酒に溺れて眠りにつく

初めまして。 哲学をかじっている文学部の一学生です。 日々のエッセイとか旅のことと…

酒に溺れて眠りにつく

初めまして。 哲学をかじっている文学部の一学生です。 日々のエッセイとか旅のこととかを記しています。

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美しい揚羽蝶ももとは醜い芋虫

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さよなら2021

さよなら2021年 酸いも甘いも味わった2021年が終わろうとしている 自分にとってこの年は一体何だったんだろう  さよならって普段使わないよね。別れの挨拶はお疲れ様を…

2021.12.11

 街がこんなに人で溢れるって正直あと10年来ないんじゃないって思ってた。12月って確かにこれが普通だったのに、この普通が受け容れられない自分がいる。  夏は時代が違…

電車の匂い

電車っていつから匂いしなくなったんだろう。 地下鉄も昔は匂いがあったのに気づけば匂いが無くなった。 20年前、まだ幼稚園に通っていた頃はよく電車の機械の匂いがした…

生きるために死を見る その1

 自分の文章なんて、便所の落書きなんだよね。落書きに価値はないけど、何か引っかかるものがある。骨董市で見つけるお宝みたいな感じで。  死ぬって思ってて、死なない…

自分のためのトリセツ

 バイトで腹立ちすぎて一斗缶を蹴り上げた。  もう辞めるのに、分かってる。分かってる。分かってるのに、腹が立って思わず蹴り上げる。

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東京ドリーム

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21.5.6

 サディスティックな曲とは自分にとってカンフル剤であり、自分を支える骨組みになりつつあり。自分は単なる張りぼてなのかっていうことなのか。でもパスカルはこういった…

21.5.1

自分が書く文章ってどんな印象があるのか。自分が書きたいからよりも、自分の手が勝手に動くって言った方がニュアンスは正しい。勝手に打ち込まれるって言ったほうがいい。…

Tokyo 2021

 自分の言葉って何となく安っぽい。量をこなすほかこの安っぽさは解消されないのかもしれない。そう、小説家のように多彩な感情をパズルのピースの如く嵌めていくことは自…

終わりと言う名の始まり

 終わりって寂しいもの?それとも悲しいもの?どう受け止める?

Ich möchte gerne glauben, dass Tokio ein Spiegel ist, der die Zukunft widerspiegelt.

 東京は未来を映す鏡だと信じていたいと、昨晩夜の東京を歩きながらふと思った。夜の東京は華やかで、しかしどことなく退色した風景が広がる。別に東京じゃなくても街とは…

Ich steige die Treppe des Erwachsenseins hinauf.

「大人の階段を登る」  バイトが終わったら急いで旅支度をする。リュックにラップトップとか詰めて家を出る。  そして横浜からバスに乗った。久しぶりに夜行バスに乗る…

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Die Verleugnung der Philosophie ist der Tod.

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Die Verleugnung der Philosophie ist der Tod.

自分は哲学をする。哲学は何かを切り拓くものだと思っている。きっとそれはあっているけど、間違ってもいるのであろう。でも今の世の中を見ると哲学は必要だと思うし、もっ…

Kultur ist menschliches Leben.

 哲学をやる理由は単純に考えることが好きだからということだ。昔哲学科の学生は自殺率が高いと親に言われたことがある。哲学を学んだ人と自殺率との相関がなんぼかデータ…

美しい揚羽蝶ももとは醜い芋虫

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さよなら2021

さよなら2021年 酸いも甘いも味わった2021年が終わろうとしている 自分にとってこの年は一体何だったんだろう  さよならって普段使わないよね。別れの挨拶はお疲れ様を使うのが当たり前だしね。それに気にする人って一体どれくらいいるのか。気にしてもしょうがないような愚問やなって凄く思う。  さよならってせいぜい小学校までじゃね。子供っぽい感じがある。大人になるとお疲れ様が1つの決まり文句な気がした。  さよならって子供が使うやつじゃんって思ってたけど、さよならって恋人

2021.12.11

 街がこんなに人で溢れるって正直あと10年来ないんじゃないって思ってた。12月って確かにこれが普通だったのに、この普通が受け容れられない自分がいる。  夏は時代が違うのか、世界が違うのか。自分でもよく分からない。静かにオリンピックは始まって終わった。目と鼻の先で競技が行われてたのがあまりにも信じることができない。8月はある意味死と隣り合わせだった。  気づけば2021年も終わろうとする。こんなにも歳を重ねるのは早いのかとかと驚嘆してしまう。気づけば20代もすでに半分を折り

電車の匂い

電車っていつから匂いしなくなったんだろう。 地下鉄も昔は匂いがあったのに気づけば匂いが無くなった。 20年前、まだ幼稚園に通っていた頃はよく電車の機械の匂いがした。 ふと電車に乗ってたら急ブレーキをかけて止まった。 そしたら久しぶりに電車の匂いを嗅いだ。 窓から匂いが流れた。 電車の匂いとは制動子が削れる匂いだった。 20年振りの再会と20年の疑問が解けた。

