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(ちょい運動したい人は) プチ旅行がてらの“日帰りハーフマラソン”が一番気持ちいいよ 【東京発:月別おすすめジョギング大会リスト】

「ジョギングはじめてみたいなー」とか「時々走ってます」というくらいのビギナー初級ジョガーに、直近の“楽しめる目標”を提案します。
※画像引用元:軽井沢ハーフマラソン公式より

僕は「カラダを動かすのが気持ちいい」「健康的な生活スタイルで過ごしたい」くらいのゆるいメリットを獲得したくて、週に1、2回くらいの頻度でジョギングを継続的にやってるビギナージョガーだ。
正直タイムはどうでもいいし、そんなに練習するほどの時間もない。ただ、走りはじめると気持ちいいし、なんといっても“小さな達成感”があるので自然と続いてる。

ジョギングの一番いいのはなんといっても“風景”だ。
この素晴らしさについて、『PLANETS』編集長の宇野常寛さんが見事にあらわしている文章があるので引用してみる。

走ると電車の移動とは違って街々のつながりを読むように移動することになる。閑静な住宅街から、ごみごみした学生街へ。そしてコリアンタウンから歓楽街へ。流れを感じながらの移動は点から点への移動ではなくて、線の移動になる
(中略)
散歩は寄り道をしながら、ひとつひとつの街の中にふかく潜るように移動するのに対して、ランニングは街と街のつながり、町並みの流れをより強く意識することになる。それぞれの異なる面白さがあるのだ。

なるほどな、自分の感じていた“楽しさ”はまさにこういうことだなと合点がいく。線の移動。物語をつむぐような楽しみだ。

ただ、近所の同じ風景ばかりを繰り返しているとちょっと飽きてくる。
それで僕がはじめたのが『日帰りハーフマラソン』だ
呼び方は『プチ旅行マラソン』でもいいし『ジョグ・トラベル』でもいい。

“日帰り”がポイントだ
1泊しようとすると、予約するものも増えるし、折角ならと観光先を調べたり、結構こまごまと準備の時間を要するが、日帰りだと気軽で、マラソン大会の予約だけずいぶん前にとって、サッと行ってサッと帰ってくる。
純粋に“走りながら美しい風景を眺める”ことだけを“楽しみ”にして、普段いかない町にでかけるのである。雨が降ったら平気で行くのも辞めちゃえばいい。

あと、距離は、ハーフマラソンがちょうどいい
フルマラソンをやるには実はそれなりの訓練がいるが、フルとハーフはわけが違う。
ハーフは、週2回ペースで5-7キロくらい走れていれば、本番のコンディションさえよければ、当日、地道にコツコツ走れば、走りきれる。もし疲れて走れなくなったら、バスにでも乗って帰ればいいし。

というわけで、『ハーフマラソン・日帰りぷちトラベル』をおすすめします。
目標ができて、走る習慣もできます。
そこで今回は、
東京出発「日帰りできる距離で、参加できる大会リスト(12ヶ月分)」をまとめました。
2018年に実際に僕が参加した大会なので、走った感想をかるく付記しました。

(※情報は2018年時点のもの。2019年以降の開催可否/開催時期などの情報確認/更新はありません)

★★★★★★★★

◆5月 
軽井沢ハーフマラソン

僕は一番好きな大会で、ハーフマラソンの初挑戦にもおすすめ。季節がらの気候もよくて木漏れ日も綺麗だし、アップダウンがほとんどなくて走りやすい。
東京から軽井沢まで新幹線で1時間ちょっと。駅降りたら会場まですぐだし、終わったあとはショッピングモールの広場でのんびり。

◆6月 
南魚沼グルメマラソン

スタート地点までは駅から少し歩くんだけど、会場はすごくにぎやかでイベント盛り沢山。地元の人が子ども連れてテントあちこち張ってたり。音楽ライブがあったり。
走り終えたあとはコシヒカリ無料サービスがおいしい。

◆7月
葛西臨海公園ナイトハーフマラソン

7月になるともう暑くて暑くてまともに走れなくなってくるので、近場のナイトラン。たまには海の夜景を。
走り終えてもまだ21時前で、一杯飲んで帰るとちょうどいい。

◆8月
伊達ももの里マラソン(福島県伊達市)

これだけハーフじゃなくて10キロの大会です。8月はハーフマラソンの大会がすごく少なくて、それはやっぱり熱中症とかの事故率の危険性が高まるからなんだろうなと仮説してる。天気を見て、前日に大会の開始時刻が早まったりします。
炎天下に気をつけて。

◆9月
越後湯沢秋桜ハーフマラソン

このコースは、序盤の10キロほどが坂のアップダウンでハードだった印象。でも大自然。山登り。少し脚力に自信がついてからのほうがいいかも。

◆10月
手賀沼エコマラソン(千葉県柏市)

湖の周りを走るので、視界が抜けてて明るい。その昔に手賀沼は元祖避暑地のような土地だったそうで、そう言われてみると奥日光中禅寺湖の湖畔の雰囲気がある感じもする。大会は千代田線/常磐線一本で意外と行きやすい。

◆11月
成田POPラン大会(千葉県成田市)

コースの途中、11月の殺風景な田んぼだらけで飽きる場面もあるが、平地で走りやすいし、なんといっても大会のついでに近くにある成田山新勝寺にサッと観光できるのも良い。大きなお寺で季節も良い。表参道でビール飲みながら団子食べたり。

◆12月
加須市こいのぼりマラソン大会(埼玉県加須市)

地元密着型の大会の印象で、とにかく近隣の学生が学校行事の一環のようでたくさん参加してた。豚汁のサービスがあってホカホカ。
駅からはちょっと歩くが、電車は一本。

◆1月
ランニングフェスタin国営昭和記念公園(東京都立川市)

年明け早々から開催してくれている大会。昭和記念公園は小綺麗に手入れされた公園で、エリアによって風景がころころ変わる特徴があり、周回コースなんだけど飽きずに走りきれる。この公園ではマラソン大会がけっこう頻繁にひらかれているみたい。

◆2月
東京ベイ浦安シティマラソン

ディズニーリゾートのまわりをぐるりと回れるコース。街路樹として、ヤシの木がずらーっと生えてたり、ホテル群が綺麗に立ち並んでいたり、まるで南国のリゾート地を走ってる疑似体験もできる楽しさがある。京葉線で数十分と身近なリゾート。

◆3月
かつしかふれあいRUNフェスタ

河川敷って風景がそんなに変わらないから、あんまり自分から好んでは大会エントリーはしないんだが、年に1つ選ぶとしたら、アットホームなこの大会がいいかも。ちょうどいい距離感にスカイツリーが見えて美しい。


以上。
マラソン大会の予約は2ヶ月以上前に締め切る大会も多いので、事前のプランニングが大切です。「えいっ」って決めて、早めに予約だけしておくのが理想です。



コツコツ書き続けるので、サポートいただけたらがんばれます。