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「いま自分はグルテンが食べれるか?」問題

リーキーガットは治したが

僕は、23/02月の遅延性フードアレルギー検査で、リーキーガット症候群は陰性であることが判明しました。

ですが、どのくらいの頻度で小麦(グルテン)を食べれるか?
について確信が持てませんでした。
(※グルテンは多くの人にリーキーガット症候群を引き起こす物質です。)

そもそも毎日パンやラーメン食べても健康な人はいるんだけど、なぜだろう?
ということを考えて、消化酵素の問題に行き当たりました。

グルテンはタンパク質で、タンパク質はアミノ酸の集合体です。
タンパク質は主に胃で消化されます。(ってなんか中学か高校で習った気がする、で十分です。)

そこから、
グルテンが腸にダメージを与える = 胃の中で十分に消化(分解)されていない?

という発想は自然に出ると思います。

タンパク質を消化する酵素は基本的にペプシンというやつです。ググればすぐ出ます。

が、グルテンは植物由来なので違うんじゃないか?と思い、どんな酵素で分解されるのか検索してみました。

そうしたら案の定、「DPP4」という別の酵素が働いていることが分かりました。
(よく糖尿病の薬で抑制されるやつです。)

何らかの理由でこいつの働きが阻害されていたら安心して小麦を食べられません。

対処療法としての消化酵素

自身の状況は、分かっているだけで腸管内のカンジダ菌の残存(可能性)と重金属の蓄積があります。

それらをキーワードに、DPP4との関係をググると、ものの15分程度で求めていた情報に行き当たりました。

答えは、カンジダ菌と水銀はどちらもDPP4の生産を邪魔する、でした。

つまり、現状できる限り食べないのが正解です。

治療完了まで完全に小麦を断ってもいいのですが、僕はどうしてもラーメンが食べたいので、統合医療(オーソモレキュラー)の主治医に頓服用のDPP4って存在するのか尋ねました。

消化酵素はサプリとして売られています。
このへんはメガビタミン療法系のサプリオタクなら常識です。
(サプリオタクと友達になる、というのも情報収集のやり方です。)

そして、頓服用のグルテン・カゼイン専用消化酵素ミックスを出してもらい、対処療法として一件落着しました。

けっこうお高いのですが、頓服なのでラーメン一杯が約180円値上がりする計算です。

毎日食べるわけじゃないしまぁいいや、くらいです。

困りごとベースで自分で調べ、仮説を立てた上で専門家に聞く。

はい、これが一番です。

グルテンの害を厳密に調べる方法

グルテン・カゼインといったタンパク質はアミノ酸に分解される前に「ペプチド」という状態を経ます。

タンパク質:アミノ酸が数万個単位で合体した物質、ほぼ無限に種類がある
ペプチド:アミノ酸5~10個程度が合体している状態

グルテンやカゼインが原因でリーキーガット症候群になった場合、血中にこれらのペプチド(グリアドルフィン、カソモルフィン)が侵入します。

これらのペプチドはモルヒネと分子の構造が似ているので、中毒性や依存性があります。

麺類がやめられない人ってたまに見かけますが、高確率でこの状態になっています。

厳密に確かめたい場合は血中のペプチドの量を検査で調べてもいいと思います。数字は嘘をつきません。


専門家に裏を取るのが鉄板

とはいえ、知識に自信がない人は専門家に聞きに行くのが一番です。

主治医がいなくても、初回無料相談をしてる医師や、いっそ研究者にアポを取って聞く、という手があります。

大学の先生は、初対面の素人に意外と時間を割いてくれることが多いです。

ベストセラー本とかで売れてる人は難しいですが、自分の研究分野に興味を持つ一般人がいると嬉しいのだと思います。

ただし実際に話す時は、必要に思われる最低限の知識(ググればすぐ出るようなもの)は仕入れてからにしましょう。

そして、臨床医以外には一般論として尋ねましょう。

自分の症状について診断っぽいものを求めると相手は責任を負わざるを得なくなり、気軽に答えてくれなくなります。

その点だけ注意をしましょう。

頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。