生きるために死を見る その1

 自分の文章なんて、便所の落書きなんだよね。落書きに価値はないけど、何か引っかかるものがある。骨董市で見つけるお宝みたいな感じで。  死ぬって思ってて、死なないのに、なんで明日もあるって思うと死ぬんだろう。それが不思議なんだよね。死ぬって思ったこと多少はあるけど、死ななかった。いや、死ぬって思ったから生きたいって思ったんよ。  何で人は明日が来るって想うんだろう。来週のライブが楽しみとか、1か月後のクリスマスまでに彼女作ろうとか、なんでそんな楽しみに思うんだろう。明日って

自分のためのトリセツ

 バイトで腹立ちすぎて一斗缶を蹴り上げた。  もう辞めるのに、分かってる。分かってる。分かってるのに、腹が立って思わず蹴り上げる。

東京ドリーム

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21.5.6

 サディスティックな曲とは自分にとってカンフル剤であり、自分を支える骨組みになりつつあり。自分は単なる張りぼてなのかっていうことなのか。でもパスカルはこういった。「人間は考える葦だ」と。別にそれを自分の自身の無さを正当化するものではない。でも、何か寒気というか悪寒というか将又吐気いうか、そんな気持ち悪さを自分は纏っている。  夜の新宿ってあんなに暗いのかって思いながら新宿を後にする。あの暗闇に何の力があるのか。それは分からない。しかし暗くして何かを成果が得られるのか。1つの

21.5.1

自分が書く文章ってどんな印象があるのか。自分が書きたいからよりも、自分の手が勝手に動くって言った方がニュアンスは正しい。勝手に打ち込まれるって言ったほうがいい。 別に綺麗な文章は書かない。スパッと切れるような文章を書くって何となく決めている。個人的な好みの問題。せめてこういう風に生きたい、こういう人間になりたいというのを文章で演技してるだけのかもしれない。   感情で生きるって別に悪いことじゃないと思ってる。活かすも殺すも自分次第。ならば活かした方が良くねって思った。そうな

Tokyo 2021

 自分の言葉って何となく安っぽい。量をこなすほかこの安っぽさは解消されないのかもしれない。そう、小説家のように多彩な感情をパズルのピースの如く嵌めていくことは自分にはまだまだできない。安っぽさに自分は我慢しなければならない。といってもまた筆を持たなくなる。筆といっても単にキーボードを叩いているだけ。情報もだいぶ簡潔した形に変化した。これから文字も溶けていくのだろうか。映像で表現できれば確かに文字の役割は減っていくのだろう。  気づけば2021年になって、春も目前になってきた

終わりと言う名の始まり

 終わりって寂しいもの?それとも悲しいもの?どう受け止める?

Ich möchte gerne glauben, dass Tokio ein Spiegel ist, der die Zukunft widerspiegelt.

 東京は未来を映す鏡だと信じていたいと、昨晩夜の東京を歩きながらふと思った。夜の東京は華やかで、しかしどことなく退色した風景が広がる。別に東京じゃなくても街とは1人1人の営みが織りなすものだと思っている。だからこそ人に活気がなくなればおのずと街も息が弱くなってしまう。この先どうなるかなんて自分が知る由もない。自分ができることは微々たるものだとは知っている。しかしその力が少しでも結合されれば少しでも未来は変化を起こすのかもしれない。  そもそも東京に泊まろうと思ったのはホテル

Ich steige die Treppe des Erwachsenseins hinauf.

「大人の階段を登る」  バイトが終わったら急いで旅支度をする。リュックにラップトップとか詰めて家を出る。  そして横浜からバスに乗った。久しぶりに夜行バスに乗る。以前のような活気はなく、どことなくバスターミナルは物静かな雰囲気を醸し出す。バスとは安く移動できるからよく使ってたけど、3月になってからしばらく乗っていなかった。夏はよく自転車で旅をしてたし、新幹線も度々使ってた。  ホテルを安く予約できるアプリがあったおかげもあって、旅の幅が広がった。ゲストハウスよりもホテルを選

Die Verleugnung der Philosophie ist der Tod.

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Die Verleugnung der Philosophie ist der Tod.

自分は哲学をする。哲学は何かを切り拓くものだと思っている。きっとそれはあっているけど、間違ってもいるのであろう。でも今の世の中を見ると哲学は必要だと思うし、もっと哲学が社会を牽引する役割を果たすべきだと思う。  「声なき声」をいかに声に変換するのか、それは哲学の役割でもある。何か肌に違和感がある。メディアが言うことがどうも信用できなくなっている現在だからこそ、何が真実なのかを見抜く力を哲学によって養ってくれる。  難しい本を読んで自己満足するってある意味贅沢なことなのだろう

Kultur ist menschliches Leben.

 哲学をやる理由は単純に考えることが好きだからということだ。昔哲学科の学生は自殺率が高いと親に言われたことがある。哲学を学んだ人と自殺率との相関がなんぼかデータがないので何とも言えないが、ググると京大哲学科の自殺率に言及があった。でも一般的に哲学を学ぶ→自死に駆り立てられるという流れは難しいのではないだろうか。今からの時代は哲学をやる人が生き残るとよく言われる。そんな言葉が出る時点でもう終わりだよなってふと思う。  「役に立つ」学問とは何なのか。という問いがある。要するに金