみがらはかたく食用に適さないので、稲刈り後、脱穀の段階で取り除きます。
脱穀のようす↓
すごいぞ!燻炭の効果
燻炭は土壌改良材として使われ、効果は大きく以下の4点と言われています。
①酸性に傾いた土壌を中和する
②畑の排水性を高める
③害虫忌避効果
④消臭や雑菌を抑える
何もしなければ廃棄するだけのもみ殻。
でも、ちゃんと土に戻せばまた美味しい作物となって循環されます。
もみ殻燻炭のつくりかた
まずは、新聞紙や薪などに火をつけます。
モミガラに火が付く前に消えてしまう場合があるので多めに。
火がついたら、燻炭器をかぶせ、周りにもみ殻をかけていきます。
燻炭器はこんな感じのもの。
専用のものがあるんですね、初めて見ました!
燻炭器を取り、広げて水をかけて、完成♪
半日近くゆっくり炭化させました。
燻炭づくりの様子はこちらから↓
サステナブルな昔のくらし
今年、5月の田植えから始めました。
裸足でどろだらけになりながら稲をうえた子どもたち。
そして9月。
せっかくなので、手刈りで稲刈りをしました。
新米はもちろんとてもおいしく感動!!
現在はほとんど農機で稲刈りをしてしまいますが、そうすると藁は粉々になってしまい、残りません。
今回は手刈りしたのできれいな藁までのこすことができたので、活用!!
わら仕事に挑戦です。
藁の綯い方を教わりながら、鍋敷きとミニホウキを作りました♪
そして、もみ殻は、こうして燻炭にして土に戻して肥料に。
残ったわらも土に混ぜたり、冬の間の苗の防寒などに利用。
子供たち、学校でSDGSを学んで帰ってきます。
教科書だけの学びでなく、こうして実際に体験してまずは感じてもらうのも一歩だと考えています!
稲刈りの様子↓
稲わらでつくるしめ縄づくりワークショップお申し込みはこちら
実際に見て、感じ、考える。
をテーマに11月から開講したTorchの環境講座。
11月の様子はこちら↓
12月はこの稲わらを使ったしめ縄飾りを作ります!
日程:12月23日(土)14:00~16:00
会場:関町地域集会所(東京都練馬区関町南4-22-1)
参加費:1200円(材料費含)
※材料追加は+500円です。
対象:5歳以上の親子(小学3年生以上は子供のみで参加可)
飾りに稲穂や松、水引、松ぼっくりなどを用意してあります。
およそ1時間程度で土台部分はつくり終わる予定です。
その後は退室自由となっています。
解散時間まで飾り付けても、ご自宅で作業しても、また、飾り付けたい材料
をお持ちいただいても結構です。
結び目の部分を上にするか、横にするかでも随分印象が違います♪
オリジナルのしめ縄を楽しんでね!
今回の事業が練馬区立関町リサイクルセンターの出前事業!
講師の先生からしめ縄の由来などを聞きながら楽しく作業しましょう。
お申込みはこちらから↓
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